堀川真理

堀川 真理(ほりかわ まり、1992年5月3日 - )は、日本の元女子バレーボール選手。

堀川 真理
Mari Horikawa
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1992-05-03) 1992年5月3日(31歳)
出身地 東京都葛飾区
ラテン文字 Mari Horikawa

来歴

東京都葛飾区出身。父親がカナダ人であり、日本とカナダのハーフである。両国の国籍を持っている。小学3年次からバレーボールを始めた[1]

2007年JOC杯ではエースとしてJOC・JVAカップ賞を受賞。2008年アジアユース選手権ではチームの優勝に導き、自身も最高殊勲選手に選ばれた[2]2009年世界ユース選手権ではベストスパイカーに選ばれ、日本の5位入賞に貢献[3]

2010年10月に大野果歩二見梓と共にVプレミアリーグ東レアローズ (女子バレーボール)への加入(内定)が発表され[4]、2010/11、2011/12シーズンは出番がなかったものの、2012/13シーズンは開幕戦のパイオニアレッドウィングス戦(2012年11月17日)にスタメン出場してVリーグデビューを果たした[5]

日本代表にも2011年3月、初選出され[6]2014年アジア競技大会にも出場している[7][8]

入団当初は木村沙織迫田さおり高田ありさといったレギュラー陣に食い込むことができなかったが、貴重な左利きの大型スパイカーとして2016/17シーズンより出場機会が増え始め、2017年には日本代表に6年ぶりに選出[9]中田久美監督初采配となった2017年のワールドグランプリ予選ラウンドのオランダ戦(2017年7月7日)にスタメン出場、初勝利に貢献するなどの活躍を見せる[10]。続いて9月に行われた2017年のグラチャンバレー[11]、2018年から始まったネーションズリーグのメンバーにも選出され、同リーグでの日本の初勝利に貢献するなど[12]、攻撃力と高さで中田ジャパン初期のメンバーとして活躍した[13]

一方東レでは2018/19シーズンからキャプテンに就任[14]。ケガで自身の出場機会が減ってプレーでチームを引っ張れない中、どうチームを作っていくか悩んだ時期もあったというが、OGからのアドバイスもあってチームをまとめ上げ[15][16]、一年目からチームをリーグ準優勝に、そして黒鷲旗では優勝に導いた。

2020年に現役を引退し9シーズンにわたる選手生活に幕を下ろしたが[注 1]、そのままマネージャーに就任[18][19]、3年目となる2022/23シーズンもチームを支える。

2023年、2022-23シーズン終了をもって東レアローズを退団した[20][21]

所属チーム履歴

球歴

個人成績

V.LEAGUEの個人成績は下記の通り(ファイナルステージ含む)[24]

大会チーム出場アタックバックアタックアタック
決定本数
ブロックサーブサーブレシーブ総得点























































V1 2011-12東レ20000-000--0-00000-000-0000
V1 2012-1331558424528.63000.00.4470.131300247.71000.0247031
V1 2013-143279234931339.7206330.01.18150.193201456.41000.093151109
V1 2014-1526339733634.0103130.01.0050.151300159.6440100.0335038
V1 2015-1626554312427.9000-0.2220.045000210.0000-122014
V1 2016-1726887092574136.213847834.12.92200.23225311335311.1136046.22572014291
V1 2017-18269710193498334.2313894528.43.60310.323423173410811.361341.73493120400
V1 2018-193166109501045.9142514.30.7650.0863016217.581118.8505156
V1 2019-202443152541035.5287425.01.2690.2155115137.33911737.2549265
通算:9シーズン225516244787217235.65261546629.31.69940.18748731852119.372231139.687294381004

脚注

注釈

  1. この年は黒鷲旗が開催されなかったため、1月18日に行われた埼玉上尾メディックス戦が最後の出場となった[17]

