ホンダ・シビックタイプR

シビック タイプRCIVIC TYPE-R)は、本田技研工業が生産・販売するスポーツカー。世代により3ボックス(ノッチバック)の4ドアセダン型や2ボックスの3ドア/5ドアハッチバック型、ファストバックカムテールクーペスタイルの5ドアハッチバック型が存在する。

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概要

NSXタイプRインテグラタイプRに続く、タイプRシリーズ第3弾である。 6代目以降のホンダ・シビックをベースに、エンジンサスペンションをチューニングした車種であり、3代目ではパッケージの異なる日本仕様車と欧州仕様車が用意された。シビックをベースにしながらも、サーキットでの高速走行も可能な高性能モデルとして、国内外を問わず高い人気を誇る。

初代 EK9型(1997 - 2001年)

ホンダ・シビックタイプR(初代)
EK9型
前期型
後期型 フロント
後期型 リア
概要
製造国 日本の旗 日本
販売期間 1997年8月 - 2001年12月
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 3ドアハッチバック
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン ホンダ・B16B型:
1,595cc 直列4気筒 DOHC VTEC
最高出力 185PS/8,200rpm
最大トルク 16.3kgf·m/7,500rpm
変速機 5速MT
サスペンション
前:ダブルウィッシュボーン
後:ダブルウィッシュボーン式
車両寸法
ホイールベース 2,620mm
全長 4,180mm
全幅 1,695mm
全高 1,360mm
車両重量 1,040-1,090kg
その他
ブレーキ 前:油圧式ベンチレーテッドディスク
後:油圧式ディスク
ベース車 ホンダ・シビック

1997年8月22日、6代目シビックのマイナーモデルチェンジ実施時に、3ドアに「タイプR」が追加された[1]

エンジンは185PS/8,200rpmを発揮するB16B型を搭載し、5速MTを組み合わせた。他の「タイプR」と同様に車体重量が軽量化され、エアロパーツレカロバケットシートモモステアリング(SRSエアバッグ付き)、チタン製のシフトノブ、専用車体色のチャンピオンシップホワイト等が装備された。生産工場は鈴鹿製作所。フィーリングチェックなどは土屋圭市が担当した。

1998年9月3日には他のシビックシリーズとともにマイナーチェンジを実施[2]し(9月4日発売)、エクステリア(ヘッドライト、フロントバンパー、フロントフェンダー、テールランプなど)やオーディオ周りのデザイン(1DINサイズから2DINサイズへの拡大)変更のほか、エアコンパネルも一新された。

1999年12月16日に「タイプR・X」を追加設定[3]CDプレーヤー付AM/FM電子チューナー+4スピーカー(フロント:2、リア:2)、ボディ同色電動格納式ドアミラー、パワーウィンドウ、マニュアルエアコンディショナー、キーレスエントリーシステム、アルミパッドスポーツペダル、専用色カーボン調パネルを追加して装備の充実を図ったタイプである。

2000年に7代目スマートシビックが登場したがこちらは継続生産・販売となる。

2001年11月[4]に生産を終え、12月には2代目と入れ替わる形で販売終了。

2代目 EP3型(2001 - 2005年)

ホンダ・シビックタイプR(2代目)
EP3型
前期型 フロント
前期型 リア
概要
製造国 イギリスの旗 イギリス
販売期間 2001年12月 - 2005年8月[5]
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 3ドアハッチバック
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン K20A型:
1998cc 直列4気筒 DOHC i-VTEC
最高出力 215PS/8,000rpm
最大トルク 20.6kgf·m/7,000rpm
変速機 6速MT
サスペンション
前:マクファーソンストラット
後:ダブルウィッシュボーン式
車両寸法
ホイールベース 2,570mm
全長 4,135mm
全幅 1,695mm
全高 1,430mm
車両重量 1,190kg

7代目シビックのフルモデルチェンジから1年後の2001年12月6日に、日本での販売が開始された。コンセプトは"Dangan(弾丸) Hot Hatch"。「ニュー・ブリットフォルム」、「エキサイティング・パフォーマンス」、「セイフティー&エコロジー」をテーマに開発された[6]イギリスの現地法人「ホンダ・オブ・ザ・UK・マニュファクチャリング(HUM)」のスウィンドン工場で生産された[7]3ドアハッチバックをベースモデルとしており、そこから日本に輸出されるため輸入車扱いとなった。

