探偵事務所23
『探偵事務所23』(たんていじむしょ ツー・スリー)は、大藪春彦が1962年に発表した連作短編ハードボイルド・スパイ小説。
探偵事務所23 | ||
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1962年初版 | ||
著者 | 大藪春彦 | |
イラスト | 上口睦人(装幀) | |
発行日 | 1962年12月16日 | |
発行元 | 新潮社 | |
ジャンル |
ハードボイルド スパイ小説 | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語(2段組) | |
形態 | 四六判ハードカバー | |
ページ数 | 223 | |
前作 | 人狩り | |
次作 | 崩潰 | |
ウィキポータル 文学 | ||
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1962年5月から10月まで、「週刊新潮」に連載され、同年12月に新潮社から単行本が刊行された。現在は電子書籍化されている。 1963年には日活にて本作を原作とした映画2作が制作されている。
概要
有楽町にある探偵事務所「23」の所長、田島英雄はオリンピック競技団体の一員で、公安から拳銃の所持を許可された数少ない民間人の一人。彼は、警視庁捜査一課長熊谷警部からの依頼で、密輸業者の上前をはねる組織に囮として、拳銃使用黙認を条件に潜入する(「都会の墓場」)。全6話。
- 第1話 都会の墓場
- 第2話 鼠退治
- 第3話 死の商人
- 第4話 狙われた女
- 第5話 沈黙の掟
- 第6話 警戒標識
出版履歴
映画
出演
- 宍戸錠:田島英雄
- 笹森礼子:千秋
- 川地民夫:真辺(コウイチ)
- 星ナオミ:サリー(「エスカイヤ」のダンサー兼歌手)
- 金子信雄:熊谷捜査一課長
- 佐野浅夫:田島神父
- 初井言栄:入江
- 信欣三:畑野
- 上野山功一:吉浜(コウゾウ)
- 野村隆:沼田刑事
- 楠侑子:美佐(真辺の恋人)
ほか
第2作 銭と女に弱い男
日活制作。1963年(昭和38年)7月7日公開。モノクロ作品。 原作第2話「鼠退治」及び第3話「死の商人」を下敷きにしたハードボイルド・アクション。前作にあったコメディ要素はごく一部に留まり、重い作風になっている。
詳細は「探偵事務所23 銭と女に弱い男」を参照
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