マリオゴルフ
マリオゴルフ(MARIO GOLF)は、任天堂発売のゴルフゲームシリーズでマリオが登場するものを指す。
マリオゴルフ | |
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ジャンル | スポーツゲーム |
開発元 |
任天堂 キャメロット |
発売元 | 任天堂 |
主な製作者 |
三木研次 高橋宏之 高橋秀五 |
1作目 |
ゴルフJAPANコース (1987年2月21日) |
最新作 |
マリオゴルフ スーパーラッシュ (2021年6月25日) |
『ゴルフJAPANコース』、『ゴルフUSコース』、『マリオオープンゴルフ』では、プレイヤーが操作可能なキャラがマリオとルイージだけ(但し、ゴルフUSコースには隠しキャラが存在する)という、一見本格的なゴルフゲームであったが、『マリオゴルフ64』以降は、マリオシリーズに登場する数々のメインキャラクター達やオリジナルのキャラクターがそれまでのマリオシリーズに出てきた場所などでゴルフ、または、ミニゲームなどを楽しむゲームになっていった。
2004年発売の『マリオゴルフGBAツアー』から長らく続編が発表されていなかったが、2014年にニンテンドー3DS専用ソフト『マリオゴルフ ワールドツアー』が発売され、2021年には据え置き機としては18年ぶりとなるNintendo Switch用ソフト『マリオゴルフ スーパーラッシュ』が発売された。
本記事では『マリオゴルフ スーパーラッシュ』以外のシリーズについて述べる。
シリーズ一覧
1987 | ゴルフJAPANコース ゴルフUSコース |
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1988 | |
1989 | |
1990 | |
1991 | マリオオープンゴルフ |
1992 | |
1993 | |
1994 | |
1995 | |
1996 | |
1997 | |
1998 | |
1999 | マリオゴルフ64 マリオゴルフGB |
2000 | |
2001 | |
2002 | |
2003 | マリオゴルフ ファミリーツアー |
2004 | マリオゴルフGBAツアー |
2005 | |
2006 | |
2007 | |
2008 | |
2009 | |
2010 | |
2011 | |
2012 | |
2013 | |
2014 | マリオゴルフ ワールドツアー |
2015 | |
2016 | |
2017 | |
2018 | |
2019 | |
2020 | |
2021 | マリオゴルフ スーパーラッシュ |
数値は全て日本のもの。
ゴルフJAPANコース
ジャンル | スポーツ |
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対応機種 | ディスクシステム |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | マリオゴルフシリーズ |
人数 | 1人~2人 |
発売日 | 1987年2月21日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
概要
『ゴルフJAPANコース』(FAMILY COMPUTER Golf JAPAN COURSE)は、ディスクシステムで、初のディスクファックス対応青色ディスクとして発売された。
タイトルにマリオの名前を冠していないが、プレイヤーキャラは説明書の記載どおりマリオであり、ソフトパッケージにもマリオが描かれている。2コントローラープレイヤーの場合はルイージになる。
電話回線を利用したネットワーク通信によるゲーム大会「ファミリーコンピュータ・ゴルフトーナメント」が発売日の1987年2月21日から同年4月30日まで開催された[1]。これはディスクファックスで任天堂に成績データを送ってランキング登録することで順位を決めるものだった。10万人の参加見込み[2]に対して、最終的には13万4302名が参加し、上位100名には記念の盾と上位100名を含む5,000名には「ゴールデン・ディスクカード」が贈られた[3]。
コース
ファミコンの初代ゴルフのシステムを踏襲して、コースを一新してバンカーの種類が増えるなどしている。
キャラクター
- マリオ:1Pの操作キャラクター。
- ルイージ:2Pの操作キャラクター。マリオの色違いで、白い帽子とオーバーオールに緑色のシャツ。
- COMP 1:「マリオ マッチ プレイ」(1人用)の対戦相手。ルイージと同じくマリオの色違いで、黒い帽子とオーバーオールに茶色のシャツ。
ゴルフUSコース
ジャンル | スポーツ |
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対応機種 | ディスクシステム |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | マリオゴルフシリーズ |
人数 | 1人~4人 |
発売日 | 1987年6月14日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
概要
『ゴルフUSコース』(FAMILY COMPUTER Golf US COURSE)は、JAPANコースの続編としてディスクファックス対応青色ディスクとして発売された。当初は1987年4月21日発売予定だった[1]が6月14日に延期された。
前作よりグラフィック周りが大幅に変更された。具体的にはマリオの服装が星条旗を思わせるスタイルに変更され、プレイ画面もJAPANコースに比べて広くなった。そのためティーグランド全体を把握するためにはBボタンを押しながら十字ボタンの下で切り替えを行う必要がある。
このゲームも前作同様、電話回線を利用したネットワーク通信によるゲーム大会が発売日の1987年6月14日から同年8月31日まで開催され[3]、ディスクファックスで任天堂に成績データを送ってランキング登録することができた。7月19日時点で43,000名が参加し、上位ランキング者にはトロフィーと上位者含む10,000名には金メッキが施された景品用の『パンチアウト!!』が贈られた[3]。
なお、JAPANコース・USコース共に国名で登場しているが特定の有名コースではなく、全てオリジナルのコースと思われる。
コース
JAPANコースの続編。前作に比べ、コースの難易度がUPしている。
キャラクター
各プレイヤーはそれぞれ赤、緑、青、オレンジ色のマリオを操作する。名前表記は無し。
マリオオープンゴルフ
ジャンル | スポーツ |
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対応機種 | ファミリーコンピュータ |
開発元 | 任天堂 |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | マリオゴルフシリーズ |
人数 | 1人~2人 |
発売日 | 1991年9月20日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
概要
『マリオオープンゴルフ』(MARIOOPEN GOLF)は、海外でも発売された初のマリオゴルフ。表記がアルファベットと算用数字、カタカナだけとなっているため、コース名も英語表記となっている。1人でストロークモードをする場合には、コースによって定められた規定スコア(2 - 18オーバー)を超えた時点で(途中でも)ゲームオーバー、という条件が課せられているため、それ以下のスコアでクリアすることが求められている(ただし、裏技で条件をある程度緩和することが可能)。
