ロイヤルリムジン

ロイヤルリムジン株式会社
Royal Limousine Inc.
種類	株式会社
本社所在地	日本; 〒136-0071; 東京都江東区亀戸7-24-1
設立	2008年（平成20年）2月6日
業種	陸運業
法人番号	4010601037535
事業内容	一般乗用旅客自動車運送事業
代表者	金子健作
資本金	9,800万円
主要株主	株式会社アイビーアイ
外部リンク	https://royal-limo.co.jp/

ロイヤルリムジン株式会社（英: Royal Limousine Inc.）は、東京都を中心としたタクシー事業者である。アイビーアイの100%子会社である。

概要

2008年（平成20年）に創業。一部のグループ会社を除き東京都 23区・武蔵野市・三鷹市（特別区・武三交通圏）を営業エリアとする。主に独自営業する同業他社を中心に買収しグループを拡大していった。その経緯から、大手事業者に提携する事業者を買収したものを除き基本的には独自営業となっている。

2022年（令和4年）11月14日の特別区・武三交通園のタクシー運賃の一斉値上げの際、同グループの2社（ロイヤルリムジン、ジャパンプレミアム東京）は値上げに応じなかった[1]。このことから11月29日に運賃変更命令を含む一切の不利益処分に対する仮の差し止めの申し立て及び差止訴訟の提起を行った[2]。2023年（令和5年）3月6日東京地裁は事業者への影響などについて検討が不十分だったとして「裁量権の範囲の逸脱・乱用が一応認められる」として一時的に差し止める決定を2月28日付で下した。効力は2社が差し止めを求めて起こした訴訟の判決言い渡しから60日が経過するまでとしている[3][4]。

2023年（令和5年）3月には、独自営業していた山城交通（板橋区坂下）、2022年（令和4年）8月にタクシー事業から撤退した日の丸自動車提携の幸裕自動車（荒川区西尾久）、および2021年（令和3年）7月に営業を休止していた東京無線所属の高円寺交通（杉並区高円寺南）の営業権を取得した。

トヨタ・プリウスα

グループ会社

グループ各社は一部を除き登記上の本社はロイヤルリムジンと同じ江東区亀戸となっている。また、ロイヤルリムジンはアイビーアイの100%子会社だがグループ各社は基本的にはロイヤルリムジンの100%子会社となっている。

交通圏		社名・営業所		所在地	備考
東京	特別区武三	ロイヤルリムジン	本社営業所	江東区亀戸
		Z[5]	本社営業所	中央区銀座	旧・ロイヤルリムジン東京
		ジャパンプレミアム東京[6]	銀座営業所	中央区銀座	旧・東京シティエスコート[注釈 1]
		一二三交通自動車[10]	練馬営業所	練馬区田柄	営業権をひふみ交通自動車[11]より譲受
		目黒自動車交通[12]	目黒営業所	目黒区碑文谷	大和自動車交通提携信和事業所属
		目黒自動車交通葛飾[13]	葛飾営業所[注釈 2]	葛飾区青戸	大和自動車交通提携信和事業所属
		関東自動車交通[14]	江戸川営業所	江戸川区船堀	国際自動車提携営業権は同名の旧会社[注釈 3]より継承、法人格は旧・ジャパンプレミアム
神戸	神戸市域	オリエンタルタクシー[17]	本社営業所	神戸市東灘区御影石町
		オリエンタルタクシー[17]	垂水営業所	神戸市垂水区名谷町字春日手
		ファイブスタータクシー[18]	明石営業所	明石市魚住町住吉	旧・有馬交通・播州交通グループ[注釈 4]
			明石西営業所	明石市魚住町清水
	東播磨		三田営業所	三田市駅前町
			加古川営業所	加古川市新神野
			小野・加東・三木営業所	小野市浄谷町

不祥事

2019年コロナウイルス感染症による社会・経済的影響による業績悪化でグループ会社を含む5社（当時）の全乗務員600人を解雇し、雇用保険の失業手当を受けるように勧め、終息後に再雇用する方針を示したが、再雇用する方針のために受給資格を満たさないとされた[19]。最終的に解雇は撤回された[20]。

脚注

注釈

かつて東京エムケイと提携していた。2019年（令和元年）にロイヤルリムジンと提携し傘下入り[7][8]し、2021年（令和3年）より現社名となる[9]。
営業権をチェッカーキャブ所属であった月島自動車交通（葛飾区金町）より譲受。
初代法人（後株）[15]→2代目法人（後株）[16]、現法人（3代目）は前株。
ロイヤルリムジン傘下入り前に有馬交通が播州交通の事業を継承し現社名に変更。

