富士山下駅
富士山下駅(ふじやましたえき)は、群馬県桐生市相生町二丁目にある上毛電気鉄道上毛線の駅である。駅名は桐生市内にある富士山(ふじやま)のすぐ近くにあることに由来する。
富士山下駅 | |
---|---|
駅入口 | |
ふじやました Fujiyama-shita | |
所在地 | 群馬県桐生市相生町二丁目274-7 |
所属事業者 | 上毛電気鉄道 |
所属路線 | ■上毛線 |
キロ程 | 23.7 km(中央前橋起点) |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 1面1線 |
乗降人員 -統計年度- |
85人/日 -2019年(令和元年)- |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)11月10日 |
利用状況
出典はいずれも桐生市統計書より[2]。
乗降人員推移 | |
---|---|
年度 | 1日平均人数 |
2009年(平成21年) | 96 |
2010年(平成22年) | 96 |
2011年(平成23年) | 94 |
2012年(平成24年) | 105 |
2013年(平成25年) | 119 |
2014年(平成26年) | 108 |
2015年(平成27年) | 111 |
2016年(平成28年) | 93 |
2017年(平成29年) | 94 |
2018年(平成30年) | 96 |
2019年(令和元年) | 85 |
バス路線
最寄りのバス停は「富士山下駅入口」である。
乗場 | 系統 | 主要経由地 | 行先 | 運行会社 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
相生線(左循環) | 相老駅、桐生西高校前、桐生球場前駅西、相老駅入口 | 桐生駅北口 | おりひめバス | ||
相生線(右循環) | 足仲団地、厚生病院 |
駅名をめぐって
駅名の由来となった富士山(ふじやま)は、いわゆる富士信仰による各地の「富士山」のひとつで山頂には浅間神社もあるが、標高は160メートル、駅からの高さは約40メートルの小さな山であり、静岡・山梨県境の富士山(ふじさん)からは直線距離でも約130キロメートル離れている。しかし、その字面から外国人観光客が「ふじさん」の最寄駅と勘違いする事もあり[3]、2013年(平成25年)に「ふじさん」が世界遺産に登録されると当駅の存在も合わせて注目されるようになった[4]。
上毛電気鉄道では誤乗車を防ぐPRを行うとともにこの紛らわしい駅名を逆手に取った事業を展開し、2013年(平成25年)8月28日、「ふじやま」に登頂しかつ山頂の浅間神社内の祠にて記念撮影した写真を、先着50名限定で同9月1日 - 同10月31日の期間同社ホームページ上に掲載し、さらに掲載者には登頂記念認定証を進呈すると発表した[5][6]。また同日、同社ネットショップ上において「富士山下駅」記念入場券セットが発売開始された[7][8]。
2014年(平成26年)には、当駅を富士山の最寄駅と勘違いした外国人観光客を題材とした、Googleの検索アプリのCMが制作されている[9][10]。
脚注
- 「地方鉄道運輸開始」『官報』1928年11月19日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- 市内鉄道の年間乗降客数 - 桐生市
- 上毛電鉄「富士山下駅(ふじやましたえき)」からみる富士山について (PDF) - 上毛電鉄
- 群馬にフジヤマ? 外国人、富士山麓とカン違い 東京新聞、2013年5月5日
- 群馬県の富士山(ふじやま)に登ろう!! 「富士山登頂の記念写真大募集」(2013年8月28日 上毛電気鉄道 上電&群馬の富士山 限定企画 同9月1日閲覧)
- 登頂しやすい?「富士山下駅」 1分で登山口、実は…(2013年9月1日 朝日新聞デジタル 同9月1日閲覧)
- 富士山下駅記念入場券発売 関東鉄道協会、2013年09月10日
- 商品一覧(2013年8月28日 上毛電気鉄道オリジナルグッズ販売 同9月1日閲覧)
- 群馬の富士山下駅、Google検索アプリの紹介動画に登場 レスポンス、2014年8月8日
- Google検索アプリ:「よく似た名前」篇(2014年7月19日 同7月20日閲覧)
関連項目
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.