ハウスウェルネスフーズ
ハウスウェルネスフーズ株式会社は、日本の健康食品・飲料メーカーである。ハウス食品グループ本社の完全子会社。本社は兵庫県伊丹市に所在する。
ハウスウェルネスフーズ本社 (2018年10月撮影) | |
市場情報 | 株式会社 |
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略称 | ハウスWF |
本社所在地 |
日本 〒664-0011 兵庫県伊丹市鋳物師3丁目20番地 |
設立 | 2006年4月3日 |
業種 | 食料品 |
法人番号 | 5140001080460 |
事業内容 | 食品製造加工ならびに販売、その他 |
代表者 | 代表取締役社長 倉田千裕 |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 423名(2020年3月31日現在) |
主要株主 | ハウス食品グループ本社株式会社 100% |
外部リンク |
www |
特記事項:2006年、武田薬品工業の食品部門(武田食品工業。うま味調味料部門を除く)の事業継承会社として設立。 |
本項では、前身の武田食品工業株式会社(たけだしょくひんこうぎょう)についても解説する。
略歴・概要
- 1957年11月18日に武田薬品工業株式会社の食品部門子会社として「武田食品工業株式会社」が設立される。(かつての本社は大阪市)
- 社章は武田薬品本体と同じウロコマークだが、武田薬品がウロコマークが赤、取り囲む色が白に対しウロコマークが白、それを取り囲む色が赤と反転した物を用いていた。一般にはTAKEDAFOODのブランド名で知られた。
- 当初はうま味調味料・いの一番と清涼飲料水・プラッシーを製造し、全国の米穀店などで販売していた。
- 1984年に武田薬品より営業移管を受けてコンビニエンスストアやスーパーマーケットなどの食品売り場に展開され、製販一貫体制が確立される。
- 1990年から「C1000」シリーズ3品を販売開始。その後、1991年に「ビタミンレモン」、「レモンウォーター」などを発売し、「タケダ」ブランドを確立、ビタミンC配合食品のロングセラーブランドとなった。
- その後、武田薬品はリストラの一環として、2002年4月1日の調味料(いの一番・だし本番等)事業を麒麟麦酒株式会社(当時。現:キリンホールディングス株式会社)との合弁で設立した新会社「武田キリン食品株式会社」(後のキリンフードテック株式会社→キリン協和フーズ株式会社→MCフードスペシャリティーズ株式会社→三菱商事ライフサイエンス株式会社)に移譲したのに続き、2005年12月26日、武田食品工業の事業を2006年にハウス食品株式会社と武田薬品の合弁による新会社へ移行し、設立から18ヵ月後の2007年内を目処にハウス食品が新会社を完全子会社化することを発表した。
- 武田食品工業の売却について、ネスレグループやロッテなど複数の食品メーカーも買収の名乗りを上げていた。中でも、ロッテは最終交渉段階まで話を進めていた。
- しかし、ハウス食品の提示金額が300億円と最も高額であったこと、武田食品工業の本社のある伊丹市とハウス食品が本社を置く東大阪市とが距離的に近く、従業員の転居の負担が小さいことから、武田サイドは売却先にハウスを選択した。
- また、ハウスはウコンの力など健康食品事業を重視しており、武田食品工業が培った事業が主力事業として活かされると、長谷川閑史武田薬品工業社長(当時)は述べている。当時、ヘッジファンドのスティール・パートナーズはハウス食品の株式の7.1%を保有しており、ハウスの持つ550億円の余剰資金を企業価値を高めるために使うよう後押ししたとみられている[1]
- 2006年4月3日に合弁新会社「ハウスウェルネスフーズ株式会社」を設立し、武田食品工業の事業を引き継いだ。
- これと同時に、看板商品である「C1000タケダ」は「C1000」と呼ばれるようになった。そして2007年10月1日、ハウス食品(旧会社、現:ハウス食品グループ本社)が武田薬品保有分のハウスウェルネスフーズ株を全て譲り受け完全子会社化し、武田薬品は食品事業から完全に撤退した。
- 2008年には、ハウスウェルネスフーズとしてはじめてのC1000シリーズの大型新商品「C1000 1日分のビタミン」を発売。
