天舟

天舟（てんしゅう、拼音: Tiānzhōu ティエンチョウ）は、中華人民共和国が打ち上げた宇宙機。天宮1号を基礎として製造された中国の無人宇宙補給機で、中国宇宙ステーション (CSS) の補給船として使用される。[1]

天舟
Tianzhou

天舟のモデル

詳細
種類: 無人宇宙補給機
所属: 中華人民共和国の旗CNSA
目的: 中国宇宙ステーション (CSS) への補給
乗員: 有人または無人

※有人は軌道上での移乗のみ （有人での打ち上げは不可）

打ち上げロケット: 長征7号
諸元
高さ: 10.6 m
直径: 3.35 m
重量: 13,500 kg
ペイロード: 6,900 kg
能力
持続性: 6か月間天宮と滞在可能


打ち上げ記録
番号 機体名 打ち上げの成否 日付 & 時間 (UTC) 打ち上げロケット 発射場 ドッキング 再突入日時(UTC) 備考
ドッキング先 ドッキング日時 (UTC) 分離日時(UTC)
1 天舟1号 成功 2017年4月20日 11:41 長征7号 文昌衛星発射場

LC-2

 天宮2号 前方 2017年4月21日

04:16[2]

 2017年9月17日

16:15

 2017年9月22日

10:00

 最初の天舟宇宙船で、天宮2号と三回ドッキングして、燃料補給や軌道装置をテストした。
2 天舟2号 成功 2021年5月29日 12:55:29 長征7号 文昌衛星発射場

LC-2

 天和

後方

 2021年5月29日 21:01 2021年9月18日

02:25

 2022年3月31日 10:40 神舟12号の打ち上げ前に、CSSの天和モジュールに燃料を補給する。
天和

前方

 2021年9月18日

06:25
3 天舟3号 成功 2021年9月20日

7:10:11

 長征7号 文昌衛星発射場

LC-2

 天和

後方

 2021年9月20日 14:08 2022年7月17日[3] 02:59 2022年7月27日[4] 03:31 神舟13号の打ち上げ前に、CSSに燃料、日用品、宇宙服を補給する[5]。
4 天舟4号 成功 2022年5月9日

17:56:37

 長征7号 文昌衛星発射場

LC-2

 天和

後方

 2022年5月10日 00:54 2022年11月9日[6] 06:55 2022年11月14日[7] 23:21 CSSへドッキング。
5 天舟5号 成功 2022年11月12日[8]

02:03

 長征7号 文昌衛星発射場

LC-2

 天和 2022年11月12日 04:10 CSSへドッキング（予定）。

脚注

注釈

    出典
    1. Clark, Stephen (2017年9月17日). “Chinese space station freighter concludes refueling demo mission”. Spaceflight Now. https://spaceflightnow.com/2017/09/17/chinese-space-station-freighter-concludes-refueling-demo-mission/ 2018年5月5日閲覧。
    2. https://spaceflightnow.com/2017/04/22/chinas-tianzhou-1-cargo-carrier-docks-with-space-lab-in-orbit/
    3. “宇宙貨物船「天舟3号」、宇宙ステーションから切り離される”. 科学技術振興機構 (2022年7月18日). 2022年11月15日閲覧。
    4. “宇宙貨物船「天舟3号」、大気圏に再突入＝中国”. CRI (2022年7月28日). 2022年11月15日閲覧。
    5. “Tianzhou-3 completes rendezvous, docking with China’s space station - Global Times”. www.globaltimes.cn. 2021年9月21日閲覧。
    6. “天舟四号货运飞船顺利撤离空间站组合体”. 中国载人航天工程官方网站 (2022年11月9日). 2022年11月15日閲覧。
    7. “宇宙貨物船「天舟4号」大気圏に再突入”. CRI (2022年11月15日). 2022年11月15日閲覧。
    8. “宇宙貨物船「天舟5号」の打ち上げ成功”. 人民網 (2022年11月14日). 2022年11月15日閲覧。

    関連項目
    現在
    開発中
    過去
    中止
    関連項目
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