日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会
日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会(にほんクラブユースせんしゅけんアンダー18たいかい)は、1977年から開催されている高校生年代のクラブユースチームのサッカー大会である。
日本クラブユースサッカー選手権 (U-18)大会 | |
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開始年 | 1977年 |
主催 | 下記参照 |
参加チーム数 | 24 |
加盟国 | 日本 |
前回優勝 | セレッソ大阪U-18(3回目) |
最多優勝 | 東京ヴェルディユース(14回) |
概要
高校生年代のクラブユースチームの日本一を決定する大会である。同年代の大会としては他に高円宮杯U-18サッカーリーグ、Jリーグユース選手権大会がある。
毎年7月末から8月上旬にかけて開催される。1997年以降は福島県のJヴィレッジで行われ、2006年以降は予選リーグ・準々決勝はJヴィレッジで、準決勝・決勝はニッパツ三ツ沢球技場で行われるようになった。2011年以降は予選リーグ・ラウンド16・準々決勝は群馬県、準決勝以降はニッパツ三ツ沢球技場で開催されている。
大会名称は第1回は「第1回ユースリーグ」、第2回から第6回は「全国クラブユースサッカー選手権大会」、第7回から第20回は「全日本クラブユースサッカー選手権大会」、第21回以降は「日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会」となっている。
主催・主管団体
- 主催:公益財団法人日本サッカー協会[1]、一般財団法人日本クラブユースサッカー連盟[1]
- 主管:関東クラブユースサッカー連盟[1]、一般社団法人群馬県サッカー協会[1]、一般社団法人神奈川県サッカー協会、一般社団法人 横浜サッカー協会[1]
- 協賛:株式会社ナイキジャパン[1]
開催方式
グループリーグ
- 24チームが4チーム×6グループに分かれ、総当たり戦で行う。
- 勝利=3、引分=1、敗戦=0の勝点が与えられる。
- グループ内の順位は 1.勝点、2.得失点差、3.総得点、4.当該チーム間の対戦成績、5.抽選 の優先順位で決せられる。
- グループ間の順位は 1.勝点、2.得失点差、3.総得点、4.抽選 の優先順位で決せられる。
- 2012年大会より、各グループ上位2位までの12チームと各グループ3位の成績上位4チームの16チームが決勝トーナメントに進出することに変更になった。
- 試合時間は80分(40分ハーフ)。
決勝トーナメント
- 決勝トーナメントは16チームによるトーナメント戦で行われる。
- 試合時間は90分(45分ハーフ)。同点の場合は20分(10分ハーフ)の延長戦を行う。同点の場合はPK戦により勝敗を決める。
特典
2010年までは、本大会の決勝進出チーム2チームは高円宮杯への出場権が与えられた。該当チームが既にプリンスリーグで出場権を得ている場合には、所属地域の次順位が繰り上がって出場権を獲得する。
2011年より高円宮杯U-18サッカーリーグが創設されたため、この特典は事実上消滅した。
結果
チーム別成績
チーム名 | 優 | 準 | 優勝年度 | 準優勝年度 |
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東京ヴェルディユース | 14 | 3 | 1979,1980,1981,1985,1986,1988,1989,1990,1991,1992, 1993,2005,2010,2011 | 1977,1978,2006 |
横浜F・マリノスユース | 6 | 4 | 1987,1994,1995,2000,2013,2015 | 1996,2005,2012,2022 |
FC東京U-18 | 4 | 3 | 2001,2008,2016,2017 | 2009,2014,2020 |
三菱養和SCユース | 3 | 7 | 1980,1983,2014 | 1981,1982,1986,1987,1988,1989,1993 |
ガンバ大阪ユース | 3 | 2 | 1998,2006,2007 | 1992,1995 |
セレッソ大阪U-18 | 3 | 1 | 1996,2009,2022 | 1994 |
枚方FC | 2 | 2 | 1977,1984 | 1985,1991 |
サンフレッチェ広島ユース | 2 | 1 | 2003,2004 | 2013 |
清水エスパルスユース | 2 | 1 | 2002,2018 | 2016 |
名古屋グランパスU-18 | 2 | 0 | 2019,2021 | |
