橋岡優輝
橋岡 優輝(はしおか ゆうき、1999年1月23日 - )は、埼玉県浦和市出身の陸上競技選手。専門は跳躍競技。走幅跳の世界ジュニア陸上競技選手権大会、アジア陸上競技選手権大会、ユニバーシアード金メダリスト。同種目では日本歴代2位となる8m36を記録している。また、サッカー選手の橋岡大樹 、橋岡和樹は従兄弟。
| |||||||||||||||||||||||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
選手情報 | |||||||||||||||||||||||||||
フルネーム | はしおか ゆうき | ||||||||||||||||||||||||||
ラテン文字 | Yuki Hashioka | ||||||||||||||||||||||||||
国籍 | 日本 | ||||||||||||||||||||||||||
競技 | 陸上競技 | ||||||||||||||||||||||||||
種目 | 走幅跳 | ||||||||||||||||||||||||||
所属 | 富士通 | ||||||||||||||||||||||||||
大学 | 日本大学 | ||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1999年1月23日(24歳) | ||||||||||||||||||||||||||
出身地 | 埼玉県浦和市(現・さいたま市) | ||||||||||||||||||||||||||
居住地 | 東京都 | ||||||||||||||||||||||||||
身長 | 183cm[1] | ||||||||||||||||||||||||||
体重 | 76kg[1] | ||||||||||||||||||||||||||
コーチ |
森長正樹 渡辺大輔 | ||||||||||||||||||||||||||
成績 | |||||||||||||||||||||||||||
オリンピック | 走幅跳:6位(2021年) | ||||||||||||||||||||||||||
世界選手権 | 走幅跳:8位(2019年) | ||||||||||||||||||||||||||
地域大会決勝 | 走幅跳:4位(2018年) | ||||||||||||||||||||||||||
国内大会決勝 |
日本選手権 走幅跳:優勝(2017年・2018年・2019年・2022年) | ||||||||||||||||||||||||||
最高世界ランク | 3位(2022年6月17日現在) | ||||||||||||||||||||||||||
自己ベスト | |||||||||||||||||||||||||||
走幅跳 | 8m36(2021年) | ||||||||||||||||||||||||||
| |||||||||||||||||||||||||||
編集 |
経歴
埼玉県浦和市(現さいたま市)出身、さいたま市立高砂小学校、さいたま市立岸中学校、八王子学園八王子高等学校、日本大学スポーツ科学部卒業、富士通所属。
父母共に元陸上選手のサラブレッドである[1]。父の利行は日本選手権で7度優勝した棒高跳の元日本記録保持者であり、母の直美(城島直美)も走幅跳と三段跳と100mハードルの元中学記録保持者である。
さいたま市立岸中学校で陸上を始め[1]、私立八王子学園八王子高校で走り幅跳びに転向、高校生歴代10傑となる7m70(+1.4)の好記録を出して脚光を浴びた[1]。
日本選手権では3連覇を果たしている。
2019年の世界陸上ドーハ大会では7m97(-0.2)を記録して8位になり、日本人史上初の世界陸上入賞を果たした。
2021年の東京オリンピックの陸上競技男子走り幅跳び予選では、1本目に8m17を跳び、決勝進出条件の8m15を超えたことで同種目で37年ぶりとなる日本選手の決勝進出を果たした[2]。決勝では2本目で7m95を跳んで上位8人に入って入賞を確定させた。最終6本目では8m10の跳躍を見せて6位に入り、37年ぶりの日本選手入賞を果たした[3]。