ちなみに、この作品においては、ルイージはルイジと表記される。また、マリオのキャディーとしてピーチが、ルイージのキャディーとしてデイジーがそれぞれ登場しており、2人の王冠をつけていない姿が見られる。
海外のファミコン最後のマリオシリーズであった[注釈 1]。2007年7月24日からWiiのバーチャルコンソール、2012年8月10日からニンテンドー3DSのバーチャルコンソール、2014年1月15日からWii Uのバーチャルコンソールとして配信されている。2011年9月1日に同年8月10日までにニンテンドー3DS本体を購入し、ニンテンドーeショップに接続をした人のみだけに与えられているアンバサダー・プログラムのファミコンの対象タイトルで本作が携帯機で初めて遊べるようになった[注釈 2]。2018年10月10日からはNintendo Switchのサービスであるファミリーコンピュータ Nintendo Switch Onlineにて配信、同年11月14日には『マリオオープンゴルフ フルオープンバージョン』と題した特別版も配信された。
コース
本作は他の作品に比べ、PAR5のホールの距離が非常に長い傾向にある。また海外版は日本版と違うコースレイアウトになっている。
- JAPAN COURSE(日本):ゲーム開始時唯一選べるコース。18オーバーになるとゲームオーバー。難易度が低く、初心者向けのコース。
- AUSTRALIA COURSE(オーストラリア):JAPAN COURSEをクリア(1人プレイストロークモードで)すると登場する(以降のコースは1人プレイストロークモードでそのコースをクリアすることで他のモードで選択できるようになる)。12オーバーになるとゲームオーバー。難易度はJAPAN COURSEよりわずかに高い。このコースをクリアするとビギナーからアマチュアになる。
- FRANCE COURSE(フランス):AUSTRALIA COURSEをクリアすると登場。8オーバーになるとゲームオーバー。
- HAWAII COURSE(ハワイ):FRANCE COURSEをクリアすると登場。4オーバーになるとゲームオーバー。5番ホールは奥にピンが切られると直線距離が790yにも達する。このコースをクリアするとアマチュアからセミプロになる。
- UK COURSE(イギリス):HAWAII COURSEをクリアすると登場。2オーバーになるとゲームオーバー。全体的にフェアウェイが小さく、さらに2オーバーでゲームオーバーという厳しい条件が課せられていることもあり、ゲーム内屈指の難易度を誇る他、歴代のゴルフゲームの中でも最難関コースの一つとして評価されている。全長は8412yととてつもなく長く、18番ホールは838yの距離があり、マリオゴルフシリーズに登場するPAR5としては最長の距離を誇る。このコースをクリアするとセミプロからプロフェッショナルになる。BGMは勇敢なるスコットランドがアレンジされたもの。
- EXTRA COURSE(エクストラ):JAPAN COURSEをクリアすることで選択できるようになるコース(2人プレイは1人プレイのストロークでAUSTRALIA COURSEまでクリアする必要がある)。プレイしたことのあるホールがランダムで出現する。8オーバーになるとゲームオーバー。なお、音楽はAUSTRALIA COURSEのものを使っている。
キャラクター
この作品では、キャラクターによる能力の差はない。
- マリオ:1Pの操作キャラクター。
- ルイージ:2Pの操作キャラクター及びマッチプレー(1人用)の対戦相手。前述のとおり、ゲーム中では「ルイジ」表記である。対戦相手としては一番弱い。
- スティーブ:海外版『NES Open Tournament Golf』に登場するマッチプレー(1人用)の対戦相手。ルイージより強く、マークより弱い。
- マーク:海外版『NES Open Tournament Golf』に登場するマッチプレー(1人用)の対戦相手。スティーブより強く、トニーより弱い。
- トニー:マッチプレー(1人用)の対戦相手。セミプロフェッショナル。
- ビリー:マッチプレー(1人用)の対戦相手。プロフェッショナル。
評価
ファミリーコンピュータMagazineの読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通り30点満点中21.97点となっている[4]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
得点 | 4.00 | 3.45 | 3.79 | 3.77 | 3.62 | 3.36 | 21.97 |
マリオゴルフ64
ジャンル | スポーツ |
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対応機種 | NINTENDO64 |
開発元 | キャメロット |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | マリオゴルフシリーズ |
人数 | 1人~4人 |
発売日 | 1999年6月11日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
概要
『マリオゴルフ64』(MARIO GOLF)は、マリオオープンゴルフの発売から8年が経ち、開発にも『みんなのGOLF』シリーズの核心を作ったキャメロットが製作を手がけた。この作品からパワーゲージの動きがみんなのGOLFシリーズ準拠(行きも帰りも同じ速度)となる。キャラクターもゲームモードも大きく増大し、スピードゴルフやクラブスロット、リングショットといったゲーム性の高いモードも追加された。コースゲットポイント(経験値)を貯めれば、新たなコースが出現するようになる。キャラゲットでは、シルエットのキャラとマッチプレイで対戦し、勝てばそのキャラが使えるようになる(2人プレイ以上では一部を除いてほとんどのキャラが使用可能である)。エンディング条件が5つと多かった。
2008年9月30日からWiiのバーチャルコンソール、2015年9月2日からWii Uのバーチャルコンソールとして配信されている。また2022年4月15日からはNintendo SwitchのサービスであるNINTENDO 64 Nintendo Switch Onlineにて配信された。
コース
この作品以降
- 林間(草原)
- 林間(水辺、海辺) ここまでがコース難易度が簡単
- 砂漠・岩山 難易度普通
- 海・荒地 難易度難しめ
- 峡谷・空 ここからマリオ要素をふんだんに取り入れたエキスパート向け
- お楽しみコース
という傾向がある。
- キノピオランド(キノピオトーナメント):最初のコースということで、距離が短いホールが多い。ワンオンイーグルを狙えるホールもある。平坦なグリーンが多く、フェアウェイからのロングパットも入りやすい。一部、トリッキーなホールもある。全長6213y。
- ノコノコパーク(ノコノコカップ):水場が多いので、川や池に落とさないように打つ。純粋なレイアウトのコースが多い。16番ホールはグリーンの起伏が激しい。17番ホールは直角に近いドッグレッグのレイアウトで、フェアウェイが広いので容易にショートカットが可能。このコースのリングショットは6ホール中3ホールがPAR5である反面唯一PAR3が1ホールもない。全長6565y。