出典

  1. 「月刊バレーボール」2017年12月号臨時増刊 84ページ
  2. ジュニア世代が露呈した、今後の女子バレーに迫る危機とは?”. スポーツナビ (2011年8月7日). 2022年6月17日閲覧。
  3. 2009年 第11回世界ユース選手権大会(タイ)”. 公益財団法人日本バレーボール協会. 2022年6月17日閲覧。
  4. プレスリリース 「東レアローズ」女子バレーボール部への新人選手の入部について Archived 2012年6月17日, at Archive.is
  5. 東レアローズ対パイオニアレッドウィングスB帳票”. Vリーグ機構 (2012年11月17日). 2022年6月17日閲覧。
  6. 2011年度女子日本代表チーム 選手・監督・スタッフ”. 公益財団法人日本バレーボール協会. 2022年6月17日閲覧。
  7. 仁川アジア競技大会2014 バレーボール 日本代表選手団 - JOC”. 公益財団法人日本オリンピック協会. 2022年6月17日閲覧。
  8. 第17回アジア競技大会(2014/仁川)女子バレーボール競技”. 公益財団法人日本バレーボール協会. 2022年6月17日閲覧。
  9. 2017年度女子日本代表チーム 選手・監督・スタッフ”. 公益財団法人日本バレーボール協会. 2022年6月17日閲覧。
  10. 全日本女子、タイにフルセットで勝ち、中田監督初采配を白星で飾る”. バレーボールマガジン (2017年7月8日). 2022年6月17日閲覧。
  11. 全日本女子 グラチャン14名発表記者会見 コメント”. バレーボールマガジン (2017年9月2日). 2022年6月17日閲覧。
  12. ネーションズリーグ女子 ブラジル大会 日本対ドイツ戦 現地レポート&コメント 中田久美監督「堀川がムードを盛り上げ、活躍してくれて嬉しい」”. バレーボールマガジン (2018年5月18日). 2022年6月18日閲覧。
  13. 中田新体制の全日本女子、「世界」を認識 “スピードバレー”の肝はセッター”. スポーツナビ (2017年7月18日). 2022年6月17日閲覧。
  14. 2018年度新体制、新スローガンについて”. 東レアローズ女子バレーボール部 (2018年6月5日). 2018年8月21日閲覧。
  15. 2019-20 V.LEAGUE公式プログラム「チームの顔」P68
  16. 東レ「今年のチームのスローガン『執粘』をコートで表現したい」堀川真理、黒後愛、中田紫乃、菅野監督 新Vリーグ初代王者への思い”. バレーボールマガジン (2019年4月4日). 2022年6月18日閲覧。
  17. 東レアローズ対埼玉上尾メディックスB帳票”. Vリーグ機構 (2020年1月18日). 2022年6月17日閲覧。
  18. 『勇退選手について』(プレスリリース)東レアローズ、2020年5月14日https://www.toray-arrows.jp/women/schedule/topics/detail.html?key=9E25E9E21FB1F4CA492585680008A3532020年9月5日閲覧
  19. 『2020-21シーズン新体制、スローガンについて』(プレスリリース)東レアローズ、2020年5月14日https://www.toray-arrows.jp/women/schedule/topics/detail.html?key=5FCFB19B037B75BC49258568001B75562020年9月5日閲覧
  20. 選手・スタッフの引退・退団について(ご報告)”. 東レアローズ (2023年5月24日). 2023年5月24日閲覧。
  21. “東レ クラン・ヤナ、黒後愛、水杉玲奈、野呂加南子、坂本侑が退団。中田紫乃が現役を引退し、スタッフに V1女子”. バレーボールマガジン. (2023年5月24日). https://vbm.link/655783/ 2023年5月24日閲覧。
  22. 仁川アジア競技大会2014 バレーボール 日本代表選手団 - JOC”. 公益財団法人日本オリンピック協会. 2022年6月17日閲覧。
  23. 全日本女子 ネーションズリーグ2018エントリーメンバー21人と、予選ラウンド第1週出場メンバー14人を発表 岩坂、石井、古賀、黒後、冨永、芥川、山岸ら”. バレーボールマガジン (2018年5月14日). 2022年6月17日閲覧。
  24. 堀川 真理|選手別成績|Vリーグ オフィシャルサイト”. Vリーグ機構. 2022年6月18日閲覧。

外部リンク

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