- 2009年4月より同社の主力商品である「C1000」は、「げんき」+「きいろ」の造語による「げんきいろプロジェクト」と題し、『C1000でみんなの元気をつなぐ』が合言葉の、新たなプロモーション活動を開始した。
- 2010年8月18日には「げんきいろプロジェクト」の一環のWebキャンペーンとして、漫画家の今日マチ子がTwitterサポーターのツイートから着想を得て執筆し、Webコミックを連載するという「きいろいきもち」を開始した。東京デザイン専門学校、ファッション雑誌のan・anとのタイアップも展開。
- 2013年10月1日にハウス食品は持株会社体制に移行し、ハウスウェルネスフーズはハウス食品グループ本社の子会社となった。[2]。
現在販売されている主要製品
※★は武田食品工業時代から発売されている商品。☆はハウス食品から発売を継承した商品。
過去に販売されていた主要製品
武田薬品工業時代に発売を終了した商品に関しては、武田薬品工業を参照。
武田食品工業時代に販売を終了した商品
- タケダスポーツドリンク
- タケダビタミンドリンク
- ダイエット茶
- ベタープラス(C1000シリーズの姉妹商品であった) - 「Supplement」は本シリーズより独立
- シーアップタケダ(C1000シリーズの姉妹商品であった)
- ビタミンCの水 レモンウォーター - 「C1000タケダ ビタミンCの水」へ継承
- サプリメントドリンクシリーズ
- ミニドリンクシリーズ - 「生ローヤルゼリー500ドリンク」は現法人に移行後、内容量、容器等を一新し「生ローヤルゼリー1000ドリンク」としてリニューアルしシリーズより独立
- 源滋
- C1000シリーズ
- Ca&Mg
- せんい&オリゴ
- Fe
- ビタミンCの水 - 「レモンウォーター」発売後も暫く併売されていたが、左記商品へ機能統合
- タケダの浅漬の素
- ノンオイルマヨネーズ
- だし本番
- 味一番 - 味を調える卓上調味料
- タケシオ - 調味塩
- ウィニング炭焼コーヒー
ハウスウェルネスフーズに移行してから販売を終了した商品
- C1000シリーズ
- ビタミン&Ca(-アンドカルシウム)
- ビタミン&Fe(-アンドエフイー)
- リフレッシュ(レモン&ライム)
- 新玄 ごはんでファイト(栄養強化米)
- 生ローヤルゼリー1000ドリンク
- 生ローヤルゼリー1000
- 生ローヤルゼリー滋養ドリンク
- 生ローヤルゼリー500ドリンク
- 美らっくす アップルコラーゲン
- うるおい美率☆
- うるおい習慣
- ニンニクの力☆
- サムライド(エナジードリンク)
- だし亭〈顆粒〉(かつお風味)★
- 黒酢滋養ドリンク
- ウィニング 炭焼き微糖★(缶コーヒー)
- プラッシー★
歴代CMキャラクター
C1000
ネルノダ
ウコンの力
メガシャキ
新玄ごはんでファイト
一日分のビタミン
過去
※は旧武田食品のCMでの出演
C1000タケダ → C1000
ウコンの力・ニンニクの力
うるおい習慣
Supplement
- 飯島直子※
一日分のビタミン
新玄
スポンサー提供番組
テレビ
すべて当初は武田薬品をはじめとする武田グループとして、新会社移行後はハウス食品のサブスポンサー扱いとしての提供。
- スーパーモーニング → 情報満載ライブショー モーニングバード!(8時台、ローカル枠)
- さんまのからくりTV → さんまのSUPERからくりTV(ここまで武田食品時代)→ ブロードキャスター(ここからハウスウェルネスフーズ時代)→情報7daysニュースキャスター → EXH〜EXILE HOUSE〜(すべて過去)
- サンテレビボックス席(過去)
- 世界名作劇場(BSフジ放映時代、過去)
- NTV紅白歌のベストテン(過去)
ラジオ
脚注
- 「ハウスがロッテに競り勝った武田・飲料事業買収の真相」『週刊ダイヤモンド』、ダイヤモンド社、2006年1月21日、18頁。
- (pdf)『持株会社体制移行に伴う会社分割ならびに定款変更(商号・事業目的の変更等)に関するお知らせ』(プレスリリース)ハウス食品、2013年5月8日 。2013年7月12日閲覧。
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