上山田駅

上山田駅(かみやまだえき)は、かつて福岡県山田市(現・嘉麻市)上山田杉町に設置されていた、九州旅客鉄道(JR九州)上山田線である。上山田線の廃止に伴い、1988年昭和63年)9月1日廃駅となった。

上山田駅
跡地(2013年5月)
かみやまだ
Kami-Yamada
下山田 (2.0 km)
(3.0 km) 熊ヶ畑
所在地 福岡県山田市上山田杉町1348番地
北緯33度33分31.2秒 東経130度45分55.3秒
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 上山田線
キロ程 14.4 km(飯塚起点)
電報略号 カヤ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線(側線あり)
開業年月日 1898年明治31年)2月8日[1]
廃止年月日 1988年昭和63年)9月1日[1]

歴史

廃止時の駅構造

嘉麻市(旧・山田市)の中心駅であり、上山田線の中心的な駅であった。

  • 直営駅であり、2面2線の相対式ホームと数本の側線を有していた。
  • 立派な駅舎があった。
  • かつては、石炭の積み出し駅であった。
  • 筑豊本線の終着駅となっていた時期がある。
  • 上山田線最終営業日まで、売店(キヨスク)が営業していた。

運行形態

当駅は長らく上山田線の終着駅であったが、当駅から豊前川崎駅までの延伸が1966年(昭和41年)に行われてからは中間駅となった。しかし、当駅を境にして輸送の需要が大きく違い、飯塚駅方面への列車は比較的多かったが、熊ヶ畑駅や豊前川崎駅方面行きの列車は少なかった。

また、漆生線列車との事実上の接続駅であった(下山田駅が実際の分岐駅ではあったが、すべて当駅まで直通運転されていたため)。

駅周辺

現況

廃駅後、1999年(平成11年)まで嘉穂交通山田支社が置かれ、代替バスが配置されていた。

現在では、駅跡は山田生涯学習館・図書館となっている。

その他

隣の駅

九州旅客鉄道(JR九州)
上山田線
下山田駅 - 上山田駅 - 熊ヶ畑駅

輸送量・収入

年度 旅客(人) 貨物量(トン) 旅客収入(円) 貨物収入(円)
1924126,973297,01038,087388,902
1928164,659376,05449,274507,002
1931121,118370,00632,477507,789
1935169,098823,75546,6731,148,840
  • 福岡県統計書各年度版より

脚注

  1. 石野哲(編)『停車場変遷大事典 国鉄・JR編 Ⅱ』JTB、1998年、804頁。ISBN 978-4-533-02980-6。

関連項目

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