ワールド・マッチプレイ (ダーツ)

ワールド・マッチプレイ (英語: World Matchplay) は、プロフェッショナル・ダーツ・コーポレイション (PDC) が開催するダーツのトーナメントである。 初開催の1994年から、ブラックプールウィンター・ガーデンズにおいて、毎年開催されており、PDC ワールド・ダーツ・チャンピオンシップと同じく、PDC主催大会において、最も長く続いている (厳密には、開催月の関係で2番目)。

World Matchplay
初回から会場となっているウィンター・ガーデンズ
概要
開催国 イギリスの旗 イギリス (イングランドの旗 イングランド)
開催地 ランカシャー, ブラックプール
会場 ウィンター・ガーデンズ
初開催 1994年
主催団体 PDC
形式 レグ制
賞金総額 £800,000 (2022)
開催月 7月
現在のチャンピオン
オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン(2022)

歴史

ワールド・マッチプレイは、1980年代からの名選手であったジョッキー・ウィルソンが最後に参戦したテレビ放送される主要トーナメントとなったり[1]、イギリスにおいてテレビで生放送されている試合中、フィル・テイラーにより初めてナイン・ダート・フィニッシュが達成されたイベントとなったりと[2]、見所も多い。2020年は新型コロナウイルス感染拡大のため、ミルトン・キーンズのマーシャル・アリーナで無観客開催された。2022年には初の女子大会(ワンデー大会)が行われた。

2012年以前は、他大会とは異なり、予定のレグ数に達しても、2レグ差がなければ無限に延長されるルールであったため、予定よりも大幅に長引く試合があった。2018年大会から優勝者にフィル・テイラー・トロフィーが授与される[3]

歴代優勝回数はフィル・テイラーの16回、次いでマイケル・ヴァン・ガーウェンの3回。

結果

決勝の結果は下記の通りである[4]

Year 優勝 (決勝平均) Score 準優勝 (決勝平均) 賞金 スポンサー 会場
総額 優勝 準優勝
1994 アメリカ合衆国の旗 ラリー・バトラー (90.72) 16–12 イングランドの旗 デニス・プリーストリー (91.59) £42,800 £10,000 £6,000 Proton ウィンター・ガーデンズ, ブラックプール
1995 イングランドの旗 フィル・テイラー (90.72) 16–11 イングランドの旗 デニス・プリーストリー (87.63) Webster's
1996 イングランドの旗 ピーター・エヴィソン (100.51) 16–14 イングランドの旗 デニス・プリーストリー (96.67) £52,000 £12,000 £7,000
1997 イングランドの旗 フィル・テイラー (106.32) 16–11 イングランドの旗 アラン・ウォリナー=リトル (98.42) £48,000 £6,000
1998 イングランドの旗 ロッド・ハリントン (95.03) 19–17 イングランドの旗 ロニー・バクスター (94.07) £58,000 £14,000 £7,000 PDC
1999 イングランドの旗 ロッド・ハリントン (85.95) 19–17 イングランドの旗 ピーター・マンリー (86.91)
2000 イングランドの旗 フィル・テイラー (100.32) 18–12 イングランドの旗 アラン・ウォリナー=リトル (97.14) Stan James
2001 イングランドの旗 フィル・テイラー (99.57) 18–10 ウェールズの旗 リッチー・バーネット (90.99) £65,000
2002 イングランドの旗 フィル・テイラー (98.76) 18–16 カナダの旗 ジョン・パート (94.14) £75,500 £15,000 £7,500
2003 イングランドの旗 フィル・テイラー (94.38) 18–12 イングランドの旗 ウェイン・マードル (97.44) £80,000 £8,000
2004 イングランドの旗 フィル・テイラー (100.20) 18–8 イングランドの旗 マーク・ダッドブリッジ (89.24) £100,000 £20,000 £10,000
2005 イングランドの旗 コリン・ロイド (97.89) 18–12 カナダの旗 ジョン・パート (94.53) £120,000 £25,000 £12,500
2006 イングランドの旗 フィル・テイラー (100.08) 18–11 イングランドの旗 ジェームズ・ウェイド (90.01) £150,000 £30,000 £15,000
2007 イングランドの旗 ジェームズ・ウェイド (96.83) 18–7 イングランドの旗 テリー・ジェンキンス (91.62) £200,000 £50,000 £20,000
2008 イングランドの旗 フィル・テイラー (109.47) 18–9 イングランドの旗 ジェームズ・ウェイド (102.58) £300,000 £60,000 £30,000
2009 イングランドの旗 フィル・テイラー (106.05) 18–4 イングランドの旗 テリー・ジェンキンス (92.32) £400,000 £100,000 £50,000
2010 イングランドの旗 フィル・テイラー (105.16) 18–12 オランダの旗 レイモンド・ファン・バルネフェルト (100.11)
2011 イングランドの旗 フィル・テイラー (103.84) 18–8 イングランドの旗 ジェームズ・ウェイド (98.84) Sky Bet
2012 イングランドの旗 フィル・テイラー (98.97) 18–15 イングランドの旗 ジェームズ・ウェイド (95.92) Betfair
2013 イングランドの旗 フィル・テイラー (111.23) 18–13 イングランドの旗 エイドリアン・ルイス (105.92) BetVictor
2014 イングランドの旗 フィル・テイラー (107.19) 18–9 オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン (101.49) £450,000
2015 オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン (99.91) 18–12 イングランドの旗 ジェームズ・ウェイド (90.37)
2016 オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン (103.93) 18–10 イングランドの旗 フィル・テイラー (101.13)
2017 イングランドの旗 フィル・テイラー (104.24) 18–8 スコットランドの旗 ピーター・ライト (99.74) £500,000 £115,000 £55,000
2018 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン (101.12) 21–19 オーストリアの旗 メンサー・スルホビック (104.43)
2019 イングランドの旗 ロブ・クロス (95.16) 18–13 イングランドの旗 マイケル・スミス (95.91) £700,000 £150,000 £70,000 Betfred
2020 ベルギーの旗 ディミトリ・バン・デン・バーグ (98.31) 18–10 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン (92.81) マーシャル・アリーナ, Milton Keynes
2021 スコットランドの旗 ピーター・ライト (105.90) 18–9 ベルギーの旗 ディミトリ・バン・デン・バーグ (100.88) ウィンター・ガーデンズ, ブラックプール
2022 オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン (101.19) 18–14 ウェールズの旗 ガーウィン・プライス (96.92) £800,000 £200,000 £100,000

