前玉神社
前玉神社(さきたまじんじゃ)は、埼玉県行田市埼玉にある神社。式内社で、旧社格は郷社。
前玉神社 | |
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参道・拝殿 | |
所在地 | 埼玉県行田市大字埼玉字宮前5450 |
位置 | 北緯36度7分23.5秒 東経139度28分46.7秒 |
主祭神 |
前玉彦命 前玉比売命 |
社格等 |
式内社(小2座) 旧郷社 |
創建 | 不詳 |
別名 | 幸魂神社 |
例祭 | 4月15日 |
地図 |
前玉神社 |
社名の「前玉」は、「埼玉」の地名の語源と伝える[1]。埼玉県北部の埼玉古墳群内に鎮座し、神社自体も浅間塚古墳の上に鎮座する。
祭神
祭神は次の2柱。
歴史
境内
主要社殿は浅間塚古墳の墳頂に鎮座し、本殿・拝殿からなる。
墳頂に登る階段口の両脇には、高さ2メートルの石灯籠2基が建てられており、これらは「万葉灯籠」と称される。この灯籠は、元禄10年(1697年)10月15日に前玉神社の氏子が祈願成就を記念して奉納したという[1]。灯籠にはそれぞれ、『万葉集』に載る当地に関する次の歌が1首ずつ記載されている。
「 |
埼玉の津(巻14、3380番、作者不詳)
小埼沼(巻9、1744番、作者不詳)
|
」 |
これらの灯籠は行田市指定文化財に指定されている。なお、歌にある「小埼沼」は前玉神社から東方(北緯36度07分13.24秒 東経139度30分06.51秒)に比定地がある。
また、境内入り口の石鳥居は延宝4年(1676年)11月の造営で行田市指定文化財に指定されている。石鳥居付近に立つ槙は樹齢推定600年・樹高16メートルで、現存の槙では埼玉県で最大になり、行田市指定天然記念物に指定されている。
摂末社
- 浅間神社
- 祭神:木花開耶媛命(このはなさくやひめのみこと)
- 忍城から勧請されたといわれる。明治以前は、墳頂の本社は「上ノ宮」、中腹の浅間神社は「下ノ宮」と称されたという。
- 明治神社
- 明治時代に埼玉地区の神社を合祀。計16柱。
- 天神社
- 恵比寿神社
- 浅間神社
- 明治神社
祭事
前玉神社で年間に行われる祭事の一覧[1]。
文化財
現地情報
所在地
交通アクセス
- JR高崎線行田駅より、行田市内循環バス 観光拠点循環コース 「前玉神社前」停留所下車
- その他、「埼玉県立さきたま史跡の博物館#アクセス」または「さきたま古墳公園#交通アクセス」も参照のこと。
周辺
脚注
- 神社由緒書。
- 前玉神社(平凡社) & 2004年.
- 前玉神社の石鳥居(行田市ホームページ)。
- 石燈籠(行田市ホームページ)。
- 槙(まき)(行田市ホームページ)。
参考文献
- 神社由緒書
- 明治神社誌料編纂所 編「前玉神社」『府県郷社明治神社誌料』明治神社誌料編纂所、1912年。
- 『明治神社誌料 府県郷社 上』(国立国会図書館デジタルコレクション)495コマ参照。
- 「前玉神社」『日本歴史地名大系 11 埼玉県の地名』平凡社、2004年。ISBN 4582910300。
- 原島礼二 著「前玉神社」、谷川健一 編『日本の神々 -神社と聖地- 11 関東』白水社、1984年。ISBN 4560025118。
外部リンク
- 武蔵国 前玉神社 - 公式サイト
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