中央州 (ケニア)

中央州(ちゅうおうしゅう、スワヒリ語:Mkoa wa Kati)は、ケニア中南部の。 州都はニエリ2009年の人口は438万3743人。 面積は1万3164km2で、2009年の人口密度は333人/km2。

中央州の位置
ケニア中央州は首都ナイロビの北郊からケニア山麓にいたる。

人口[1]

隣接州

民族

GEMAと総称されるケニアにおけるバントゥー系民族の故郷である。

気候

高地にあるため他の州と比較すると冷涼である。 3月初頭から5月と10月及び11月の2度の雨期があり降雨は安定している。 中央州はケニアの主要輸出品の一つであるコーヒーの主な産地である。 ケニアの日用品の多くもこの州で生産される。

地域区分

番号カウンティ名スワヒリ語面積(km2)2009年の人口政府所在地
18ニャンダルアNyandarua3,107.7596,268オル・カロウ
19ニエリNyeri2,361.0693,558ニエリ
20キリニャガKirinyaga1,205.4528,054ケルゴヤ/クトゥス
21ムランガMurang'a2,325.8942,581ムランガ
22キアンブKiambu2,449.21,623,282キアンブ

歴史

この地域の住民の多くは17世紀に移民したと信じられている東方のバントゥー系の子孫である。 この地域に住むのは現在のキクユ族エンブ族メル族である。

イギリスによるケニアの植民地支配により、この地域の大半は「白人高地」と呼ばれた入植者の農園に組込まれた[2]

従って、この地に対し先祖からの権利を持っていると主張した地域の共同体からの多くの政治的活動が起った。 これは1950年代に頂点に達した。 マウマウ団の乱に際しこの領域は非常事態下に置かれ、多くの著名な政治指導者が逮捕された。

主要都市

人口はサガナが2014年、それ以外が2009年の値。[3]

  • ルイル:23万6961人
  • キクユ (ケニア):19万208人
  • シカ (ケニア):13万6576人
  • カルリ:9万9739人
  • キアンブ:7万6093人
  • ニエリ:6万3626人
  • リムル:6万1336人
  • ジュジャ:4万446人
  • ムランガ:2万3949人
  • ワングル:1万7626人
  • ケルゴヤ+クトゥス:1万6369人
  • サガナ:1万3000人
  • ギスングリ:1万7人

著名人[4][5][6][7][8]

ジョモ・ケニヤッタ



グギ・ワ・ジオンゴ


ワンガリ・マータイ




サムエル・ワンジル(2008年)


キャサリン・ヌデレバ(2007年)

脚註

  1. City Population(閲覧日:2016年9月26日)
  2. 伊部正之黒アフリカにおける移動労働制度」『商學論集』39巻2号 p.9 福島大学経済学会 1970年10月30日
  3. City Population(閲覧日:2016年9月26日)
  4. Nyandarua County – Kenya(閲覧日:2016年9月26日)
  5. Nyeri County – Kenya(閲覧日:2016年9月26日)
  6. Kirinyaga County – Kenya(閲覧日:2016年9月26日)
  7. Muranga County – Kenya(閲覧日:2016年9月26日)
  8. Kiambu County – Kenya(閲覧日:2016年9月26日)

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