タヌキマメ

タヌキマメ Crotalaria sessilifloraマメ亜科に属する植物。民間療法で薬草として用いられるほか、害から作物を守るための農業利用もされている。

タヌキマメ
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
: マメ目 Fabales
: マメ科 Fabaceae
亜科 : マメ亜科 Faboideae
: タヌキマメ連 Crotalarieae
: タヌキマメ属 Crotalaria
: タヌキマメ C. sessiflora
学名
Crotalaria sessiliflora L.
シノニム
  • Crotalaria brevipes Champion ex Bentham[1]

分布

日本中国東南アジアインドなどに分布[1]

特徴

一年草か、短い期間のみ多年草として生育することもある。茎は直立し、草丈は30-100cm。葉は線形から狭楕円形で、長さ3-8cm[1]

花は青紫色で、大きさは7-10mm[1]。花期は5-11月、毛におおわれた果実の中に10-15個の種子をつける。

利用

伝統的な民間療法では、利尿剤強心剤鎮痛剤として使用される[2]。また、アレロパシーによってネコブセンチュウ(農作物に害をなす土壌線虫)などの防除効果があるため、コンパニオンプランツとして畑作の際に作物の間に植えられ利用されることもある。また、観賞用に栽培されることもある[3]

脚注

  1. Flora of China (2010) Vol.10 p.106
  2. Hun Sung Yoo, Ji Suk Lee, Chul Young Kim, and Jinwoong Kim (2004) Flavonoids of Crotalaria sessiliflora. Arch. Pharm. Res. 27(5) 544-546.
  3. 村越三千男『大植物圖鑑』(1925年、大植物圖鑑刊行會)p.456
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