ガイドランナー
概要
視覚障害を持つランナーと一緒に走り、スタートからゴールまで誘導する。1メートル程度のロープを輪状に結んだもの(ガイドロープ)を選手と伴走者がそれぞれ持ち、声で方向や周囲の状況などを伝える[1]。選手を引っ張ったり、選手より極端に前を走ったりするなど、速く走るための援助を行っていると判断された場合は、失格となる[2]。ただし、給水などの補給の受け取りを助ける行為は、助力とみなされない[3]。
伴走者は原則1人であるが、長距離種目の場合は、あらかじめ定められた地点で別の伴走者と交代することもできる[3]。パラリンピックなどでは、同一の伴走者が途中交代することなく3位以内に入賞すると、選手とともにメダルが授与される[2]。障害者スポーツでは障害の程度によってクラス分けがされており、各クラスで伴走の可否などの規定が異なるため、競技規則に従い競技に参加することが求められる[3][4]。
その他の競技における視覚ガイド
脚注
- “伴走ガイド(基礎編)”. 日本ブラインドマラソン協会. 2022年3月8日閲覧。
- “メダルを狙っているのに、全速力でゴールしてはいけないランナーって?”. パラサポWEB. 2022年3月8日閲覧。
- “競技規則について”. 日本ブラインドマラソン協会. 2022年3月8日閲覧。
- “伴走とは”. 日本ブラインドマラソン協会. 2022年3月8日閲覧。
- “ガイドスキーヤー・藤田佑平さん 声で導く“雪道案内人” 目標は「30年までにメダル」”. スポニチAnnex. (2022年3月8日) 2022年3月8日閲覧。
- “実はスゴイひと~知られざる伴走者の奮闘”. 読売新聞. (2016年9月8日) 2022年3月8日閲覧。
- “ブラインドゴルフ競技規定”. 日本ブラインドゴルフ振興協会. 2022年3月8日閲覧。
関連項目
This article is issued from Wikipedia. The text is licensed under Creative Commons - Attribution - Sharealike. Additional terms may apply for the media files.