ポーキー・ピッグ

ポーキー・ピッグPorky pig)は、ルーニー・テューンズに登場する架空の豚(ワーナーブラザーズのキャラ)[1]。物語を終わる際、『こ、こ、こ、これでおしまい!(Th-Th-Th-That's All Folks!)』と言う。

概要

ポーキー・ピッグは、1935年3月2日に公開された短編映画『ポーキーの母親参観(I Haven't Got a Hat)』(フリッツ・フレレング監督作)でスクリーンデビューを果たした。 ポーキーという名前は、フレレング氏が子供の頃、同級生だった2人の兄弟『ポーキー』と『ピギー』に由来する。[2] このキャラクターは最初、テックス・アヴェリーによって作られ、ポーキーは、1930年代後半に10本程度の短編作品に出演。だが監督らは、このキャラクターを把握せず、外見と性格が異なるのがわかる。1939年にはボブ・クランペットが本当のポーキーを描いた。一部の短編作品ではポーキーがハンターを担当することもあった(特に名曲の喧しい夕べ(A Corny Concerto)と『Porky in Wackyland』[3])。

ルーニー・テューンズの低迷期を抜け出した最初のキャラクターであり当時のスターであるが、ダフィー・ダックが登場してからスターの座を奪われた。しかしダフィーと共演することが多い。

テレビ・映画

1964年には『ポーキー・ピッグ・ショー』にテレビ初出演、1971年には『ポーキー&フレンズ』でも出演。

1990年代のテレビアニメ『スピルバーグのアニメ タイニー・トゥーン』では、同じ豚キャラのハムトンの先生として登場。

また1988年には、『ロジャー・ラビット』のラストでカメオ出演しており、ディズニーシリーズで同じく締めをやっていたティンカー・ベルと共に本編の締め役として登場した。

1996年(日本では1997年)の映画『スペース・ジャム』でも『Tune Squad』のチームメンバーとして登場し、バッグスが用意した秘密のドリンク(ただの水)を最初に飲み、試合の後半ではいつになく強気な表情を見せ、シルベスターフォグホーンと組み、ダンクを決める活躍を見せたも潰しにかかったモンスターズによってペチャンコにされた。試合後はマイケル達に今の時間を伝え、ラストはバッグスに締め役を取られ、今度は自分が言おうとしたらダフィーに邪魔されてしまう。2003年(日本では2004年)『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』では序盤とラストに登場し、スピーディー・ゴンザレスと並んでカメオ出演しており、序盤では自分の吃りについて愚痴を言っており、ラストはいつもの締めをしようとするも吃り過ぎて上手くいかず、締める前にスタッフが帰っていたので視聴者に「は、早く帰りな」と剥れながら言った。

ベビー・ルーニー・テューンズ』では、幼児姿のポーキーとして登場しており、『ダック・ドジャース』では、カデットとして登場している。

スペース・プレイヤーズ』でも登場し、ラップを披露する。また同作に登場する『DCワールド』では、スーパーマンの格好をするダフィーのカメラマンを演じた。

声優

オリジナル版
日本語版

脚注

  1. Lenburg, Jeff (1999). The Encyclopedia of Animated Cartoons. Checkmark Books. pp. 124-126. ISBN 0-8160-3831-7. https://archive.org/details/isbn_9780816038312 2020年6月6日閲覧。
  2. 同作の音声解説より、ジェリー・ベック。 この作品は"Looney Tunes Golden Collection: Volume 3"に収録されている(日本国内では再生不可)。
  3. 後に幻のドードーを探せ(Dough for the Do-Do)としてカラーリメイクされた。
  4. "スーパー・ダック" Superior Duck (1996)”. IMDb.com. 2017年8月2日閲覧。

関連項目

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