- ヘイホーデザート(ヘイホーインターナショナル):砂漠に作られたコース。バンカーも多い。サボテンが障害物である。距離も長く、PAR5のホールはどれも500y以上。雨は降りにくいが風が強く吹くことが多い。ウォーターハザードは存在しない。打ち下ろしのホールが多い。ノコノコパーク同様リングショットが6ホール中3ホールがPAR5である。中級者向け。全長はこのゲームで最長の6712y。
- ヨッシーアイランド(ヨッシーチャンピオンシップ):ジャングルを意識した設計。アップダウンの激しいホールが多く、ヤシの木もある。他のコースと比べて打ち上げのホールが多いため、高弾道のキャラが有利。上級者向け。全長6595y。
- テレサバレー(テレサクラシック):崖の上に作られた空中面で、谷に落ちたらOBになる。OBさえしなければ意外とハイスコアも狙いやすいが、基本的には上級者向け。リングショットでは唯一PAR5がないコースである。全長6635y。
- マリオスター(マリオオープン):全ホールがマリオキャラをかたどったコース構成。全体的に小さいグリーンが多く、ラフやバンカーに囲まれていることが多いので乗せるのすら難しい。フェアウェイも狭く、狙い所が限られる。ほとんどのホールが打ち下ろし。このコースではスーパーマリオブラザーズの地上音楽が流れている。超上級者向け。全長6673y。
以下はパターゴルフのコース(全てPAR3)。
- ルイージガーデン:数字の1 - 9とアルファベットのA - Iを型どったコース。比較的易しいホールが多い。
- ピーチキャッスル:アルファベットのJ - Zと?を型どったコース。距離があり高低差の大きいホールが多い。
キャラクター
キャラクター名 | 飛距離 | 弾道[注釈 3] | 持ち球[注釈 4] | 出現条件 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
プラム | 208y | 低め | ストレート | 最初から使用可能 | |
チャーリー | 210y | 低め | 弱いフェード | 最初から使用可能 | 上下の打点変更の影響が大きい |
ピーチ | 212y | やや高め | ストレート | 最初から使用可能 | |
ベビィマリオ | 215y | 最高 | 弱いドロー | 最初から使用可能 | |
ルイージ | 220y | 最低 | フェード | キャラゲットで勝利 (2 - 4人用では最初から) | 上下の打点変更の影響が大きい |
ヨッシー | 230y | ふつう | ストレート | キャラゲットで勝利 (2 - 4人用では最初から) | |
サニー | 240y | 最高 | ドロー | キャラゲットで勝利 (2 - 4人用では最初から) | |
ワリオ | 250y | 低い | 強いフェード | キャラゲットで勝利 (2 - 4人用では最初から) | ボールに稲妻のエフェクトが付く |
ハリー | 260y | 高い | ドロー | キャラゲットで勝利 (2 - 4人用では最初から) | |
マリオ | 270y | 高め | 強いドロー | キャラゲットで勝利 (2 - 4人用では最初から) | |
メイプル | 245y | 高め | ストレート | バーディバッジを50個集める | ミートエリアがワリオ、ハリーよりも狭い |
ドンキーコング | 275y | 低め | 強いフェード | リングショットで30ホールをクリア | |
クッパ | 280y | やや高め | 強いドロー | キャラゲットで勝利 | 1W・SW以外での曲がりがきつい |
メタルマリオ (海外版のみ) | 285y | 高め | 強いドロー | バーディバッジを108個全て集める | 上下の打点変更の影響が大きい |
マリオゴルフGB
ジャンル | スポーツ |
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対応機種 | ゲームボーイ |
開発元 | キャメロット |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | マリオゴルフシリーズ |
人数 | 1人~4人 |
発売日 | 1999年8月10日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
概要
『マリオゴルフGB』(MARIO GOLF)は、4人の登場キャラクターの中から1人を選び、全部で5つのコースを攻略しながら自分でキャラクターを育て上げることができる。64GBパックを介してマリオゴルフ64に出場させて、経験値を持ち帰ることができる(ただし、ハードの仕様上、バーチャルコンソール版との通信は不可能)[7]。育てきったキャラは大抵の場合64のキャラより能力が高くなるので、より良いスコアが狙えるようになった。任天堂初のGBC専用ソフトである。
2012年10月3日より、ニンテンドー3DSのバーチャルコンソールにて配信されている。
コース
- マリオンクラブ:林間コース。フェアウェイが広く、最も簡単なコース。風は弱く、距離も短い。
- パームクラブ:あちこちにあるヤシの木が行く手を阻む。たまに強い風が吹くことも。海や湖の水ポチャにも注意。距離はマリオンクラブと余り変わらない。
- デューンクラブ:サボテンなどの障害物が多い。9番ホールは大きな湖の中に島があるのでショートカットが可能。
- リンクスクラブ:荒地のコース。長い雑草「ヒース」や強風、高速フェアウェイ[注釈 5]など自然を活かしたコースレイアウトになっている。
- ピーチカントリー:一部のホールは上記のマリオスターと同様、マリオキャラをかたどったコース構成となっている。グリーンが小さめで、なおかつ丘の上にあるホールが多い。7番ホールはシリーズ最短距離のPAR5だが、木が多くショットポジションを考えなければならない。
- ショートコース:全PAR3のコース。フィールドミニゲームの「ゴルフせんにんのショートコース」をクリアすると出現する。
キャラクター
- 育成できるキャラクター(能力はLV1のもの)
キャラクター名 | 飛距離 | 弾道の高さと持ち球 |
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キッド | 202y | 低いドロー |
ジョー | 205y | 低いドロー |
シェリー | 200y | 低めのストレート |
アゼリア | 204y | 低めのフェード |
- それ以外のキャラクター(記録はメモリアル以外残らない)
キャラクター名 | 飛距離 | 持ち球 (弾道の高さは表記なし) | 出現条件 |
---|---|---|---|
ルイージ | 220y | フェード | 最初から使用可能 |
マリオ | 270y | ドロー | 最初から使用可能 |
パッツ | 200y | ドロー | マッチプレイで勝利 |
グレース | 220y | ストレート | マッチプレイで勝利 |
ティニー | 250y | ドロー | マッチプレイで勝利 |
ジーン | 240y | フェード | マッチプレイで勝利 |
ワリオ | 250y | フェード | トーナメントのピーチカントリーで優勝後、マッチプレイで勝利 |
クラブセットの種類
ドライバーのみ、飛距離重視のクラブとコントロール(実際は持ち球がストレートに近づく)重視のクラブがあり、どちらか一方を手に入れられる。
システムの説明
