佐幌駅

佐幌駅(さほろえき)は、かつて北海道上川郡清水町下佐幌にあった北海道拓殖鉄道である。同鉄道の廃止に伴い廃駅となった。

佐幌駅
さほろ
Sahoro
南新得 (4.4 km)
(4.7 km) 屈足
所在地 北海道上川郡清水町下佐幌
北緯43度3分56.31秒 東経142度52分38.36秒
所属事業者 北海道拓殖鉄道
所属路線 北海道拓殖鉄道線
キロ程 5.8 km(新得起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1932年(昭和7年)11月15日
廃止年月日 1968年(昭和43年)10月1日
備考 路線廃止による廃駅

歴史

木材、農作物の出荷駅の一つであり、新得、清水両町に跨る佐幌住民の最寄り駅だった。また当鉄道としては1960年(昭和35年)に熊牛停留場ができるまでは清水町唯一の駅であった。

駅名の由来

地区名より。

駅構造

  • 単式ホーム1面1線。
  • 交換設備を持たない一般駅[7]
  • 貨物用側線を有していた。
  • 甜菜(ビート)用の積込土場が設けられていた。また集乳所も置かれた[8]

駅周辺

周囲は小麦、ビート、馬鈴薯等の畑作地帯。新得町との境界に位置し、今日では新得町側の上佐幌にある農道離着陸場が近い。 南新得側に基線道の踏切があった。

隣の駅

北海道拓殖鉄道
北海道拓殖鉄道線
南新得駅 - 佐幌駅 - 屈足駅

脚注

  1. 佐幌外二停留場新設ノ件 国立公文書館 デジタルアーカイブ。乗降場(ホーム)と待合所を設置。
  2. 佐幌停留場ヲ停車場ニ変更ノ件 国立公文書館 デジタルアーカイブ。明治製糖清水工場向け甜菜(ビート)積み込みのため。駅員無配置だが貨物取り扱い時は臨時係員を派遣して対応。
  3. 佐幌停留場ヲ停車場ニ変更工事竣功ノ件 国立公文書館 デジタルアーカイブ。
  4. 昭和12年度現在鉄道停車場一覧(昭和12年11月31日発行)では旅客を扱わない「貨物駅」とされているが、この間一般駅から貨物駅への変更届はない。なお、昭和21年度資料においても「貨物駅」とされている。
  5. 清水町百年史 P354。旅客取扱いの記述、及び旅客ホームの写真掲載。
  6. 鉄道停車場一覧 昭和9年度資料において非連帯、昭和12年度資料において連帯となっていて、この間に駅業務が行われるようになったことを裏付けている。
  7. 「私鉄の廃線跡を歩く I」寺田裕一著 JTBパブリッシング P163。ただし種別の項では不明となっている。
  8. 清水町百年史 P354。

関連項目

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