出典

“公定幅ではない運賃届け出と受理のお知らせ”. 東京タクシーロイヤルリムジン株式会社. 2023年3月25日閲覧。
“タクシー運賃値上げ強制に反対する仮の差止めの申立て・差止訴訟の提起について”. 東京タクシーロイヤルリムジン株式会社. 2023年3月25日閲覧。
“タクシー値上げ差し止め　東京地裁「裁量権の逸脱」 - 日本経済新聞”. www.nikkei.com. 2023年3月25日閲覧。
INC, SANKEI DIGITAL (2023年3月6日). “タクシー値上げ差し止め「裁量権の逸脱」東京地裁”. 産経ニュース. 2023年3月25日閲覧。
株式会社Ｚの情報
株式会社ジャパンプレミアム東京の情報
“「東京シティエスコート」社と業務提携”. 株式会社ロイヤルリムジン. 2021年9月16日閲覧。
『東京交通新聞』2019年2月18日号2面
“グループ再編および銀座営業所がオープンのお知らせ”. 東京タクシーロイヤルリムジン株式会社. 2022年5月27日閲覧。
株式会社一二三交通自動車の情報
株式会社ひふみ交通自動車の情報
目黒自動車交通株式会社の情報
目黒自動車交通葛飾株式会社の情報
株式会社関東自動車交通の情報
関東自動車交通株式会社の情報
関東自動車交通株式会社の情報
オリエンタルタクシー株式会社の情報
ファイブスタータクシー株式会社の情報
“ロイヤルリムジン、全乗務員一時解雇し失業保険勧める→労働局「受給資格を満たさず」”. Business Journal (サイゾー). (2020年4月9日). オリジナルの2021年5月17日時点におけるアーカイブ。 2023年2月9日閲覧。
“ロイヤルリムジン「解雇撤回」”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞). (2020年4月27日) 2023年2月9日閲覧。

外部リンク

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[10] かつて東京エムケイと提携していた。2019年（令和元年）にロイヤルリムジンと提携し傘下入り[7][8]し、2021年（令和3年）より現社名となる[9]。

[15] 営業権をチェッカーキャブ所属であった月島自動車交通（葛飾区金町）より譲受。

[19] 初代法人（後株）[15]→2代目法人（後株）[16]、現法人（3代目）は前株。

[22] ロイヤルリムジン傘下入り前に有馬交通が播州交通の事業を継承し現社名に変更。

[1] “公定幅ではない運賃届け出と受理のお知らせ”. 東京タクシーロイヤルリムジン株式会社. 2023年3月25日閲覧。

[2] “タクシー運賃値上げ強制に反対する仮の差止めの申立て・差止訴訟の提起について”. 東京タクシーロイヤルリムジン株式会社. 2023年3月25日閲覧。

[3] “タクシー値上げ差し止め　東京地裁「裁量権の逸脱」 - 日本経済新聞”. www.nikkei.com. 2023年3月25日閲覧。

[4] INC, SANKEI DIGITAL (2023年3月6日). “タクシー値上げ差し止め「裁量権の逸脱」東京地裁”. 産経ニュース. 2023年3月25日閲覧。

[5] 株式会社Ｚの情報

[6] 株式会社ジャパンプレミアム東京の情報

[7] “「東京シティエスコート」社と業務提携”. 株式会社ロイヤルリムジン. 2021年9月16日閲覧。

[8] 『東京交通新聞』2019年2月18日号2面

[9] “グループ再編および銀座営業所がオープンのお知らせ”. 東京タクシーロイヤルリムジン株式会社. 2022年5月27日閲覧。

[11] 株式会社一二三交通自動車の情報

[12] 株式会社ひふみ交通自動車の情報

[13] 目黒自動車交通株式会社の情報

[14] 目黒自動車交通葛飾株式会社の情報

[16] 株式会社関東自動車交通の情報

[17] 関東自動車交通株式会社の情報

[18] 関東自動車交通株式会社の情報

[20] オリエンタルタクシー株式会社の情報

[21] ファイブスタータクシー株式会社の情報

[23] “ロイヤルリムジン、全乗務員一時解雇し失業保険勧める→労働局「受給資格を満たさず」”. Business Journal (サイゾー). (2020年4月9日). オリジナルの2021年5月17日時点におけるアーカイブ。 2023年2月9日閲覧。

[24] “ロイヤルリムジン「解雇撤回」”. 朝日新聞デジタル (朝日新聞). (2020年4月27日) 2023年2月9日閲覧。