2022年6月12日、ヤンマースタジアム長居で行われた日本選手権の男子走幅跳で、2本目に8m27(+1.4)を記録し、同年7月に米オレゴン州で行われる世界選手権の代表に内定した[4]。
オレゴン州で行われた世界選手権では、予選で8m18の全体1位となる跳躍を見せて、決勝に駒を進めた。しかし、決勝では7m86の跳躍に留まり、10位に終わった[5]。
記録
種目 | 記録 | 風速 | 開催場所 | 年月日 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
100m | 10秒53 | +0.6 | 日本 東京都世田谷区 | 2020年4月4日 | |
10秒44 | +3.1 | 日本 東京都世田谷区 | 2022年4月9日 | 追い風参考記録 | |
200m | 21秒72 | +1.9 | 日本 東京都世田谷区 | 2020年4月4日 | |
走幅跳 | 8m36 | +0.6 | 日本 大阪府大阪市 | 2021年6月27日 | 日本歴代2位 |
人柄
ベルギー・ファースト・ディビジョンA・シント=トロイデンの橋岡大樹と関東サッカーリーグ2部・エリース東京FCの橋岡和樹は従兄弟である[1]。
叔母(母の妹)の城島良子は100mハードル経験者で、その夫の渡辺大輔はシドニーオリンピックの男子走幅跳代表選手。また、叔母(父の弟の妻)の笹川深雪は200m走経験者である[6]。
脚注
- “いとこ同士の陸上&サッカー新星。橋岡優輝と大樹、夢は共に東京五輪。(矢内由美子)”. Number Web - ナンバー. 2018年12月24日閲覧。
- “男子走り幅跳びの橋岡優輝、8メートル17で決勝進出…城山正太郎と津波響樹は敗退”. 読売新聞 2021年7月31日閲覧。
- “男子走り幅跳び 橋岡優輝は6位 日本勢85年ぶり表彰台にあと一歩も37年ぶり入賞”. Sponichi Annex. (2021年8月2日) 2021年8月2日閲覧。
- “【陸上】走り幅跳び橋岡優輝8m27「決められて良かった」世界選手権代表に内定”. 日刊スポーツ. (2022年6月12日) 2022年6月12日閲覧。
- “【世界陸上】橋岡優輝、7m86で無念10位、4回目以降に進めず 男子走り幅跳び”. 日刊スポーツ (2022年7月17日). 2022年7月24日閲覧。
- “橋岡優輝:両親とも元日本記録保持者。「陸上サラブレッド」はU20世界選手権の走幅跳で日本人初の世界一に”. OLYMPIC CHANNEL (2019年2月27日). 2020年3月4日閲覧。
- ~オリンピック・パラリンピックを目指すアスリートを応援~【東京アスリート認定選手・インタビュー】
- 【日本選手権】男子走幅跳 1位 橋岡 優輝(日本大・東京)コメント
- 8mジャンパー橋岡優輝「記録出す」/継承者たち
- 走り幅跳び 18歳のホープ橋岡、誤測定で幻の日本新
- セイコーゴールデングランプリ陸上2017 RESULTS Men
- 男子(M)/走幅跳 リザルト
- 橋岡 優輝
- 橋岡優輝選手の欠場について - 日本学生陸上競技連合
- 桐生祥秀、10秒24で3度目V 橋岡優輝ら大会新、学生陸上
- 男子 走幅跳 決勝
- U20世界陸上競技選手権大会(2016/ビドゴシチ)日本選手リザルト
- 記録と数字で楽しむ日本選手権男子フィールド編
- 東京オリンピックパラリンピック準備局
- 橋岡優輝 Yuki Hashioka@th2318
- 橋岡、8メートル超えで自信「感触はつかめてきている」/陸上
- 第1回/ダイヤモンドアスリート】橋岡優輝選手インタビュー
- 男子(M)/走幅跳
- 走り幅跳び橋岡優輝が参考記録ながら8m30マーク
- 走幅跳・橋岡優輝「世界のレベルが見えてきた」──特集「躍動する夏のアスリート, GQ Japan[1]
外部リンク
- 橋岡優輝 - ワールドアスレティックスのプロフィール(英語)
- 橋岡優輝 Yuki Hashioka (@th2318) - Twitter
- Yuki Hashioka (@h_yuki123) - Instagram