『マリオゴルフGB』、『マリオゴルフGBAツアー』ではゴルファーを育てることができた。ミニゲームをクリアしたり大会に出場したりしてRPG風に経験値を稼ぎ、レベルアップさせて強くしていくことができる。パラメータには飛距離、弾道の高さ、弾道の曲がり(ゲーム中では「もちだま」と呼ばれている)、ミートエリアの広さとコントロール、スピンの強さ(GBA版のみ)があり、割り振り方によっていろんなタイプのゴルファーに育つ。また、キャラクターによって飛距離が伸びやすい、コントロールを良く保ちやすいなど、パラメータの伸び方に差がつけられている。クラブによる能力の変化を踏まえて狙い通りに育てる必要がある。
最大飛距離
この数値は目安の飛距離なので、風や高低差、打点等の影響を考慮していないことに注意。 GB版では、飛距離を最大まで上げたキッドが飛距離の伸びるドライバーをパワーショットで打つ場合、 358×1.1=393(小数点以下切り捨て)、393×1.1=432(小数点以下切り捨て)で、 432yとなる。
マリオゴルフ ファミリーツアー
ジャンル | スポーツ |
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対応機種 | ゲームキューブ |
開発元 | キャメロット |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | マリオゴルフシリーズ |
人数 | 1人~4人 |
発売日 | 2003年9月5日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
概要
『マリオゴルフ ファミリーツアー』(Mario Golf: Toadstool Tour)は、ゲームキューブでの作品、マリオゴルフ64に比べてグラフィックは大きく向上している。 ボタン2回でショットできる「簡単ショット」など、初心者を意識した作りになっている一方、インパクトのタイミングが64版と比べてシビアになっている。ここまで、みんなのGOLFシリーズに近かった操作方法だったが、トップスピン、バックスピンの操作方法が64版に比べ変わった。また、リングショットなどのほかにも、2vs2で1つのボールを交互に打つ「ダブルス(一般的にはオルタネイトという)」や、「コインショット」などの新モードも追加された。「レギュラーティー」のほかに「バックティー」もある。前者より後者の方が距離と地形的に不利な作りになっている。さらに、エンディング後にはいわば裏面ともいえる「スタートーナメント」が出現する。スタートーナメントは、バックティーでのスタートとなり、風が総じて強く、ボールの転がりやすい「トーナメントグリーン」となる。前作からクラブセットが変更され、2番アイアンの代わりにアプローチウェッジが追加された。
全世界での売り上げは約127万本[8]。
コース
- モンテカントリー:林間のコース。現実のゴルフコースでも見かけるようなスタンダードな地形となっており、ゲームに慣れるにはうってつけのコース。水辺があるホールが少ない上、最終ホール以外はティー付近に設置されているので意図的に水辺に打ち込むか、最終ホールで水辺越えに失敗しない限り、ウォーターハザードが起きる事はない。また、トーナメントでは唯一絶対に風が吹かないため、チップインが格段に狙いやすい。
- ビアンコレイク:美しい湖のコース。基本的なコース設計はモンテカントリーを少し難しくし、さらにコース途中に水辺を追加されたホールがあるため、闇雲にかっ飛ばすだけの戦法は危険になってくる。また、トーナメントではこのコースから風が吹く。
- ジャンゴバレー:ジャンゴが大量に住み着いているコース。遺跡、砂漠といった独特のレイアウトが特徴でこのコースから本格的に難しくなる。舞台が砂漠である関係上、バンカー系の地形が非常に多く、他にも高低差や建物、巨大サボテンがプレイの障害になる中級者向けコース。
- マーレビーチ:リゾート地に作られたコース。このコースから高速フェアウェイが登場する。舞台がリゾート地であるため、海辺が多く、大抵の場面でウォーターハザードの危険がある。他にもコースの起伏が激しく、特にアゴの高いバンカーが厄介。また全長も長く、海にボールを落としやすい地形など難易度は高い。13番ホールはバックティーの場合662yの距離があり、ショートカットしない場合は相当な遠回りをすることになる。上級者向け。
- ピーチキャッスル:おなじみのピーチ姫の城に作られたコースで、このコースからマリオ要素がふんだんに組み込まれており、ワンワンや土管といった仕掛けが登場する。見た目の華やかさとは裏腹にエキスパートレベルと言っていい程、高い難易度を誇るコースである。後半とロングホールは難易度が高いが、グリーンの傾斜が強いホールがそこまで多くない事が唯一の救い。8番ホールはPAR5でありながら直線距離が150 - 170y程度しかないため、飛距離があって弾道が高めのキャラならワンオンが狙いやすい(デフォルトキャラと装備クラブ無しでワンオン・ホールインワンが狙えるのはマリオとクッパとボスパックンのみ)。バックティーになるとPAR4でも、450y前後の距離がある(1、9、10、13、15番ホールなど)。
- クッパワールド:暗黒の世界が舞台のコース。ボール周辺のライを荒らすドッスン、バッタン、近寄ったボールをよそに持っていくパックンフラワーなど数々の敵キャラがプレイを妨害してくる。コースの高低差や全長、レイアウトもピーチキャッスルとは比べ物にならないほど難易度が上がっており、技量と計算力は元より、どこに撃ちこめばいいかという高い計画性も求められる。また、一部のキャラはホールによってはバーディをとることさえ困難なため、最終コースに相応しい難易度を誇る超エキスパートコースである。1番ホールではレギュラーティーの場合、ティーグラウンドとピンまでの距離は50 - 60y程度しかないものの、高低差が40y近くあるために普通の方法ではワンオンができないが、デイジーやクッパを使いトレーニングモードで強い斜めのアゲンストにすればワンオンが可能になる。
- ドンキージャングル:ジャングルに作られた全PAR3のコース。距離は短いもののほぼ全体が崖になっており、風をうまく読まなければあっという間にOBの奈落へ落ちてしまう。
キャラクター
最初から使えるのはノーマルキャラ12人(クッパまではキャラマッチの対戦順で、キャラマッチに勝てば、勝った相手をスターキャラでプレイできる。なお、隠しキャラの4人は使用可能条件を満たすだけでよい)。
なおスターキャラになるとノーマルキャラより飛距離が飛ばしやすくなる反面、ミートエリアが狭くなる(スターキャラになると飛ばせるキャラほど一気に狭くなる)。
キャラクター名 | 飛距離 (ノーマル) | 飛距離 (スター) | 弾道 | 持ち球 | 備考・出現条件 |
---|---|---|---|---|---|
ノコノコ | 200y | 230y | ふつう | ドロー | スターキャラでもミートエリアがほとんど狭くならない |
ピーチ | 203y | 235y | ふつう | ストレート | |
ルイージ | 206y | 240y | 低め | フェード | |
ディディーコング | 207y | 245y | 高め | ドロー | |
ヨッシー | 208y | 250y | ふつう | ストレート | |
キャサリン | 209y | 255y | 高め | フェード | |
ワルイージ | 209y | 260y | ふつう | ドロー | |
ワリオ | 210y | 265y | 低い | 強いフェード | |
デイジー | 213y | 270y | 高め | ドロー | |
