ラーオトエー
ラーオトエー(古希: Λαοθόη, Lāothoē)は、ギリシア神話の女性である。長母音を省略してラオトエとも表記される。『イーリアス』によるとペーダソスのレレゲス人の王アルテースの娘で、トロイアの王プリアモスの妻であり、リュカーオーン、ポリュドーロスの母である。子供のうちポリュドーロスはプリアモスの最年少の息子で、プリアモスも大変にかわいがったが、トロイア戦争のさい、2人ともにアキレウスに討たれた[1]。後世の伝承では、ポリュドーロスはプリアモスとヘカベーの子である[2]。
- 系図
その他のラーオトエー
脚注
- 『イーリアス』20巻、21巻、22巻。
- アポロドーロス、3巻12・5ほか。
- ヘーシオドス断片23。
- アポロドーロス、2巻7・8。
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』、p.160a。
参考文献
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