大会記録

回数

 ここでは、回数に関する記録を紹介する。

最多優勝

最多決勝出場

最多出場

最多勝利

  • 99 イングランドの旗 フィル・テイラー (5回: 1995, 1997, 2000 - 2004, 2006, 2008 - 2014, 2017; 4回: 2016; 3回: 1999, 2007, 2015; 2回: 1998, 2005; 1回: 1994, 1996)

不敗記録

全ラウンド

 フィル・テイラーは2009 R2から2012 R1まで、15試合連続で対戦平均値100超えを達成した。

回数

 2022年までの最多は、フィル・テイラーの62回である。

最高対戦平均値

 2022年までの最高は、フィル・テイラーの114.99である。

  • 114.99 イングランドの旗 フィル・テイラー (2010 R1 vs ウェールズの旗 バリー・ベイツ)
  • 113.43 イングランドの旗 フィル・テイラー (1997 R1 vs カナダの旗 ゲイリー・モーソン)
  • 112.17 イングランドの旗 フィル・テイラー (2002 準々決勝 vs イングランドの旗 クリス・メイソン)
  • 111.23 イングランドの旗 フィル・テイラー (2013 決勝 vs イングランドの旗 エイドリアン・ルイス)
  • 110.93 オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン (2015 R2 vs ウェールズの旗 ジェイミー・ルイス)
  • 110.51 イングランドの旗 エイドリアン・ルイス (2015 R1 vs イングランドの旗 アンドリュー・ギルディング)
  • 110.37 スコットランドの旗 ピーター・ライト (2021 準決勝 vs オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン)

ナインダートフィニッシュ

 フィル・テイラーは唯一、複数回(2回)のナインダートフィニッシュを達成している。

選手 年(ラウンド) 方法 相手 結果
イングランドの旗 フィル・テイラー 2002年準々決勝 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 イングランドの旗 クリス・メイソン 勝利
オランダの旗 レイモンド・ファン・バルネフェルト 2010年1回戦 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 イングランドの旗 デニス・オーブンズ 勝利
カナダの旗 ジョン・パート 2011年1回戦 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 ウェールズの旗 マーク・ウェブスター 敗戦
オランダの旗 マイケル・ヴァン・ガーウェン 2012年2回戦 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 イングランドの旗 スティーブ・ビートン 勝利
イングランドの旗 ウェズ・ニュートン 2012年2回戦 3×T20; 2×T20, T19; 2×T20, D12 イングランドの旗 ジャスティン・パイプ 敗戦
イングランドの旗 フィル・テイラー 2014年2回戦 3×T20; 2×T20, T19; 2×T20, D12 イングランドの旗 マイケル・スミス 勝利
スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン 2018年準々決勝 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 イングランドの旗 ジョー・カレン 勝利
ウェールズの旗 ガーウィン・プライス 2022年準決勝 3×T20; 3×T20; T20, T19, D12 オランダの旗 ダニー・ノッパード 勝利

