丸岡駅
丸岡駅(まるおかえき)は、福井県坂井市坂井町上新庄にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)北陸本線の駅である。
丸岡駅* | |
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駅舎(2020年8月) | |
まるおか Maruoka | |
所在地 | 福井県坂井市坂井町上新庄46-24 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本)** |
所属路線 | ■北陸本線 |
キロ程 | 111.8 km(米原起点) |
電報略号 | マル |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
1,047人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1897年(明治30年)9月20日[1][2] |
備考 | 無人駅(自動券売機有) |
歴史
- 1897年(明治30年)9月20日[3]:官設鉄道が福井駅から小松駅まで延伸された際、新庄駅(しんじょうえき、一般駅)として開業[1][2]。
- 1902年(明治35年)2月15日:丸岡駅に改称[2]。
- 1909年(明治42年)10月12日:線路名称制定、北陸本線所属駅となる。
- 1915年(大正4年)6月22日:丸岡鉄道線の駅が上新庄駅として開業[4][5]。
- 1930年(昭和5年)10月12日:丸岡鉄道線が上新庄駅を廃止して国有鉄道丸岡駅に乗り入れ[6]。
- 1944年(昭和19年)12月1日:丸岡鉄道線が京福電気鉄道に吸収合併され[7]、同社の丸岡線となる。
- 1948年(昭和23年)
- 1968年(昭和43年)7月10日:京福電気鉄道丸岡線の駅が廃止[9]。
- 1980年(昭和55年)9月25日:貨物の取扱を廃止(旅客駅となる)[2]。
- 1984年(昭和59年)2月1日:荷物の取扱を廃止[2]。
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる[2]。
- 2010年(平成22年)5月22日:駅舎改修が完了し、完成式典が行われる[10][11]。
- 2018年(平成30年)9月15日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる[12][13][14][15][16][17]。
- 2022年(令和4年)3月1日:無人化[18][19]。
- 2024年(令和6年)春:北陸新幹線の金沢駅 - 敦賀駅延伸開業に伴い、ハピラインふくいの駅になる(予定)[20][21][22]。
駅構造
元々は単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、計2面3線のホームを有する地上駅であったが、中央の線路(島式ホーム側)が撤去(その後柵で封鎖)され[3]、現在は単式ホーム2面2線[23]を有する地上駅。撤去された線路の一部は保線車両の引上線として再利用されている。また、2面2線になって以降も場内・出発信号機は残されており、閉塞の境界となっている。上りホーム(1番のりば)側に駅舎があり、下りホーム(2番のりば)へは跨線橋で連絡している。
駅舎は1948年の福井地震後に再建されたもので、木造である。駅長室と宿直室を改修し、多目的ホールや展示コーナーが設置された[10][11][24]。福井地域鉄道部が管理する無人駅である。ICカード専用の簡易改札機が設置されている[12][16]。券売機あり。
利用状況
「福井県統計年鑑[25]」によると、2019年(令和元年)度の1日平均乗車人員は1,047人である[26]。
近年の1日平均乗車人員は以下の通り。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
---|---|
1997年 | 1,163 |
1998年 | 1,008 |
1999年 | 952 |
2000年 | 979 |
2001年 | 997 |
2002年 | 932 |
2003年 | 906 |
2004年 | 895 |
2005年 | 888 |
2006年 | 903 |
2007年 | 893 |
2008年 | 937 |
2009年 | 856 |
2010年 | 848 |
2011年 | 874 |
2012年 | 877 |
2013年 | 885 |
2014年 | 939 |
2015年 | 1,037 |
2016年 | 1,112 |
2017年 | 1,108 |
2018年 | 1,064 |
2019年 | 1,047 |
脚注
- 朝日 2012, p. 22.
- JTB 1998, p. 134.
- 川島 2010, p. 57.
- 京福 2003, p. 141.
- 「軽便鉄道運輸開始」『官報』1915年6月29日(国立国会図書館デジタルコレクション)
- 京福 2003, pp. 94, 141.
- 京福 2003, p. 29.
- 『福井震災誌』(名古屋鉄道局、1950年)
- 京福 2003, p. 33.
- “広報さかい 平成22年5月号” (PDF). 坂井市秘書広報課. p. 15 (2010年5月13日). 2021年7月17日閲覧。
- “JR丸岡駅一新、交流拠点に 住民ら完成祝う 坂井”. 福井新聞 (2010年5月22日). 2013年11月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年7月17日閲覧。
- (PDF)『9月15日「ICOCA」を福井県内のJR北陸本線(新疋田駅〜牛ノ谷駅)に導入します! 〜北陸と近畿がICOCAでつながる〜』(プレスリリース)西日本旅客鉄道金沢支社、2018年5月30日。 オリジナルの2019年5月28日時点におけるアーカイブ 。2020年9月13日閲覧。
- “JR西日本「ICOCA」9/15エリア一体化、近畿から北陸・岡山も利用OK”. マイナビニュース (2018年5月30日). 2021年9月23日閲覧。
- “イコカ福井県内導入は9月15日 福井駅と敦賀駅は先行で自動改札”. 福井新聞ONLINE (2018年5月31日). 2018年6月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年6月4日閲覧。
- “JR西、福井でイコカ導入 9月15日から北陸線19駅”. 日本経済新聞. (2018年5月31日) 2021年9月23日閲覧。
- “福井もICOCAで行こか JR西、9月15日から19駅に導入”. 産経ニュース. (2018年6月4日) 2021年9月23日閲覧。
- “福井県内のJR線でICカード切符「ICOCA」運用開始 早朝購入組の姿も”. 福井経済新聞 (2018年9月15日). 2021年9月23日閲覧。
- “JR春江駅の窓口12月中旬で営業終了、無人駅へ 丸岡駅のスケジュールも発表 福井県坂井市”. 福井新聞 (福井新聞社). (2021年11月9日). オリジナルの2021年11月9日時点におけるアーカイブ。 2021年11月9日閲覧。
- “福井県内JR駅、新たに16駅無人化 北陸線の5駅はイコカ対応、2030年度までに”. 福井新聞 (福井新聞社). (2020年8月26日). オリジナルの2021年5月9日時点におけるアーカイブ。 2021年5月9日閲覧。
- “新社名「ハピラインふくい」 並行在来線三セク会社 福井の60代男性考案”. 中日新聞Web. (2022年3月29日). オリジナルの2022年3月29日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- “並行在来線運営会社は「ハピラインふくい」 知事らが記者会見”. 朝日新聞デジタル. (2022年3月29日). オリジナルの2022年3月29日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- “並行在来線の役割転換、特急中心から「県民の足」へ…「パターンダイヤ」も検討”. 読売新聞オンライン. (2022年4月9日). オリジナルの2022年4月9日時点におけるアーカイブ。 2022年4月10日閲覧。
- 川島 2010, p. 31.
- 西崎さいき『新駅舎・旧駅舎』イカロス出版、2019年6月30日、55頁。ISBN 978-4-8022-0725-6。
- 福井県統計年鑑
- “8.駅別JR貨客輸送状況(1日平均)” (XIS). 福井県. 2021年3月29日閲覧。
参考文献
関連項目
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