五大連池市

五大連池市は黒竜省北西部、松嫩平原の北端に位置する。

市内には中国を代表する火山風景区である五大連池風景区（1982年に中華人民共和国国家級風景名勝区に認定[1]）が所在し、風景区内には14の火山が位置している。これらは古いものは90万年前、新しいものは1719年（康熙58年）に噴火している。『黒竜江外記』によれば「墨爾根（メルゲン）の東南、一日地中忽（ゆるが）せに出火、石塊は飛騰、声は四野に震う、数日を越え火熄（や）む、其の地遂に池沼と成る。此れ康熙五十八年の事。」とあり、1721年にかけての火山活動の結果、流出した溶岩が当時の河道を塞ぎ五つの相通じた溶岩堰塞湖（五大連池湖）を形成した。域内の生物相は豊富で、希少種としてマンシュウグルミ（オニグルミ）、マンシュウトネリコ（ヤチダモ）、ゲンカイイワレンゲ（アオノイワレンゲ）、キハダ、ツルマメなどの植物とノガン、アカハジロ、タンチョウなどの動物が見られる[2]。2004年、五大連池は国際連合教育科学文化機関により第1次世界ジオパークに[3]、同年9月5日には生物圏保護区に指定された[2]。また、東南部に山口湖ダムがあり北安市の北部と接している。

1街道、7鎮、4郷を管轄：

• 街道弁事処：青山街道
• 鎮：竜鎮、和平鎮、五大連池鎮、双泉鎮、新発鎮、団結鎮、興隆鎮
• 郷：建設郷、太平郷、興安郷、朝陽郷

鉱産資源にミネラルウォーター、玄武岩、ミネラル泥、蛍石、火山礫があり、薬草には平貝母、五味子、沙参、穿山龍、仏手柑、蒲公英、赤芍、黄檗、黄耆、葦根、車前子、野百合、狼毒大戟、紅花、野薄荷等がある。

• 五大連池市第一人民医院、五大連池市中医医院

主なものに五大連池国家風景名勝区（五大連池火山群、五大連池湖を含む）、益身園、長寿園、極楽亭、鐘霊寺遺跡がある。

• 酸菜、ハルビンビール、東北菜
• アムール川(黒竜江)、松花江、松嫩平原、小興安嶺山脈、亜寒帯冬季少雨気候
• 闖関東
• 在瀋陽日本国総領事館（管轄区域：遼寧省(大連市を除く)・吉林省・黒竜江省）

• 五大連池市人民政府HP（中文）
• 五大連池風景区公式サイト（日本語サイトあり）
• 五大連池旅游図片網