浦和レッズユース | 1 | 3 | 1997 | 2002,2003,2017 |
ヴィッセル神戸ユース | 1 | 2 | 1978 | 1979,2011 |
ジュビロ磐田ユース | 1 | 2 | 1999 | 2004,2007 |
柏レイソルU-18 | 1 | 2 | 2012 | 2008,2010 |
サガン鳥栖U-18 | 1 | 1 | 2020 | 2019 |
愛知FC | 1 | 0 | 1982 | |
全日空横浜SC | 0 | 2 | 1983,1984 | |
北海道コンサドーレ札幌U-18 | 0 | 2 | 2001,2021 | |
大宮アルディージャU-18 | 0 | 2 | 2015,2018 | |
FC町田ゼルビアユース | 0 | 1 | 1990 | |
鹿島アントラーズユース | 0 | 1 | 1997 | |
ジェフユナイテッド千葉U-18 | 0 | 1 | 1998 | |
湘南ベルマーレユース | 0 | 1 | 1999 | |
京都サンガF.C.U-18 | 0 | 1 | 2000 |
表彰
年度 | MVP | MIP | 得点王 |
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2001 | 馬場憂太 (FC東京U-18) | 新居辰基 (コンサドーレ札幌ユースU-18) | 新居辰基 (コンサドーレ札幌ユースU-18) |
2002 | |||
2003 | 田坂祐介(広島ユース) | ||
2004 | 前田俊介(広島ユース) | 前田俊介(広島ユース) | |
2005 | 喜山康平(ヴェルディユース) | 奈良輪雄太(横浜F・マリノスユース) | 星原健太(ガンバ大阪ユース) |
2006 | 倉田秋(ガンバ大阪ユース) | エルサムニー・オサマ(ヴェルディユース) | 木村勝太(横浜F・マリノスユース) |
2007 | 安田晃大(ガンバ大阪ユース) | 山本康裕(ジュビロ磐田ユース) | 押谷祐樹(ジュビロ磐田ユース) |
2008 | 三田啓貴(FC東京U-18) | 仙石廉(柏レイソルU-18) | 重松健太郎(FC東京U-18) 工藤壮人(柏レイソルU-18) |
2009 | 杉本健勇(セレッソ大阪U-18) | 平出涼(FC東京U-18) | 関原凌河(横浜F・マリノスユース) 松本翔(横浜F・マリノスユース) |
2010 | 小林祐希(東京ヴェルディユース) | 相馬大士(柏レイソルU-18) | 金村賢志郎(愛媛FCユース) |
2011 | 杉本竜士(東京ヴェルディユース) | 仲島義貴(ヴィッセル神戸U-18) | 南秀仁(東京ヴェルディユース) 平久将土(柏レイソルU-18) 木下康介(横浜FCユース) 高原幹(名古屋グランパスU-18) |
2012 | 秋野央樹(柏レイソルU-18) | 喜田拓也(横浜F・マリノスユース) | 木下康介(横浜FCユース) |
2013 | 汰木康也(横浜F・マリノスユース) | 野口翼(サンフレッチェ広島ユース) | 北川航也(清水エスパルスユース) |
2014 | 下田悠哉(三菱養和SCユース) | 蓮川雄大(FC東京U-18) | 蓮川雄大(FC東京U-18) ディサロ燦シルヴァーノ(三菱養和SCユース) |
2015 | 遠藤渓太(横浜F・マリノスユース) | 松崎快(大宮アルディージャユース) | 遠藤渓太(横浜F・マリノスユース) |
2016 | 半谷陽介(FC東京U-18) | 立田悠悟(清水エスパルスユース) | 小柏剛(大宮アルディージャユース) 滝裕太(清水エスパルスユース) 久保建英(FC東京U-18) |
2017 | 小林幹(FC東京U-18) | 橋岡大樹(浦和ユース) | 原大智(FC東京U-18) 池田匠吾(ガンバ大阪ユース) |
2018 | 梅田透吾(清水エスパルスユース) | 吉永昇偉(大宮アルディージャユース) | 吉永昇偉(大宮アルディージャユース) |
2019 | 牛澤健(名古屋グランパスU-18) | 本田風智(サガン鳥栖U-18) | 倍井謙(名古屋グランパスU-18) |
2020 | 永田倖大(サガン鳥栖U-18) | 常盤亨太(FC東京U-18) | 田中禅(サガン鳥栖U-18) |
2021 | 加藤玄(名古屋グランパスU-18) | 砂田匠(コンサドーレ札幌U-18) | 真鍋隼虎(名古屋グランパスU-18) |
2022 | 川合陽(セレッソ大阪U-18) | 内野航太郎(横浜・Fマリノスユース) | 山本桜大(柏レイソルU-18) |
脚注
- “大会要項”. 日本クラブユースサッカー連盟. 2015年7月3日閲覧。
外部リンク
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