一本松駅 (埼玉県)

一本松駅(いっぽんまつえき)は、埼玉県鶴ヶ島市大字中新田にある、東武鉄道越生線である。駅番号TJ 41

一本松駅
駅入口(2014年1月)
いっぽんまつ
Ippommatsu
TJ 26 坂戸 (2.8 km)
(1.6 km) 西大家 TJ 42
所在地 埼玉県鶴ヶ島市大字中新田80-3
北緯35度56分25.34秒 東経139度22分12.99秒
駅番号 TJ41
所属事業者 東武鉄道
所属路線 越生線
キロ程 2.8 km(坂戸駅起点)
電報略号 ホマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
[利用 1]3,849人/日
-2021年-
開業年月日 1934年昭和9年)12月16日

歴史

年表

駅名の由来

当駅より少し西北に行った所に五差路「一本松交差点」があり、ここの傍ら(地図で見ると北側)に生えていた一本のの木に由来する。この松は見事な松だったと言われ、江戸時代には日光裏街道を行く旅人たちが振り返ってその松を眺めたことから「見返りの松」と言われていたという[1]。この松は晩年は商店の前、地蔵の隣に立っていたが、1964年東京オリンピックを控えた頃に交差する県道74号線県道114号線それぞれの道路拡張計画が持ち上がり、これに合わせて切り倒されたということである[2]

駅構造

ホーム(2011年11月)

相対式ホーム2面2線を有する地上駅で、列車交換が可能。自動改札機設置。

駅舎は坂戸方面ホーム南端に立地し、越生方面ホームとの間は跨線橋で連絡している。トイレは坂戸方面ホーム側に設置されている。

係員が終日配置されているが、窓口が閉まることがある。その際、係員と話したり呼び出せるよう、窓口横にインターフォンが設置されている。

備考
  • 最初は単式ホーム1面1線の構造であり、下り・越生方面行きホームと列車交換設備は後から設置された[3]

のりば

番線路線方向行先[4]
1 TJ 越生線 下り 越生方面
2 上り 坂戸方面
  • 坂戸駅から先の東上本線は、坂戸駅で乗り換えとなる。

利用状況

2021年度の1日平均乗降人員は3,849人である[利用 1]

近年の1日平均乗降人員の推移は下表のとおりである。

年度 1日平均
乗降人員
2015年(平成27年) 4,157
2016年(平成28年) 4,225
2017年(平成29年) 4,258
2018年(平成30年) 4,409
2019年(令和元年) 4,451
2020年(令和02年) [利用 2]3,442
2021年(令和03年) [利用 1]3,849

駅周辺

坂戸市との境界に近く比較的閑散としているが、駅前の道路は東武越生線の南北を行き交いする抜け道となっているため、朝夕に主として交通量が多いのに対して道路幅が狭いなどの問題を抱えている。また、駅の南側は当駅南口開設を目論んだ土地区画整理事業がなされ新興住宅地となっているが、南口開設については未定である。

  • 坂戸市立大家公民館
    • 坂戸市役所大家出張所
    • 坂戸市立図書館 大家分館
  • 坂戸市立大家小学校
  • 鶴ヶ島市西公民館
    • 鶴ヶ島市立図書館 西分室
  • 埼玉県立鶴ヶ島清風高等学校
  • 鶴ヶ島市立西中学校
  • 鶴ヶ島市立新町小学校
  • 鶴ヶ島下新田郵便局
  • 坂戸森戸郵便局
  • 浅羽ビオトープ(駅より徒歩約25分)

バス路線

駅前にバスは乗り入れていないが、付近に2市のコミュニティバス一本松駅入口停留所を設置している。同じ停留所名ではあるが場所は全く異なる。

乗り場系統主要経由地行先運行事業者備考
一本松駅入口西コース西大家駅・城山荘入口・川角駅坂戸市役所坂戸市内循環バス 
西コース鶴舞東・坂戸駅北口  
一本松駅入口上新田・脚折線町屋回転所、前山団地 (※西公民館には行かない)前山団地つるワゴン 
東西線当バス停⇒西公民館⇒高倉高福寺入口⇒鶴ヶ島市役所⇒ポポラ⇒鶴ヶ島駅西口⇒ポポラ⇒鶴ヶ島市役所⇒高倉高福寺入口⇒当バス停鶴ヶ島駅西口つるワゴン(青色車) 
上新田・脚折線・特別便西線当バス停⇒関越病院⇒坂戸駅南口⇒鶴ヶ島市役所、(特別便西線)市立老人福祉センター(1日1便 朝)鶴ヶ島市役所・(※市立老人福祉センター)つるワゴン(オレンジ色車) 
  • 一本松駅入口(坂戸市内循環バス): 駅から北に約200m、セブン-イレブン坂戸一本松店付近のお地蔵さん辺り
  • 一本松駅入口(つるワゴン): 駅から南に約300m、「一本松駅入口」交差点付近

隣の駅

東武鉄道
TJ 越生線
坂戸駅 (TJ 26) - 一本松駅 (TJ 41) - 西大家駅 (TJ 42)

脚注

出典

  1. 『懐かしい沿線写真で訪ねる 東武東上線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一 著・彩流社 刊)74ページより。
  2. 目で見る坂戸・鶴ケ島の100年(郷土出版社、2010年8月刊行)114頁。
  3. 『懐かしい沿線写真で訪ねる 東武東上線 街と駅の1世紀』(矢嶋秀一 著・彩流社 刊)74ページより。1966年昭和41年)当時の一本松駅の写真が掲載されている。
  4. 一本松駅 構内マップ”. 東武鉄道. 2023年6月4日閲覧。

利用状況

東武鉄道の1日平均乗降人員
  1. 東武鉄道株式会社. 駅情報(乗降人員)”. 2022年8月13日閲覧。
  2. 東武鉄道 駅情報(乗降人員) - ウェイバックマシン(2021年12月15日アーカイブ分)、2022年8月13日閲覧

関連項目

外部リンク

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