年度別

 2022年までで、少なくとも33人の選手がハイエスト・チェックアウトを達成している。

選手 数字
1994 不明 不明
1995 不明 不明
1996 不明 不明
1997 イングランドの旗 フィル・テイラー 164
1998 イングランドの旗 アラン=ウォリナー・リトル 167
1999 イングランドの旗 ピーター・エヴィソン
イングランドの旗 コリン・ロイド
170
2000 イングランドの旗 アレックス・ロイ
アメリカ合衆国の旗 スティーブ・ブラウン
170
2001 イングランドの旗 デイブ・アスキュー 170
2002 イングランドの旗 キース・デラー 170
2003 イングランドの旗 コリン・ロイド 160
2004 イングランドの旗 デニス・オーブンズ 170
2005 イングランドの旗 コリン・ロイド 170
2006 イングランドの旗 フィル・テイラー
イングランドの旗 アンディ・ジェンキンス
160
2007 イングランドの旗 ケビン・ペインター 170
2008 イングランドの旗 マット・クラーク 161
2009 イングランドの旗 アラン・タバーン 157
2010 イングランドの旗 マーク・ウォルシュ 160
2011 イングランドの旗 ジェームズ・ウェイド
イングランドの旗 ウェズ・ニュートン
イングランドの旗 エイドリアン・ルイス
170
2012 イングランドの旗 フィル・テイラー x 2
イングランドの旗 デイブ・チズナル
イングランドの旗 ジョー・カレン
170
2013 イングランドの旗 ジャスティン・パイプ
北アイルランドの旗 ブレンダン・ドーラン
イングランドの旗 アンディ・ハミルトン
170
2014 イングランドの旗 スティーブン・バンティング 167
2015 北アイルランドの旗 ブレンダン・ドーラン 170
2016 イングランドの旗 ジャスティン・パイプ
オーストラリアの旗 カイル・アンダーソン
イングランドの旗 スティーブ・ビートン
160
2017 オランダの旗 ベニート・バン・デ・パス
ウェールズの旗 ガーウィン・プライス
170
2018 イングランドの旗 ジョー・カレン x 2
スコットランドの旗 ピーター・ライト
170
2019 スコットランドの旗 ピーター・ライト
イングランドの旗 ロブ・クロス
170
2020 ドイツの旗 ガブリエル・クレメンス
ベルギーの旗 ディミトリ・バン・デン・バーグ
170
2021 イングランドの旗 カラン・ライズ 170
2022 オランダの旗 ダーク・バン・デュイベンボーデ 170

回数

 2022年までの最多は、フィル・テイラーの4回である。

最長試合

  • 40 (レグ) スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン 21 vs 19 オーストリアの旗 メンサー・スルホビック (2018年決勝)
  • 36 イングランドの旗 ロッド・ハリントン 19 vs 17 イングランドの旗 ロニー・バクスター (1998年決勝)
  • 36 イングランドの旗 ロッド・ハリントン 19 vs 17 イングランドの旗 ピーター・マンリー (1999年決勝)
  • 36 イングランドの旗 ロニー・バクスター 19 vs 17 イングランドの旗 ケビン・ペインター (2004年2回戦)
  • 36 イングランドの旗 ジェームズ・ウェイド 19 vs 17 オランダの旗 ローランド・ショルテン (2006年準決勝)
  • 36 イングランドの旗 エイドリアン・ルイス 19 vs 17 イングランドの旗 アンディ・ハミルトン (2013年準々決勝)
  • 36 スコットランドの旗 ゲイリー・アンダーソン 19 vs 17 イングランドの旗 ジョー・カレン (2018年準々決勝)

