小瀬ヶ沢洞窟

小瀬ヶ沢洞窟(こぜがさわどうくつ)は、新潟県阿賀町七谷にある縄文時代草創期の洞窟遺跡である。1982年12月3日、国史跡に指定された[1]

小瀬ヶ沢洞窟
小瀬ヶ沢洞窟
小瀬ヶ沢洞窟
所在地 日本の旗 日本 新潟県東蒲原郡阿賀町七谷
歴史
時代 縄文時代

概要

洞窟の標高は約200 m、規模は入り口幅約1.5 m、奥行き約7 mである[2]。室谷川左岸にあり、流紋岩の崖面に生じた亀裂が利用された[2]。1958年から1959年にかけて内部が発掘され、縄文時代初期の縄文土器石器尖頭器石鏃などの狩猟道具が数多く発見された[3]。それらの遺物には、シベリア東部の沿海地方との関連があるものもある[2]。遺物には多くの剥片(石器の製造中に発生した石くず)が含まれており、この場所がそのような工具の生産拠点であったことを意味する[2]

脚注

  1. 小瀬ヶ沢洞窟”. bunka.nii.ac.jp. 文化遺産オンライン. 2021年1月20日閲覧。
  2. 国指定史跡ガイド『小瀬ヶ沢洞窟』 - コトバンク
  3. 小瀬ヶ沢洞窟”. 阿賀町観光協会. 2021年9月12日閲覧。

関連項目

外部リンク

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