マンガライ駅
マンガライ駅 (マンガライえき、インドネシア語:Stasiun Manggarai)はインドネシアのジャカルタ首都特別州南ジャカルタ市テベト区にある、KRLコミューターラインとスカルノ・ハッタ空港鉄道の駅である。
マンガライ駅 | |
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駅舎 | |
Manggarai | |
所在地 | ジャカルタ首都特別州南ジャカルタ市テベト区マンガライマンガライ通り北1 |
所属事業者 |
KRLコミューターライン レイリンク |
管理者 | インドネシア鉄道公社 |
電報略号 | MRI |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 5面13線 |
開業年月日 | 1918年5月1日 |
乗入路線 4 路線 | |
所属路線 | ■中央線 |
駅番号 | B09 |
キロ程 | 9.9 km(ジャカルタコタ起点) |
(2.610 km) テベト► | |
所属路線 | ■環状線 |
駅番号 | L14 |
キロ程 | 20.6 km(ジャティネガラ起点) |
◄スディルマン (3.786 km) (2.610 km) テベト► | |
所属路線 | ■チカラン線 |
駅番号 | C13 |
キロ程 | 9.9 km(ジャカルタコタ起点) |
所属路線 | ■スカルノ・ハッタ空港鉄道 |
キロ程 | 0 km(マンガライ起点) |
乗換 | マンガライ停留所(トランスジャカルタ) |
概要
線路としてはインドネシア鉄道会社のジャカルタ線とマンガライ-パダララン線上の駅であるが、路線系統として通勤列車であるKRLコミューターラインの中央線・環状線・チカラン線と空港連絡鉄道のスカルノ・ハッタ空港鉄道が乗り入れる。
多くの路線が交わり、駅西側からジャカルタコタ駅からの路線とタナアバン駅方面からの路線とインドネシア鉄道会社(PT.KAI)のマンガライ工場の出入庫線繋がり[1]、東側はジャティネガラ駅からブカシ方面とデポック経由ボゴールへの2路線が伸びていて、その間からコミューターラインのブキット・ドゥリ車両基地への引き込み線が出ていて[2]、ジャカルタ南部の主要駅(ジャンクション)となっている。
このためホームや渡り線の都合で場内信号での通過待ちなどで朝のラッシュ時を中心に慢性的な遅れが生じていて、長らく駅を高架化して立体交差で列車が駅に出入りできるよう計画されたが具体化せず[3]いたが、2018年末現在「3Fを長距離列車と中央線、2Fをコンコース、1Fにチカラン線・環状線・空港連絡列車」にする駅の複層化工事が進行中である[4]。また中央線ジャカルタコタ駅方面は日本のODAで高架化され、チカラン線のジャティネガラ駅方面ブカシ駅までの複々線化が工事中[5]。
歴史
建設が完全には完了していなかったが、1918年5月1日にマンガライ駅が開業した。また、第一次世界大戦により駅に使う屋根の一部分の輸送が遅れた。1等の待合室は1910年代当時のまま使用されている。
駅構造
5面13線の地上駅。駅舎は最も東側にある単式ホームに接して位置しており、各ホームは構内踏切と地下通路によって結ばれている。
駅周辺
- カリヤグナ職業高校(Sekolah Menengah Kejuruan Karya Guna)
- マンガライ市場(Pasaraya Manggarai)
隣の駅
脚注
- 出典・月刊『鉄道ピクトリアル』2012年7月号120-128頁 白川順著「ジャカルタの鉄道を支える鉄道マン」より
- 出典・『インドネシア鉄道の旅 魅惑のトレイン・ワールド』74頁と92頁掲載の路線図
- 出典・『東南アジアを走るニッポンの廃車両』58頁「ジャカルタの鉄道ジャンクション」
- 出典・月刊『鉄道ピクトリアル』2019年5月号117頁掲載の「工事中のマンガライ駅」の写真。129-136頁、井上幸彦著「ジャカルタで活躍するJR車両」より
- 出典・『インドネシア鉄道の旅 魅惑のトレイン・ワールド』78.79頁「複々線化予定の高密度近郊区間・ブカシ線」、同書193-196頁「日本の経済協力による鉄道改良プロジェクトについて」
- 空港鉄道が開通 都心から1時間 渋滞避ける新たな足 - じゃかるた新聞 2017年12月28日
- マンガライまで延伸 空港鉄道 アクセス改善に向け - じゃかるた新聞 2019/10/07
参考文献
- 斉藤幹雄著『東南アジアを走るニッポンの廃車両』枻出版 2011年6月30日発行 ISBN 978-4-7779-1973-4
- 古賀俊行著『インドネシア鉄道の旅 魅惑のトレイン・ワールド』潮書房光人社 2014年7月14日 ISBN 978-4-7698-1573-0