伊藤敦樹

伊藤 敦樹(いとう あつき、1998年8月11日 - )は、埼玉県浦和市(現:さいたま市緑区)出身のプロサッカー選手Jリーグ浦和レッズ所属。ポジションはミッドフィールダーディフェンダー日本代表

伊藤 敦樹
名前
愛称 アツキ
カタカナ イトウ アツキ
ラテン文字 ITO Atsuki
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (1998-08-11) 1998年8月11日(24歳)
出身地 埼玉県浦和市
(現:さいたま市緑区
身長 185cm
体重 78kg
選手情報
在籍チーム 日本の旗 浦和レッズ
ポジション MF / DF
背番号 3
利き足 右足
ユース
2011-2013 浦和レッズジュニアユース
2014-2016 浦和レッズユース
2017-2020 流通経済大学
クラブ1
クラブ 出場 (得点)
2021- 日本の旗 浦和レッズ 64 (5)
代表歴2
2023- 日本の旗 日本 1 (0)
1. 国内リーグ戦に限る。2022年12月6日現在。
2. 2023年6月15日現在。
■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj

略歴

プロ入り前

浦和レッズのアカデミーで6年間育成され、ユースではトップ下など主に攻撃的MFとしてプレーしたが、トップチームには昇格できず流通経済大学へ進学(同期に加藤千尋アピアタウィア久野々村鷹人[1]。大学ではゲームメイクを持ち味にボランチとしてプレーして1年時から頭角を現し、U-19全日本大学選抜EASTに選出されてアジア大学サッカートーナメントにてMVPを受賞。チーム事情もあり2年次の夏からはサイドバック、3年次の後期からはセンターバックとしてもプレーして守備力も磨いた[2][3][4][5]。2019年の天皇杯では2回戦で浦和レッズとの対戦が実現し、同試合にスタメン出場した[6]。4年時にはチームの主将を務め、エースナンバーの背番号10を背負った。2020年6月、2021年シーズンからの浦和加入内定、および特別指定選手指定が発表された[7]

浦和レッズ時代

2021年、正式に浦和レッズへ加入。2月27日、J1リーグ開幕戦のFC東京戦でスタメン&フル出場し、プロデビューを飾った[8]。5月5日、ルヴァンカップ・グループステージの柏レイソル戦でプロ初ゴールを決めた[9]。11月20日、第36節の横浜F・マリノス戦でJ1初ゴールを決めた[10]。プロ1年目でボランチのレギュラーとなり、公式戦53試合出場で3得点という結果を残した。

同経路を辿った宇賀神友弥の移籍に伴い、2022年から背番号「3」に変更した。2023年5月31日、J1第11節のサンフレッチェ広島戦で、後半ATに逆転決勝ゴールを決めて勝利に貢献した。

日本代表

2023年6月のキリンチャレンジカップ2023で体調不良のため離脱した川村拓夢に代わって追加招集され、日本代表に初選出された[11]。招集翌日の6月15日に豊田スタジアムで行われたエルサルバドル戦に76分から途中出場し、日本代表デビューを飾った[12]

人物・エピソード

実家は浦和駒場スタジアムから徒歩10分のところにあり、幼少期の頃からレッズサポーターの両親とともに家族でホーム・アウェー問わずスタジアムへ足を運んでゴール裏で応援し、2007年のACL初制覇の時も決勝のスタンドに駆けつけた。練習を見に大原サッカー場へ通い、選手の出待ちをして貰った自身の名前入りのサイン色紙を家に30枚以上飾っていた[2][4]

所属クラブ

個人成績

国内大会個人成績
年度クラブ背番号リーグ リーグ戦 リーグ杯オープン杯 期間通算
出場得点 出場得点出場得点 出場得点
日本 リーグ戦 リーグ杯天皇杯 期間通算
2018流経大28---1010
201913--2020
2021浦和17J136112250533
202232844220346
2023
通算日本J1 64516470879
日本 --3030
総通算 645164100909
  • 2020年 特別指定選手としての公式戦出場無し

その他の公式戦

国際大会個人成績
年度クラブ背番号出場得点
AFCACL
2022浦和390
通算AFC 90

タイトル

クラブ

浦和レッズJrユース
浦和レッズユース
流通経済大学
浦和レッズ

個人

  • 関東大学サッカーリーグ戦2部 ベストイレブン:1回(2020年)

