姉妹坂
概要
京都を舞台にした4人姉妹の愛と青春の物語。主人公は三女・喜多沢杏(アン)。亡くなった両親の後を継いで喫茶店「径」を営む長女の彩、雑誌編集者の次女茜、四女の藍とともに暮らしている。アンは高校のでテニス部に所属しているが、柚木冬梧と桜庭諒の二人に告白される。
単行本
小学館から全19巻発行。また新装版として講談社から2003年10月から2004年1月まで月2冊ずつ全8巻にて発行されている。
- ISBN 9784091306715(1980年6月)新装版 ISBN 9784063606324(2003年10月)
- ISBN 9784091306722(1980年7月)新装版 ISBN 9784063606331(2003年10月)
- ISBN 9784091306739(1980年10月)新装版 ISBN 9784063606539(2003年11月)
- ISBN 9784091306746(1981年2月)新装版 ISBN 9784063606546(2003年11月)
- ISBN 9784091306753(1981年5月)新装版 ISBN 9784063606577(2003年12月)
- ISBN 9784091306760(1981年10月)新装版 ISBN 9784063606584(2003年12月)
- ISBN 9784091306777(1982年2月)新装版 ISBN 9784063607062(2004年1月)
- ISBN 9784091306784(1982年7月)新装版 ISBN 9784063607079(2004年1月)
- ISBN 9784091306791(1982年10月)
- ISBN 9784091306807(1983年2月)
- ISBN 9784091306418(1983年5月)
- ISBN 9784091306425(1983年7月)
- ISBN 9784091306432(1983年9月)
- ISBN 9784091306449(1983年11月)
- ISBN 9784091306456(1983年3月)
- ISBN 9784091306463(1983年6月)
- ISBN 9784091306470(1984年11月)
- ISBN 9784091306487(1985年1月)
- ISBN 9784091306494(1985年7月)
映画
姉妹坂 | |
---|---|
監督 | 大林宣彦 |
脚本 |
関本郁夫 桂木薫[1] |
製作 |
小倉斉 新坂純一 |
出演者 |
紺野美沙子 浅野温子 沢口靖子 富田靖子 |
音楽 | 宮崎尚志 |
主題歌 | 布施明 |
撮影 | 宝田武久 |
編集 | 小川信夫 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1985年12月21日 |
上映時間 | 100分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 7億円[2] |
『姉妹坂』(しまいざか)は、1985年12月21日に公開された日本映画。製作は東宝映画。配給は東宝。カラー、ビスタビジョンサイズ。
ストーリーは杏の大学入学から次女茜の死までを扱う。杏が通う同立大学のロケは同志社大学今出川校地、茜の回想などでの「なんだ坂、こんな坂…」のシーンは日向大神宮への坂道で、喜多沢家が経営する喫茶店「小径」は哲学の道沿いに今も実在する「小径」で行われた。
作中での四姉妹の台詞は、次女・茜のみが標準語で、他の三人は京都弁。
公開当日、東宝の幹部は本作の沢口靖子と併映『雪の断章 -情熱-』の斉藤由貴と自社の専属女優の主演作公開について「久しぶりに正月映画をうちの女優で飾らせてもらいました」と胸を張った[3]。沢口はNHK連続テレビ小説『澪つくし』を撮り終えたところで、「この一年間、演技の基礎を勉強させていただきました」と話したため、意地悪な記者から「でも、まだ演技の方が…」と言われたが大林宣彦監督が「演技が必要なのはアクトレス。スターに演技はいらない。イングリッド・バーグマンが演技してますか。ただ、映画の場面、状況の中で、的確なリアクションを起こす才能がなければいけない。不器用とか言われてますが、彼女はその点素晴らしい。間違いなくスターです」とすかさず弁護した[3]。
大林宣彦監督作品には珍しくDVD化はされておらず、一時期「幻の作品」扱いされていたが、現在はアマゾンプライムビデオなどで配信されている。
キャッチコピー
- お姉ちゃん、うちらほんまに姉妹やの?