搭載されるエンジンはK20A型をタイプR向けに開発した「R-spec」で、スペックは215PS/8,000rpm、20.6kgf・m/7,000rpm。DC5型インテグラタイプRと同じエンジンながら、排気系の差によって5馬力の違いが生まれている。6速MTのシフトレバーは異色ともいえるインパネに配置されているが、ATモデルと共通の配置にしたことでこのような形状が採用された。

販売ディーラーは通常のシビックと同様のプリモ店で、日本仕様では標準仕様とCパッケージの2グレードが用意された。Cパッケージは標準仕様に加えてオートエアコンやパワーウインドウなどの快適装備が装着され、先代EK9型における「タイプR・X」と同様の位置付けとなる。

2004年1月22日マイナーチェンジを施行し、平成17年排出ガス規制への適合や、一部装備とカラーリング設定の変更が行われた[8]

この時期の日本では3ドアハッチバック車の人気は低く、2代目シビックから続いたワンメイクレースも車種がインテグラに変更されたこともあり、あまり注目されなかった。そのため販売台数も4,735台に留まり、特にマイナーチェンジ後の後期型に至っては1,000台弱と、後に限定販売されたFN2型よりも少ない台数である。

2005年9月22日に行われた8代目シビックへのフルモデルチェンジを前にして、2005年8月に販売を終了した。

3代目(日本仕様) FD2型(2007 - 2010年)

ホンダ・シビックタイプR
(3代目 日本仕様)
FD2型
フロント
リア
概要
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2007年3月 - 2010年9月
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン K20A型:
1998cc 直列4気筒 DOHC i-VTEC
最高出力 225PS/8,000rpm
最大トルク 21.9kgf·m/6,100rpm
変速機 6速MT
サスペンション
前:マクファーソンストラット式
後:ダブルウィッシュボーン式
車両寸法
ホイールベース 2,700mm
全長 4,540mm
全幅 1,770mm
全高 1,430mm
車両重量 1,270kg

初代と2代目まではベースモデルに合わせて全幅1,695mmの5ナンバーサイズだったが、この代からボディが全幅1700mmを超えるので3ナンバーサイズとなる。2006年10月から公式サイトを立ち上げ、F1日本GPが開催された鈴鹿サーキットにプロトタイプが展示されるなど、発売前からプロモーション活動が展開された。2007年3月29日に発売開始。インテグラ4ドアタイプRが生産終了以来6年ぶりの4ドアタイプRでもあり、シビックタイプRとしては2年ぶりの登場となった。型式はABA-FD2。

2代目と同じくK20A型を採用した一方で、エンジンブロックをアコードユーロRと共通化。これには「アコード系のエンジンブロックのほうが剛性が高い」という理由もある[9]。その上でバランサーシャフトを撤去したほか、パワーステアリングを電動式から油圧式に変更し、空いたスペースをエキゾーストマニホールドに回すことで圧縮比を11.5まで向上[9]。最高出力はインテグラタイプR(DC5)やアコードユーロR(CL7)の220PSに対しの225PS/8,000rpmと5PS向上。回転域によっては10PS以上出力が向上している領域もある。ボディ剛性はインテグラタイプRに対し約50%向上。タイヤに専用コンパウンドで18インチのPOTENZA RE-070を採用し、サスペンションはタイヤが確実に地面を捉える非常に固い設定とされた。さらにトルク感応式LSDやブレンボ製ブレーキキャリパー、ブレーキ冷却ダクト等スポーツ走行を意識した装備がなされている。内装ではこれまで採用されていたレカロシートではなく、新たに欧州向けのTypeRのシートを基にしたホンダオリジナルのRspecシートが採用された(これには「レカロシートはライセンス料が高額なので、その分の費用を他に回したい」という事情もあった[9])。エンジンスタートスイッチは、タイプRでは初のプッシュスタートシステムを採用している。

前述のように3ナンバーサイズと幅広になったが、ボディをセダン型としたことにより、今までの3ドアハッチバック型よりも使いやすさが向上している。これにより世帯持ちユーザーの獲得に成功している。発売後は1ヶ月での受注台数が約2,100台となるなど、順調な滑り出しを見せた[10]

