固定物体 (ライフゲーム)

ライフゲームにおける固定物体(こていぶったい、still life[1])とは、世代が進んでも同じ状態を保つ物体のことである。

ライフゲームにおける固定物体の例

もっとも小さいパターンはブロックタブの4セルである。また、最も生成確率の高いパターンはブロックである。

概要

固定物体の生きているセルはまわりのセルが2つか3つである。また、死んでいるセルはまわりのセルが3つではない。そのため、世代が進んでも形は変化しない。

また、固定物体は対称性を持つものが多い。

周期1の振動子とみなすこともできる。

Strict と Pseudo

固定物体は、Strict と Pseudo の2種類に分類することができる。

固定物体の中には、空母のように空白のセルによって複数の部分に分割可能なものがある。分割不能なものは Strict である。分割可能なもののうち、各部分またはその組み合わせがすべて固定物体になるように分けることができるものが Pseudo である。そのような組み合わせが存在しなければ Strict である。

上の図のうち、左の2つは Pseudo であり右の2つは Strict である。イーター2ブロックは単独でも固定物体であるが、残りの部分がそうではないので Pseudo にはならない。

ここに紹介している物体は、8セル以下のStrictの固定物体の一部である。

固定物体の数

セルStrictPseudo合計
4202
5101
6505
7404
89110
910111
1025732
11461662
1212155176
13240110350
14619279898
1513536201973
16328616454931
177773406711840
18190441084329887
19457592725073009
2011224370637182880
21273188179011452199
226721724620861134258
23164614711848822831029
24405171130689847120695

脚注

  1. 原義は「静物画」。"life" がライフゲームとの掛詞になっている。

出典

関連項目

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