マリオ | 212y | 280y | 高め | ストレート | 過去作から持ち球が変更されている |
ドンキーコング | 215y | 285y | 低め | 強いフェード | |
クッパ | 217y | 290y | ふつう | 強いドロー | 打法が両手打ちに変更されている |
テレサ | 208y | 253y | ふつう | 強いドロー | メモリアルバッジを50枚集めると使用可能 |
クッパJr. | 211y | 268y | 低め | ストレート | バーディトライアルを全てクリアすると使用可能 |
ニセマリオ | 212y | 275y | 低め | フェード | リングショットを全コースクリアすると使用可能 |
ボスパックン | 220y | 300y | 高い | ストレート | ミニゲームのプラクティス3種を全てクリアすると使用可能 |
開発
『マリオゴルフ64』での反省から、初心者でもプレイしやすいようにするという方針がとられた[6]。 開発に当たっては「マリオのキャラクターらしいゴルフゲーム」というコンセプトと、家族で遊ぶというコンセプトが建てられたと同時に、ファンタジーのリアリティのバランスには細心の注意が払われた[6]。また、任天堂側からはこれに加え、「風を感じられるようなゲームにしてほしい」、「空や緑の色、そして水の表現をマリオの世界に合わせてほしい」という注文が付けられた[6]。 たとえば水の表現の場合、キャメロット側は『スーパーマリオサンシャイン』を想定していたが、任天堂から却下されて驚いたと、宏之の弟で、プロデュースとゲームデザインを担当した高橋秀五は明かしている[6]。音響面においても、実際のゴルフで生じる音を使うと味気なくなるため、ウォーターハザードの水音として、ガラスの灰皿を水中に落とした音を採用するといった施策がとられた[6]。一方、従来のゴルフゲームにおいては淡々と打つことに重きを置いていたため、BGMなどがなかったのに対し、現実のゴルフではよりにぎやかであることと、高橋秀五自身が自分の番が来るまでぼんやり眺めていることが嫌いだったこともあり、コミュニケーション強化の観点からヤジが加えられた[6]。
マリオゴルフGBAツアー
ジャンル | スポーツ |
---|---|
対応機種 | ゲームボーイアドバンス |
開発元 | キャメロット |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | マリオゴルフシリーズ |
発売日 | 2004年4月22日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
概要
『マリオゴルフGBAツアー』(Mario Golf: Advance Tour)は、マリオゴルフ ファミリーツアーとGBAケーブルを介して接続可能。経験値や新キャラクター、アイテムなどを持ち帰れる。 メインモードはGBの三年後という設定で、マリオゴルフGBに出てきた主人公キャラが各コースのクラブチャンピオンになっている。また、今作の主人公とライバルキャラはキッドの弟子という設定。 GB版とは異なり操作可能なキャラクターやゲームモードが大幅に増えており、普通のゴルフゲームとしても楽しめる内容になっている。
GC版にあわせてバックティーが追加されたが、コースはそのものはマリオゴルフGBにほぼ準拠している。基本的にGBのティーはGBAツアーではレギュラーティーとなっているが、一部バックティーになっているコースもある。なお、ラストコースのキノココースのみ、新作コースとなっている。また、キノココースにはグリーン以外にノーマルコースとスターコースの区別がない。ストーリーをクリアすると、クイックゲームモードで裏面ともいえる「スタートーナメント」が出現する。これはGC版と同じルールであり、コースに仕掛けが加わる。性能の高いスペシャルクラブ(GBA版でのみ使用できる)をゲームショップの店頭で配信することができた。
コース
4面までは、GB版とほとんど同じ。ただ、距離や仕掛けが変わっている。コースごとの風力の変化はGBA版のみとなっている。
- マリオンクラブ:林間コース。フェアウェイが広く、最も簡単なコース。風は弱く、距離も短い。
- パームクラブ:あちこちにあるヤシの木が行く手を阻む。たまに強い風が吹くことも。海や湖の水ポチャにも注意。距離はマリオンクラブと余り変わらない。
- デューンクラブ:サボテンなどの障害物が多い。9番ホールは大きな湖の中に島があるのでショートカットが可能。
- リンクスクラブ:荒地のコース。長い雑草「ヒース」や強風、高速フェアウェイ[注釈 6]など自然を活かしたコースレイアウトになっている。
- キノココース:ハプニングパネルで仕掛けを動かせたりできるホールもある。他にも仕掛けが多くある。16番ホールのバックティーは500y近い距離があるのにPAR4と、距離も長いホールも多い。
- 仙人ショートコース:全PAR3のコース。フィールドミニゲームの「仙人ショートコース」をクリアすると出現する。
キャラクター
- 育成できるキャラクター(能力はLv1のもの)
キャラクター名 | 飛距離 | 弾道 | 持ち球 | 成長傾向 |
---|---|---|---|---|
ニール | 205y | ふつう | ドロー | 弾道が高くなり、持ち球がドローになりやすい |
エラ | 200y | 高め | ストレート | 弾道が低くなり、持ち球がフェードになりやすい |
- それ以外のキャラクター
- マリオ、ピーチ、ヨッシー、ドンキーは、キャラマッチでそのキャラクターに勝利すると、スターキャラが使用可能になる。
- ルイージ、ワルイージ、ワリオ、クッパは、ノーマルキャラと同時にスターキャラも使用可能になる。
キャラクター名 | 飛距離 | 弾道 | 持ち球 | 出現条件 |
---|---|---|---|---|
マリオ | 212y / 280y | 高め | ストレート | 最初から使用可能 |
ピーチ | 203y / 235y | ふつう | ストレート | 最初から使用可能 |
ヨッシー | 208y / 250y | ふつう | ストレート | 最初から使用可能 |
ドンキーコング | 215y / 285y | 低め | 強いフェード | 最初から使用可能 |
ルイージ | 206y / 240y | 低め | フェード | GC版で貯めた経験値を初めて持ち帰る |
ワルイージ | 209y / 260y | ふつう | ドロー | GC版でバーディバッジを27個以上集める |
ワリオ | 210y / 265y | 低い | 強いフェード | GC版でバーディバッジを54個以上集める |
クッパ | 217y / 290y | ふつう | 強いドロー | GC版でバーディバッジを81個以上集める |
パッツ | 215y | 低め | ドロー | マッチプレイのダブルスで勝利 |
ジョー | 220y | 高め | ドロー | マッチプレイのシングルスで勝利 |
グレース | 225y | ふつう | ストレート | マッチプレイのダブルスで勝利 |
シェリー | 230y | 高め | ストレート | マッチプレイのシングルスで勝利 |
ティニー | 260y | 高め | ドロー | マッチプレイのダブルスで勝利 |
アゼリア | 240y | ふつう | フェード | マッチプレイのシングルスで勝利 |
ジーン | 250y | 低め | フェード | マッチプレイのダブルスで勝利 |
