新鹿駅

新鹿駅(あたしかえき)は、三重県熊野市新鹿町にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線である。

新鹿駅
駅舎(2005年7月)
あたしか
Atashika
二木島 (4.0 km)
(2.4 km) 波田須
所在地 三重県熊野市新鹿町364
北緯33度55分41.82秒 東経136度8分38.97秒
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 紀勢本線
キロ程 150.8 km(亀山起点)
電報略号 アシ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
47人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1956年昭和31年)4月1日[1]
備考 駅員無配置駅

歴史

駅構造

1面2線の島式ホームを有する地上駅。ホームと駅舎を遮断機つきの構内踏切が結ぶ。カーブ上に位置するため、ホームは湾曲している。

駅舎は開業当初からのもので、近隣の駅と意匠がよく似ている(開業の時期がほぼ同じため)。

熊野市駅の管理下にある無人駅で、駅舎内の窓口はシャッターが降ろされている。ただし、近年は熊野大花火大会の開催日(例年8月17日)に限り駅員が派遣され、窓口で乗車券を発売する。

のりば

番線路線方向行先
1・2 紀勢本線 下り 新宮方面[注釈 1]
上り 尾鷲名古屋方面[注釈 1]

2番線を本線とした一線スルーの配線のため、通常は上下線とも駅舎反対側の2番線に入る(停車列車同士の交換時は上り列車が1番線に入る)。

利用状況

三重県統計書」によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである[4]

年度一日平均
乗車人員
1998年166
1999年144
2000年135
2001年135
2002年117
2003年113
2004年116
2005年112
2006年94
2007年93
2008年87
2009年80
2010年73
2011年67
2012年69
2013年66
2014年60
2015年56
2016年53
2017年52
2018年52
2019年47

駅周辺

新鹿海水浴場

新鹿湾の畔に開けた新鹿の集落内にある。

特急列車の臨時停車について

かつて、夏季(主に7月20日頃 - 8月20日頃)には新鹿海水浴場への海水浴客の利用を見込み、特急『南紀』(前身の急行『紀州』も含む)が当駅に臨時停車していた。詳細は以下の通り。

  • 1973年頃から、昼間の一部の急行『紀州』が臨時停車[5]していた。
  • 1982年頃から、昼間の一部の特急『南紀』が臨時停車[6]していた。
  • 1987年などは、早朝・夜間も含めた全ての特急『南紀』が臨時停車[7]していたこともあったが、1990年代は昼間の一部のみが臨時停車するパターンに戻り、定着していた。
  • 2000年代以降は、停車期間や曜日が縮小(主に7月下旬 - 8月上旬の金・土・祝日のみ)[8]
  • 2010年8月の時刻表によると、昼間の定期列車と臨時列車が1往復ずつ、7月下旬 - 8月上旬の金・土・祝日に臨時停車していた。
  • 2014年夏の時刻表によると、当駅の臨時停車の設定はなかった。

隣の駅

東海旅客鉄道(JR東海)
紀勢本線
二木島駅 - 新鹿駅 - 波田須駅

脚注

注釈

  1. 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2014年9月現在)。

出典

  1. 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 25号 紀勢本線・参宮線・名松線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年1月10日、20-21頁。
  2. 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』(初版)JTB、1998年10月1日、374頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
  3. 「天王寺鉄管局、紀勢線と参宮線の駅業務を大幅削減へ」日本経済新聞1983年6月29日付、地方経済面中部7ページ
  4. 三重県統計書 - 三重県
  5. Rail・Art 急行時刻表1970紀州
  6. Rail・Art 特急時刻表1980南紀
  7. Rail・Art 特急時刻表1986南紀
  8. Rail・Art 特急時刻表2001南紀

関連項目

外部リンク

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