2007年9月13日に、シビック ワンメイクレースベース車(競技専用特別仕様)を発売した。ホンダエキサイティングカップワンメイクレース2008[11]のベース車となる。

2008年東京オートサロンでは、ホンダがモデューロパーツを取り付けた「スポーツモデューロ タイプR」[12]や、M-TECが「MUGEN RR」をさらにチューニングした「MUGEN RR Experimental Spec」[13]などのコンセプトカーを展示した。

2008年9月5日にマイナーチェンジがおこなわれた。ボディカラーは「クリスタルブラックパール」、受注生産色「プレミアムホワイトパール」、「プレミアムディープバイオレットパール」の標準色と受注生産2色が追加され、「ビビッドブルーパール」が廃止された。

2010年4月19日、排ガス規制への対応が困難という理由で生産終了を公表し、同年8月をもって生産終了した[14]

2010年9月、販売終了。

シビック MUGEN RR

ホンダ・シビック MUGEN RR
FD2型
概要
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2007年9月
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 4ドアセダン
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン K20A型:
1,998cc 直列4気筒 DOHC i-VTEC
最高出力 240PS/8,000rpm
最大トルク 22.2kgf·m/7,000rpm
変速機 6速MT
サスペンション
前:マクファーソンストラット式
後:ダブルウィッシュボーン式
車両寸法
ホイールベース 2,700mm
全長 4,570mm
全幅 1,780mm
全高 1,420mm
車両重量 1,255kg

2007年6月28日M-TECが「Honda CIVIC MUGEN RR」を発表した[15]。300台限定で9月13日から販売され、申し込み開始からわずか10分で完売した。専用カムシャフトをはじめとするエンジンのリファイン、吸排気系の大幅な変更により、最高出力は15PSアップの240PSとなっている。またボンネットのアルミ化、前バンパーやリアウイング等をカーボン製にすることにより、ノーマルタイプRと比較し約15kgの軽量化が行われた。大型ディフューザーやフロントパネル、可変リアウイングの装備により市販車としては異例のマイナスリフトを実現、専用のブレーキやサスペンションにより非常に高い走行安定性を獲得している。ボディーカラーは「ミラノレッド」のみとなり、内装にも赤が多く取り入れられている。価格は477万7,500円。ブリヂストンと共同開発した専用タイヤ「ポテンザ RE070 RRスペック」、軽量・高剛性専用鍛造ホイール、専用サスペンション等の採用によりコーナリングパフォーマンスを高めている。減衰力5段調整式ダンパーにより、パフォーマンス追求のみならず乗り心地等の快適性との両立を行った[16]。1台1台手作業で架装され、シリアルプレート(製造ナンバー)を装着し工場出荷された。

3代目(欧州仕様) FN2型(2007 - 2012年)

ホンダ・シビックタイプRユーロ
(3代目 欧州仕様)
FN2型
日本仕様フロント
日本仕様リア
概要
製造国 イギリスの旗 イギリス
販売期間 2007年 - 2012年6月
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 3ドアハッチバック
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン K20Z型:
1998cc 直列4気筒 DOHC i-VTEC
最高出力 201PS/7,800rpm
最大トルク 19.7kgf·m/5,600rpm
変速機 6速MT
サスペンション
前:マクファーソンストラット式
後:トーションビーム
車両寸法
ホイールベース 2,635mm
全長 4,275mm
全幅 1,785mm
全高 1,445mm
車両重量 1,320kg
その他
生産台数 3510台[17]

8代目欧州仕様シビック(3代目欧州専売車)をベースとした3ドアのハッチバックとなる。2006年のジュネーヴモーターショーでプロトタイプが展示され、2007年より発売開始した。生産はイギリス。

形式を「K20Z」に改めたエンジンは、最高出力201PS/7,800rpmとEP3・FD2より控えめになっているが、日常域で扱いやすいパワー特性になっている。これに6速MTが組み合わせられる。車両重量は1,267kgである。サスペンションは、フロントがストラット式サスペンション、リアはトーションビーム式サスペンション。内装は8代目欧州仕様シビックに準じており、シフトレバー付近にシリアルナンバー入りのプレートが配されている。「TYPE R」と「TYPE R GT」の2グレードがあり、「TYPE R GT」は運転席・助手席独立した温度調整可能なエアコン、クルーズコントロール、カーテンエアバッグなどを装備する。