キッド | 270y | ふつう | ドロー | マッチプレイのシングルスで勝利 |
クラブセットの種類
ゲーム中で手に入るオーダークラブチケットと引き替えか、店頭の通信で手に入れられる。ファミリーツアーでは連動の後で使用可能。
クラブセット名 | 飛距離 | 高さ | 持ち球 | ミートエリア | コントロール | スピン | 入手方法 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
とばしクラブ | +10% | +1アウト | オーダークラブチケットAと引き換えに 手に入れられる。 | ||||
ローボールクラブ | -3 | -1 | オーダークラブチケットAと引き換えに 手に入れられる。 | ||||
ハンドリングクラブ | +3センター | -1 | オーダークラブチケットAと引き換えに 手に入れられる。 | ||||
ミートクラブ | +1アウト | +2 | オーダークラブチケットAと引き換えに 手に入れられる。 | ||||
コントロールクラブ | +1アウト | +2 | オーダークラブチケットAと引き換えに 手に入れられる。 | ||||
スーパーロークラブ | -5 | -2 | オーダークラブチケットBと引き換えに 手に入れられる。 | ||||
バックスピンクラブ | -1 | +2、 スーパーバックスピンの効果が大きくなる | オーダークラブチケットBと引き換えに 手に入れられる。 | ||||
ストレートクラブ | -5% | 常にストレート | オーダークラブチケットBと引き換えに 手に入れられる。 | ||||
スーパーミートクラブ | +2アウト | +4 | -1 | オーダークラブチケットBと引き換えに 手に入れられる。 | |||
かっとばしクラブ | +20% | +1 | +2アウト | -1 | オーダークラブチケットCと引き換えに 手に入れられる。 | ||
ロー&スピンクラブ | -2 | -2 | +2 | オーダークラブチケットCと引き換えに 手に入れられる。 | |||
ロー&ハンドルクラブ | -2 | +2センター | オーダークラブチケットCと引き換えに 手に入れられる。 | ||||
ミート&コントロールクラブ | +2 | +2アウト | +2 | +2 | オーダークラブチケットCと引き換えに 手に入れられる。 | ||
スーパースピンクラブ | -1 | -2 | +4、 スーパーバックスピンの効果が大きくなる | オーダークラブチケットDと引き換えに 手に入れられる。 | |||
ギャンブルクラブ | +40% | -2 | 常にストレート | 強制的に1(最小)に固定 | -2 | オーダークラブチケットDと引き換えに 手に入れられる。 | |
店頭の通信で手に入ったクラブセット
配信期間は、全て2004年である。ファミリーツアーでは使用不可。
クラブセット名 | 飛距離 | 高さ | 持ち球 | ミートエリア | コントロール | スピン | 配信期間 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
スペシャルクラブ1 | +4 | +4 | 5月1日 - 31日、10月1日 - 31日 | ||||
スペシャルクラブ2 | +10% | +3センター | +3 | 5月1日 - 31日、10月1日 - 31日 | |||
スペシャルクラブ3 | +10% | -3 | +3 | 5月1日 - 31日、10月1日 - 31日 | |||
スペシャルクラブ4 | -2 | +2センター | +2 | +2 | +2 | 6月1日 - 30日、10月1日 - 31日 | |
スペシャルクラブ5 | +10% | +2 | +2 | 6月1日 - 30日、10月1日 - 31日 | |||
スペシャルクラブ6 | +10% | -3 | +3センター | +2 | 6月1日 - 30日、10月1日 - 31日 | ||
スペシャルクラブ7 | +10% | -2 | +2センター | +1 | +1 | 7月1日 - 31日、10月1日 - 31日 | |
スペシャルクラブ8 | +10% | 常にストレート | 7月1日 - 31日、10月1日 - 31日 | ||||
スペシャルクラブ9 | +20% | -2 | +6 | 7月1日 - 31日、10月1日 - 31日 | |||
スペシャルクラブ10 | -3 | +5センター | +4 | 8月1日 - 31日、10月1日 - 31日 | |||
スペシャルクラブ11 | +20% | +1センター | +2 | 8月1日 - 31日、10月1日 - 31日 | |||
スペシャルクラブ12 | +20% | -1 | +2 | 8月1日 - 31日、10月1日 - 31日 | |||
スペシャルクラブ13 | +3 | +3 | +3 | 9月1日 - 30日、10月1日 - 31日 | |||
スペシャルクラブ14 | +20% | -2 | +2センター | 9月1日 - 30日、10月1日 - 31日 | |||
スペシャルクラブ15 | +20% | +1 | +1 | +1 | 9月1日 - 30日、10月1日 - 31日 | ||
スペシャルクラブ16 | +30% | -1 | +1センター | 10月1日 - 31日 | |||
システムの説明
『マリオゴルフGB』、『マリオゴルフGBAツアー』ではゴルファーを育てることができた。ミニゲームをクリアしたり大会に出場したりしてRPG風に経験値を稼ぎ、レベルアップさせて強くしていくことができる。パラメータには飛距離、弾道の高さ、弾道の曲がり(ゲーム中では「もちだま」と呼ばれている)、ミートエリアの広さとコントロール、スピンの強さ(GBA版のみ)があり、割り振り方によっていろんなタイプのゴルファーに育つ。また、キャラクターによって飛距離が伸びやすい、コントロールを良く保ちやすいなど、パラメータの伸び方に差がつけられている。クラブによる能力の変化を踏まえて狙い通りに育てる必要がある。
最大飛距離
この数値は目安の飛距離なので、風や高低差、打点等の影響を考慮していないことに注意。 GBA版では、飛距離を最大まで上げたニールに入手可能な全てのドリンク系アイテムを使い、ギャンブルクラブのウッドを持たせてドライバーをパワーショットで打つ場合、 (361+28)×1.4=544(小数点以下切り捨て)544×1.1=598(小数点以下切り捨て)で、 598yとなる(GC版では計算式が違うため599y)。これはすべてのパー5で理論上はワンオンできることになる。
マリオゴルフ ワールドツアー
ジャンル | スポーツ |
---|---|
対応機種 | ニンテンドー3DS |
開発元 | キャメロット |
発売元 | 任天堂 |
シリーズ | マリオゴルフシリーズ |
人数 | 1人 |
発売日 | 2014年5月1日 |
対象年齢 | CERO:A(全年齢対象) |
概要
『マリオゴルフ ワールドツアー』(MARIO GOLF WORLD TOUR)は、 前作GBAツアーから10年ぶりの作品。シリーズ初のインターネット対戦が追加され、世界中のプレイヤーとスコアを競うことが可能となった。また、シリーズ初のアイテムも登場し、ボールを打つときに様々な効果を与えることができるようになった。 メインモードは通例のマリオキャラクターたちでストロークやマッチプレイ、ミニゲームなどをプレイすることができるマリオゴルフ、自分のMiiでピーチ姫主催のゴルフクラブを体験することができるプリンセスクラブの2つを用意。プリンセスクラブでは、経験値の概念は無くなったものの、ゲームを進めることによって増えていくゴルフ用具やゴルフウェア(クラブ内のショップに徐々に入荷していく。購入にはゲーム内におけるコインが必要だが、そのコインもゲームを進めると貯まっていく)などのコスチュームで自分のMiiをグレードアップさせることができ、GBやGBAツアーのようなRPG要素を楽しむことができる。