選抜歴

  • U-19全日本大学選抜(2017年)
  • 関東大学選抜A(2020年)

代表歴

出場大会

出場

No. 開催日 開催都市 スタジアム 対戦国 結果 大会
1. 2023年6月15日 日本の旗豊田 豊田スタジアム エルサルバドルの旗 エルサルバドル ○6-0 キリンチャレンジカップ

試合数

  • 国際Aマッチ 1試合 0得点(2023年 - )
日本代表国際Aマッチ
出場得点
202310
通算 10

脚注

  1. 強者たちが流通経済大で挑戦、新入部員に流経大柏10番MF本田、MF関、東邦CBアピアタウィア、綾羽CB野々村、新潟FW堀ら”. ゲキサカ (2017年2月25日). 2021年1月16日閲覧。
  2. 安藤隆人 (2020年6月25日). “「レッズ以外の選択肢はなかった」駒場育ちの流経大MF伊藤敦樹が掴んだ念願の浦和入団内定と“恩師”大槻監督への想い”. サッカーダイジェストWeb. http://www.soccerdigestweb.com/news/detail/id=75269 2021年7月10日閲覧。
  3. 伊藤敦樹(インタビュアー:竹中玲央奈)「【NEXTSTARS連載】「次は自分が中心となって、全国制覇をしたい」|伊藤敦樹(流通経済大)」『サッカーキング』、2020年12月17日http://www.soccer-king.jp/news/youthstudent/univ/20201217/1149424.html2021年7月10日閲覧
  4. 杉園昌之 (2021年1月22日). ““浦和っ子”の伊藤敦樹と「覚悟」を示した大久保智明、大卒コンビの誓い”. 浦和レッズニュース. https://news.line.me/detail/oa-urawaredsnews/vfw96h78l76w 2021年7月10日閲覧。
  5. 飯尾篤史 (2021年2月19日). “必ずレッズに戻る。そう誓った伊藤敦樹を勇気づけた2人の欧州組の存在とは”. 浦和レッズニュース. https://news.line.me/detail/oa-urawaredsnews/jgm2067mjk3h 2021年7月10日閲覧。
  6. 関東リーグ最下位の流経大に大苦戦…前回王者の浦和、エヴェルトンV弾で辛くも初戦突破”. ゲキサカ (2019年7月3日). 2021年1月16日閲覧。
  7. 『流通経済大学 伊藤敦樹選手 2021シーズン新加入内定のお知らせ』(プレスリリース)浦和レッドダイヤモンズ、2020年6月25日http://www.urawa-reds.co.jp/topteamtopics/%E6%B5%81%E9%80%9A%E7%B5%8C%E6%B8%88%E5%A4%A7%E5%AD%A6-%E4%BC%8A%E8%97%A4%E6%95%A6%E6%A8%B9%E9%81%B8%E6%89%8B-2021%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%B3%E6%96%B0%E5%8A%A0%E5%85%A5%E5%86%85%E5%AE%9A/2021年1月16日閲覧
  8. 大卒ルーキーが開幕スタメンに抜擢!! 「小さい頃からの夢」を叶えた浦和MF伊藤敦樹”. ゲキサカ (2021年2月27日). 2021年2月27日閲覧。
  9. 浦和レッズ、後半ATの2点で追いついて柏レイソルと3-3ドロー。大混戦のまま最終節へ【ルヴァンカップ第5節】”. フットボールチャンネル (2021年5月5日). 2021年5月6日閲覧。
  10. 浦和、ルーキーMF伊藤敦樹がJ1初ゴール! DF酒井宏樹も復帰し、横浜Mに2―1勝利 スポーツ報知(2021年11月20日)2021年11月20日閲覧。
  11. 『SAMURAI BLUE 選手変更のお知らせ キリンチャレンジカップ2023 エルサルバドル代表戦(6/15 愛知/豊田スタジアム)ペルー代表戦(6/20 大阪/パナソニック スタジアム 吹田)』(プレスリリース)JFA.jp、2023年6月14日http://www.jfa.jp/samuraiblue/news/00032310/2023年6月14日閲覧
  12. 西山紘平 (2023年6月15日). “「タイミングや運もあって…」追加招集のMF伊藤敦樹が練習なしで異例の“ぶっつけデビュー””. ゲキサカ. http://web.gekisaka.jp/news/japan/detail/?386341-386341-fl 2023年6月15日閲覧。

関連項目

外部リンク

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