ミルテの花 (シューマン)

ミルテの花』(ミルテのはな、ドイツ語: Myrthen作品25は、ロベルト・シューマン1840年に作曲した連作歌曲

概要

この連作歌曲はヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテフリードリヒ・リュッケルトジョージ・ゴードン・バイロントマス・ムーアハインリヒ・ハイネロバート・バーンズユリウス・モーゼンらの詩を元に作成された。シューマンのほかの連作歌曲と同様にピアノと声楽のみで構成されている。この『ミルテの花』は"最愛の花嫁"クララ・シューマンに捧げられた。この1840年、シューマンはクララと結婚した。

曲目と構成

No.曲目調(キー)拍子
1献呈[1]リュッケルト変イ長調3/2
2自由な心ゲーテ変ホ長調
3くるみの木モーゼント長調6/8
4まだ見ぬ人バーンズ(独訳:ゲーアハルト)ト長調/ホ長調2/4
5私は一人で座っている(『西東詩集』の『酒亭の書』より歌曲1)ゲーテホ長調2/4
6やめないか、無作法者(『西東詩集』の『酒亭の書』より歌曲2)ゲーテイ長調6/8
7睡蓮の花ハイネヘ長調/ニ短調6/4
8護符(『西東詩集』より)ゲーテハ長調
9ズライカの歌(『西東詩集』より)ゲーテイ長調
10ハイランドの未亡人バーンズ(独訳:ゲーアハルト)ホ短調6/16
11花嫁の歌1(『愛の春』より)リュッケルトト長調2/4
12花嫁の歌1(『愛の春』より)リュッケルトト長調2/4
13ハイランド人の離郷バーンズロ短調3/8
14ハイランドの子守唄バーンズニ長調
15僕の心は重いバイロンホ長調
16なぞなぞバイロンイ長調
17ヴェネツィアの歌1(2つのヴェネツィアの歌より)ムーア(独訳:フライリヒラートト長調2/4
18ヴェネツィアの歌2(2つのヴェネツィアの歌より)ムーア(独訳:フライリヒラート)ト長調2/4
19大尉の妻バーンズホ短調2/4
20遠く、遠くバーンズイ短調6/8
21この孤独な涙は一体何?ハイネイ長調6/8
22誰にもバーンズヘ長調
23西の方にバーンズヘ長調6/4
24君は一輪の花のようにハイネ変イ長調2/4
25東方のバラよりリュッケルト変ホ長調2/4
26終わりにリュッケルト変イ長調

参考書籍

  • Dietrich Fischer-Dieskau: Robert Schumann. Das Vokalwerk. dtv/Barenreiter, Munchen/Kassel 1985, ISBN 3-423-10423-6,
  • Karl H. Worner: Robert Schumann. Atlantis, Zurich 1949.

脚注

  1. フランツ・リストの手によるピアノ独奏用編曲あり。

外部リンク

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