また、マリオゴルフにおいて、シングルプレイでのトーナメントモードが無くなった代わりに、前述のインターネット通信を使用した大会モード(スコアアップロード式)が新たに追加された。任天堂による公式大会「マリオオープン」と、オリジナルのルールを自由につくり開催・参加することができる「プライベートコンペ」が用意されており、いずれも開催期間が設けられている。プリンセスクラブにおいても、「ジャパントーナメント」および「ワールドツアー」の2つの大会が開催されており、いずれかの大会で上位入賞でトロフィーを獲得すると、「4大メジャートーナメント」に参加することができるようになる。なお、今作ではレギュラーティーとバックティーに加えて、さらに後ろへ引いたトーナメントティーが設置された。携帯機版マリオゴルフ恒例のゴルフ辞典モードは健在であるが、シリーズ恒例のトレーニングモード(好きなホールを遊べる)とロングチップイン時のVTR保存は廃止された。
コース
- プリンセスクラブコース
- フォレストコース:森林に囲まれた林間のコース。広いフェアウェイで初心者に優しく、緑豊かな景観を眺めながらラウンドできる。
- シーサイドコース:脇には広大な海が広がる南国のコース。シーサイドなので大きな砂浜や複雑な形をしたバンカーが多く登場する。高速フェアウェイが存在する。
- マウンテンコース:ゴツゴツした岩山やサボテンが散在する山岳のコース。ほとんどのホールに崖があり、一部のホールは起伏が激しくなっている。
- スカイアイランド:雲上に浮かぶ島々に作られた全PAR3のコース。距離は短いもののほぼ全体が崖になっており、風をうまく読まなければあっという間にOBの奈落へ落ちてしまう。グリーンが狭い上に二段グリーンが多いのも厄介。
- マリオワールドコース
マリオシリーズの世界観をイメージしたコース。いずれもハーフ(9ホール)での構成となっている。
- ピーチガーデン:ピーチ城周辺に作られた全体がピンク調のコース。ハート型のダッシュパネルを始め、うまく利用すれば飛距離を稼げる仕掛けが登場する。BGMは『マリオカートDS』の同名のコースのアレンジである。
- ヨッシーレイク:フェルトのような柔らかい地面が特徴のコース。所々に点在する水たまりは、ウォーターハザードではなくウォーターバンカーとなっている(カジュアルウォーターの間違いだと思われる)。BGMは『ヨッシーストーリー』のタイトルのアレンジである。
- ハナチャンパーク:巨大な植物やマリオシリーズの敵キャラクターが出迎えるコース。敵キャラクターにボールを当てると様々なリアクションを起こすが、ボールは大きく跳ね返る。高く打ち上げる場合には特に巨大なクローバーに注意。
- プクプクラグーン:熱帯魚やプクプクが泳ぐシリーズ初の海底のコース。障害物としていくつか土管から噴き付ける水流が存在するが、一部にはそれを利用して飛距離を稼げるホールがある。
- DKジャングル:ドンキーコングの故郷が舞台のコース。総じて起伏が激しい上に、さけぶ柱やパクパクなど『ドンキーコング リターンズ』に登場した敵キャラクターがボールを妨害してくる。タル大砲を使えば大きく飛距離を稼ぐことができるが、TNTバレルには要注意。
- クッパキャッスル:クッパ帝国が舞台のコース。GC版にあったクッパワールドと同じような仕掛けがあるが、難易度は大きく下がっている。BGMは『スーパーマリオブラザーズ』の城ステージと、『スーパーマリオ64』の「クッパへの道」のテーマの両方がアレンジされている。
- ダウンロードコース
定期的に配信される追加コンテンツに同梱されている。各パック2コース。いずれも『マリオゴルフ64』からのリメイクコースだが、グリーンの傾斜にリニューアルが施されたホールも多い。またパット時のボールの挙動も64版とはやや違う。ロックさんみゃく・マリオスターは大幅なアレンジがなされている。
- キノピオランド(キノコパック):『マリオゴルフ64』の同名のコースのリメイクコース。
- ノコノコパーク(キノコパック):『マリオゴルフ64』の同名のコースのリメイクコース。
- デザートさばく(フラワーパック):『マリオゴルフ64』のコース「ヘイホーデザート」のリメイクコース。17番ホールはティーグラウンドから障害物までの距離が近づいたため、ショートカットルートのフェアウェイが狙いづらくなっている。
- ミントしょとう(フラワーパック):『マリオゴルフ64』のコース「ヨッシーアイランド」のリメイクコース。リメイク元と違い、水場が多いコースに設定されている。
- ロックさんみゃく(スターパック):『マリオゴルフ64』のコース「テレサバレー」のリメイクコース。リメイク元でラフになっている部分がロックに変更されているため、OBになるリスクがより高くなっている。総合してオリジナル版よりグリーンの傾斜が難化され、中にはOBゾーン近くにピンが切られることがある配置のホールもある。
- マリオスター(スターパック):『マリオゴルフ64』の同名のコースのリメイクコース。リメイク元からコースデザインが変えられたホールが多く、コースの起伏が激しくなったためラフやバンカーを狙って強引に飛距離を稼ぐのが難しくなっている。1番ホールはグリーンの傾斜が激しく、グリーンエッジからグリーン中央までの高低差は9mを超える。3番ホールはトーナメントティーの場合675yの距離があり、レギュラーティー(542y)との差は133yになる。8番ホールはグリーンが極端に横に長く、長い方の辺同士の距離は約280yにも達する。15番ホールはトーナメントティーの場合516yの距離があり、マリオゴルフシリーズに登場するPAR4としては最長の距離を誇る。
キャラクター
キャラクター名 | 飛距離 (ノーマル) | 飛距離 (スター) | 弾道 | 持ち球 | 備考・出現条件 |
---|---|---|---|---|---|
マリオ | 215y | 280y | 高め | ストレート | |
ルイージ | 206y | 240y | 低め | フェード | |
ピーチ | 200y | 233y | やや低め | ストレート | |
デイジー | 213y | 270y | 高い | ドロー | |
ヨッシー | 208y | 250y | ふつう | ストレート | |
ワリオ | 209y | 258y | 低い | フェード | |
ワルイージ | 208y | 246y | ふつう | ドロー | |
ドンキーコング | 217y | 283y | 低め | ドロー | 持ち球がクッパと入れ替わっている |
ディディーコング | 211y | 264y | 高め | ドロー | |
クッパ | 220y | 290y | ふつう | フェード | 持ち球がドンキーコングと入れ替わっている 変則的な片手打法を使う(基本的に左打ち) |
クッパJr. | 210y | 260y | 低め | ストレート | |
テレサ | 209y | 255y | やや低め | ドロー | 傾斜の影響を受けにくい |
キノピオ | 203y | 237y | やや高め | ドロー | 「チャレンジ」でスターコインを40枚集めると出現 |
