伊予出石駅

伊予出石駅(いよいずしえき)は、愛媛県大洲市長浜町上老松にある四国旅客鉄道(JR四国)予讃線(愛ある伊予灘線)のである[1]。駅番号はS13

伊予出石駅
駅入口(2020年8月)
いよいずし
Iyo-Izushi
S12 伊予長浜 (2.8 km)
(3.4 km) 伊予白滝 S14
所在地 愛媛県大洲市長浜町上老松675
北緯33度35分46.80秒 東経132度29分55.75秒
駅番号 S13
所属事業者 四国旅客鉄道(JR四国)
所属路線 予讃線(愛ある伊予灘線)
キロ程 235.9 km(高松起点)
電報略号 イス
駅構造 地上駅
ホーム 単式1面1線[1]
乗降人員
-統計年度-
50[2]人/日
-2019年-
開業年月日 1918年大正7年)2月14日[3]
備考 無人駅[1]

歴史

この駅を開業させたのは愛媛鉄道である。1918年大正7年)の2月14日に愛媛鉄道が長浜町駅(現在の伊予長浜駅)から大洲駅(現在の伊予大洲駅)までを開通させたのに伴い愛媛鉄道の途中駅、上老松駅(じょろまつえき)としてこの駅は開業した。

愛媛鉄道は1933年昭和8年)の10月1日に国有化となり愛媛線とされる。軌間は愛媛鉄道時代から762mmのままであったが1935年(昭和10年)10月、下灘駅から伊予長浜駅までの路線の開通にあわせて1067mmに改められ、このとき高松駅から下灘駅まですでにのびていた予讃本線が愛媛線を含めて伊予大洲駅までがつながったため高松駅から伊予大洲駅までが予讃本線とされたので当駅も予讃本線の駅となった。

1986年(昭和61年)の3月には向井原 - 内子間の新線が開通し向井原駅から当駅をへて伊予大洲駅にいたる線路が幹線としての役割を喪失したためこの駅においても優等列車が通過することはなくなった。

この駅はその後1987年(昭和62年)4月には国鉄分割民営化により四国旅客鉄道の駅となって現在に至っている。予讃本線は1988年(昭和63年)6月に予讃線と改称された。

なお駅名は1950年(昭和25年)4月1日に当駅が登山口となっている出石山の金山出石寺にちなみ現在の伊予出石駅(いよいずしえき)に改称されている。

年表

駅構造

ホーム(2020年8月)

単式ホーム1面1線をもつ地上駅である[1]。旧来からの駅舎はすでに撤去され、ホーム上に簡便な待合所が設置されているのみだが、旧駅舎にあった改札の柵のみ残っている。ホームの長浜方には、かつて使われていた切欠きホームが残っている。完全な無人駅で自動券売機などの設置は無く、乗車券などを購入することは出来ない。

利用状況

1日乗降人員推移 [7]
年度 1日平均人数
2011年 86
2012年 72
2013年 66
2014年 60
2015年 74

駅周辺

駅の近くでは肱川に大和川が合流している。このあたりでは肱川やこの大和川に沿って小さな集落が点在している。

駅から南側に進むとすぐに肱川に突き当たるが、ここから対岸に大和橋が伸びている。大和橋を渡って大和川をさかのぼると200メートルほどで郷の集落があり、ここに小学校や簡易郵便局がある。駅から南東に5キロメートルほど行った大洲市八幡浜市・旧長浜町三者の境の出石山には養老年間の開基という金山出石寺がありこの駅は出石山への登山口であるため伊予出石駅という名前になった。

  • 肱川 - 大和橋
  • 大洲市立大和小学校
  • 大和簡易郵便局

バス路線

伊予鉄南予バス

隣の駅

四国旅客鉄道(JR四国)
予讃線(愛ある伊予灘線)
伊予長浜駅 (S12) - 伊予出石駅 (S13) - 伊予白滝駅 (S14)

脚注

  1. 『週刊 JR全駅・全車両基地』 53号 松山駅・伊予西条駅・下灘駅ほか83駅、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年8月25日、26頁。
  2. “[opendata-web.site 愛媛県 駅乗降客数]”. 2021年3月11日閲覧。
  3. 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、640頁。ISBN 978-4-533-02980-6。
  4. 「日本国有鉄道公示第51号」『官報』1950年3月29日(国立国会図書館デジタルコレクション)
  5. 「日本国有鉄道公示第436号」『官報』、1971年11月6日。
  6. 「通報 ●海岸寺駅ほか25駅の駅員無配置について(旅客局)」『鉄道公報日本国有鉄道総裁室文書課、1971年11月6日、8面。
  7. 国土数値情報(駅別乗降客数データ) - 国土交通省、2019年7月12日閲覧

関連項目

外部リンク

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