最短試合

  • 8 イングランドの旗 フィル・テイラー 8 vs 0 アメリカ合衆国の旗 ゲイリー・モーソン (1997年1回戦)
  • 8 アメリカ合衆国の旗 スティーブ・ブラウン 8 vs 0 アメリカ合衆国の旗 ショーン・ダウンズ (1997年1回戦)
  • 9 イングランドの旗 ピーター・エヴィソン 8 vs 1 イングランドの旗 グレアム・ストッダート (1995年1回戦)
  • 9 イングランドの旗 ピーター・エヴィソン 8 vs 1 イングランドの旗 フィル・テイラー (1996年2回戦)
  • 9 イングランドの旗 ピーター・エヴィソン 8 vs 1 イングランドの旗 グレアム・ストッダート (1997年1回戦)
  • 9 イングランドの旗 アラン・ウォリナー=リトル 8 vs 1 イングランドの旗 ピーター・マンリー (1997年2回戦)
  • 9 イングランドの旗 フィル・テイラー 8 vs 1 イングランドの旗 グレアム・ストッダート (1998年1回戦)

最大差

  • 15 イングランドの旗 フィル・テイラー 16 vs 1 オランダの旗 ローランド・ショルテン (2007年準々決勝)
  • 14 イングランドの旗 フィル・テイラー 18 vs 4 イングランドの旗 テリー・ジェンキンス (2009年決勝)
  • 13 イングランドの旗 フィル・テイラー 16 vs 3 イングランドの旗 エイドリアン・ルイス (2009年準々決勝)
  • 13 イングランドの旗 フィル・テイラー 17 vs 4 オーストラリアの旗 サイモン・ウィットロック (2010年準決勝)

試合形式

ワールド・マッチプレイは全試合レグ制で行う。

1994

  • 1・2回戦: 8レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準々決勝・準決勝: 11レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで)

1995–1997

  • 1・2回戦: 8レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準々決勝・: 11レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準決勝: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで)

1998

  • 1・2回戦: 8レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準々決勝: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準決勝: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 決勝: 18レグ先取 (2レグ差がつくまで)

1999–2012

  • 1回戦: 10レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 2回戦: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準々決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 準決勝: 17レグ先取 (2レグ差がつくまで)
  • 決勝: 18レグ先取 (2レグ差がつくまで)

2013–2015

  • 1回戦: 10レグ先取 (2レグ差がつくまで; 12–12の場合はサドンデス)
  • 2回戦: 13レグ先取 (2レグ差がつくまで; 15–15の場合はサドンデス)
  • 準々決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで; 18–18の場合はサドンデス)
  • 準決勝: 17レグ先取 (2レグ差がつくまで; 19–19の場合はサドンデス)
  • 決勝: 18レグ先取 (2レグ差がつくまで; 20–20の場合はサドンデス)

2016–present

  • 1回戦: 10レグ先取 (2レグ差がつくまで; 12–12の場合はサドンデス)
  • 2回戦: 11レグ先取 (2レグ差がつくまで; 13–13の場合はサドンデス)
  • 準々決勝: 16レグ先取 (2レグ差がつくまで; 18–18の場合はサドンデス)
  • 準決勝: 17レグ先取 (2レグ差がつくまで; 19–19の場合はサドンデス)
  • 決勝: 18レグ先取 (2レグ差がつくまで; 20–20の場合はサドンデス)

中継

イギリス国内では第1回大会からSky Sportsで中継されている[5]

同名のトーナメント

1980年代、BDOは、このトーナメントと直接的には全く関係のないMFI ワールド・マッチプレイというトーナメントを開催していた。 このトーナメントは、初回の1983年に、ジョン・ロウがテレビ放送史上初のナイン・ダート・フィニッシュを達成した歴史的意義のあるトーナメントである。 また、優勝賞金は、当時のワールド・チャンピオンシップを超えて、最も高かった[6]。 ロウは、この偉業により、£102,000を獲得し、さらにこの大会の初代チャンピオンにもなった[7]

脚注

  1. Darts Event Calendar Darts Database
  2. PDPA - 9 DART CLUB Archived 2010年4月17日, at the Wayback Machine. Professional Darts Players Association
  3. https://www.pdc.tv/news/2018/01/02/taylor-receives-world-matchplay-honour
  4. http://www.mastercaller.nl/en/tournaments/pdc/world-matchplay/1996
  5. PDC & Sky Sports Extend Partnership”. Professional Darts Corporation. 2013年7月28日閲覧。
  6. BDO MFI World Matchplay The darts specialist in the Netherlands (英語 / オランダ語)
  7. Fourth world crown and £1MILLION! Legend of Darts

外部リンク

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