カメック | 214y | 277y | やや低め | フェード | 「チャレンジ」でスターコインを45枚集めると出現 |
パタパタ | 207y | 243y | やや高め | ストレート | 「チャレンジ」でスターコインを50枚集めると出現 傾斜の影響を受けにくい |
キャサリン | 212y | 267y | やや高め | フェード | 「チャレンジ」でスターコインを55枚集めると出現 |
キノピコ | 198y | 230y | やや低め | ストレート | キノコパックを購入することによって使用可能 |
トッテン | 213y | 274y | 最低 | ドロー | フラワーパックを購入することによって使用可能 |
ロゼッタ | 218y | 286y | 高い | フェード | スターパックを購入することによって使用可能 傾斜の影響を受けにくい |
ゴールドマリオ | 215y | 280y | 高め | ストレート | 購入することによって使用可能 常にゴールドフラワーショット状態になる |
マリオゴルフ スーパーラッシュ
関連項目
- ゴルフ (任天堂) - 任天堂初のゴルフゲーム。マリオに似たゴルファーがプレイヤーキャラクターとなっている。
- モバイルゴルフ - キャメロット開発、任天堂発売のゴルフゲーム。『マリオゴルフGB』のシステムと類似しており、『マリオゴルフGB』のキャラクターやマリオシリーズのマリオ、ピーチ、ヨッシー、ブラッキーも登場する。
- マリオスポーツ スーパースターズ - キャメロットとバンダイナムコスタジオが開発、任天堂発売のスポーツゲーム集。収録スポーツの一つにゴルフがある(ゲームシステムはマリオゴルフシリーズと異なる)。
- 伊武雅刀 - 『マリオゴルフ64』、『マリオゴルフGB』の2作でCM出演。
- 関根勤 - 『マリオゴルフ ファミリーツアー』、『マリオゴルフ スーパーラッシュ』の2作でCM出演。
脚注
注釈
- 日本では海外版『スーパーマリオブラザーズ2』の日本版にあたる『スーパーマリオUSA』が最後である。
- 『ドンキーコングJR.』は海外版ではNES Card-e(ゲームボーイアドバンス)で遊ばれていた。
- ゲーム中では表記されていない。また、取扱説明書でも高低の強さが記されておらず、標準より低い場合は「低め」、高い場合は「高め」「高い」で統一されている。
- フェードとドローはそれぞれ4段階だが、両端はGB版から転送したキャラのみ。
- GB版では「フェアウェイ」の一部とされており、「高速フェアウェイ」という名称が初めて使われたのはGC版(マリオゴルフ ファミリーツアー)である。しかしそれ以前に発売されたGB版でも通常のフェアウェイより球が転がりやすい「高速フェアウェイ」に相当する地形は存在した。GC版以降では高速フェアウェイは通常のフェアウェイより青みがかった色で表現されることが多いが、GB版では色は変えず、通常のフェアウェイより転がりやすい部分を点線で囲むことで表現していた。
- GB版では「フェアウェイ」の一部とされており、「高速フェアウェイ」という名称が初めて使われたのはGC版(マリオゴルフ ファミリーツアー)である。しかしそれ以前に発売されたGB版でも通常のフェアウェイより球が転がりやすい「高速フェアウェイ」に相当する地形は存在した。GC版以降では高速フェアウェイは通常のフェアウェイより青みがかった色で表現されることが多いが、GB版では色は変えず、通常のフェアウェイより転がりやすい部分を点線で囲むことで表現していた。
出典
- 「ファミコン・ゴルフ大会 世界初の試み開始へ ディスクに記録、ディスクファックスで通信」『ゲームマシン』第302号(アミューズメント通信社)、1987年2月15日、1面。
- 「電話回線利用し全国ネットワークで ファミコン・ゴルフ大会 新ソフトを使用、2月21日から実施の予定」『ゲームマシン』第299号(アミューズメント通信社)、1987年1月1日、11面。
- 「任天堂が家庭用立体TVゲーム 3Dファミコン スクウェア、コナミなどが対応ソフト」『ゲームマシン』第314号(アミューズメント通信社)、1987年8月15日、4面。
- ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータMagazine(アンビット、2016年)7ページ
- 2021CESAゲーム白書 (2021 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2021). ISBN 978-4-902346-43-5
- “開発者インタビュー”. Nintendo Online Magazine (2003年9月). 2023年1月22日閲覧。
- M.B.MOOK『懐かしゲームボーイパーフェクトガイド』 (ISBN 9784866400259)、46ページ
- 2020CESAゲーム白書 (2020 CESA Games White Papers). コンピュータエンターテインメント協会. (2020). ISBN 978-4-902346-42-8
外部リンク
- マリオゴルフ64公式ページ
- マリオゴルフGB公式ページ
- マリオゴルフ ファミリーツアー公式ページ
- マリオゴルフGBAツアー公式ページ
- マリオゴルフ ワールドツアー公式ページ
- マリオオープンゴルフ - Wiiバーチャルコンソール
- マリオオープンゴルフ - ニンテンドー3DSバーチャルコンソール
- マリオオープンゴルフ - Wii Uバーチャルコンソール
- マリオゴルフGB - ニンテンドー3DSバーチャルコンソール
- マリオゴルフ64 - Wiiバーチャルコンソール
- マリオゴルフ64 - Wii Uバーチャルコンソール
- マリオゴルフ GBAツアー - Wii Uバーチャルコンソール
- 1987年のコンピュータゲーム
- ディスクシステム用ソフト
- ハル研究所のゲームソフト
- 1987年のコンピュータゲーム
- ディスクシステム用ソフト
- ハル研究所のゲームソフト
- 1991年のコンピュータゲーム
- ファミリーコンピュータ用ソフト
- Wii用バーチャルコンソール対応ソフト
- ニンテンドー3DS用バーチャルコンソール対応ソフト
- Wii U用バーチャルコンソール対応ソフト
- ファミリーコンピュータ Nintendo Switch Online収録ソフト
- ファミ通クロスレビューシルバー殿堂入りソフト
- 1999年のコンピュータゲーム
- NINTENDO64用ソフト
- キャメロットのゲームソフト
- Wii用バーチャルコンソール対応ソフト
- Wii U用バーチャルコンソール対応ソフト
- NINTENDO 64 Nintendo Switch Online収録ソフト
- ファミ通クロスレビューゴールド殿堂入りソフト
- 1999年のコンピュータゲーム
- ゲームボーイ用ソフト
- キャメロットのゲームソフト
- ニンテンドー3DS用バーチャルコンソール対応ソフト
- ファミ通クロスレビューシルバー殿堂入りソフト
- 2003年のコンピュータゲーム
- ゲームキューブ用ソフト
- キャメロットのゲームソフト
- 2004年のコンピュータゲーム
- ゲームボーイアドバンス用ソフト
- キャメロットのゲームソフト
- Wii U用バーチャルコンソール対応ソフト
- 2014年のコンピュータゲーム
- ニンテンドー3DS用ソフト
- キャメロットのゲームソフト