2008年11月20日、2009年春に日本でも台数限定で発売すると発表したが、世界的な金融危機の影響によるイギリス工場の稼動休止のために発売が延期された。その後、2009年11月5日に「TYPE R EURO」の名称で2009年モデルを2,010台限定で日本国内での販売が開始された。色別の台数は白1,050台、赤810台、銀150台。

2010年8月10日、欧州の大部分の地域において2010年末でシビックタイプRの販売を終了すると発表した。EUの新排出ガス規制である「Euro 5」に適合できないことが理由であるため、生産は継続されEuro 5が適用されない市場で引き続き販売される[18]

2010年10月28日、2010年モデルを1,500台の台数限定で販売開始した。新たに、ブラック塗装のフロントメッシュグリルとダーククロームメッキのフロントグリルフレーム・アウタードアハンドル・フューエルリッドを採用し、シリアルプレートを2010年モデル専用に変更した。ボディカラーを追加し、色別の台数は白850台、黒500台、赤150台であった。

2012年6月、日本国内での販売を終了した。

4代目 FK2型(2015年 - 2016年)

ホンダ・シビックタイプR(4代目)
FK2型
フロント
リア
概要
製造国 イギリスの旗 イギリス
販売期間 2015年12月 - 2016年4月
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 5ドアハッチバック
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン K20C型:
1,995cc 直列4気筒 直噴 DOHC ターボ
最高出力 310PS/6,500rpm
最大トルク 40.8kgf・m/
2,500-4,500rpm
変速機 6速MT
サスペンション
前:マクファーソンストラット式
後:トーションビーム式
車両寸法
ホイールベース 2,600mm
全長 4,390mm
全幅 1,880mm
全高 1,460mm
車両重量 1,380kg
その他
ブレーキ 前:油圧式ベンチレーテッドディスク
後:油圧式ディスク

ドイツ北西部にあるニュルブルクリンクにおけるFF車両世界最速を目標に、2015年の発売投入にむけ開発されることが発表された。2012年10月から参戦している世界ツーリングカー選手権(WTCC)の技術も転用される[19]。車両は9代目 (FB型) の欧州仕様 (5ドアハッチバック) をベースに新開発のK20C型エンジンを搭載。歴代で初めてのターボチャージャー付きエンジンとなり、最高出力310psを発揮するほか、最高速度は270km/hに達するとアナウンスされている[20]。アイドリングストップを搭載し、燃費にも配慮している。ただエンジンがターボ化されたことやタイヤサイズアップなどの影響から、従来型と異なり車重はベース車種よりも重くなっている。

2015年3月、ニュルブルクリンク北コースでタイム測定を行い7分50秒63を記録。2014年にルノー・メガーヌRS.275トロフィーRが記録したタイムを4秒程上回って、量産FF車におけるニュルブルクリンク北コースの最速タイムを更新した[21]。6月にはル・マン24時間レースの前夜祭(市内パレード)に登場し初の公道走行を披露した。

2015年7月2日にイギリスで出荷が開始された[22]。日本では同年9月30日にホームページ内に関連情報を先行公開し[23]、同年10月28日に公式発表した。750台の限定販売であるが、今回は購入の際、事前にホームページから商談申込をする必要があり、ディーラーでの店頭販売は一切ない(ディーラーでは商談の申し込みもできない)。受付期間は翌10月29日から11月23日までで、期間中に限定台数を上回る商談申込があった場合には抽選となる。なお、発売は同年12月7日となる[24]。また、カタログはデジタルカタログのみで、紙カタログが用意されない。なお750台という数は、ニュルブルクリンクでのラップタイム7分50秒台に由来している。

5代目 FK8型(2017年 - 2021年)

ホンダ・シビックタイプR(5代目)
FK8型
フロント
リア
内装
概要
製造国 イギリスの旗 イギリス
販売期間 2017年9月 - 2021年7月
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 5ドアファストバック
ハッチバック
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン K20C型:
1,995cc 直列4気筒 直噴 DOHC ターボ
最高出力 320PS/6,500rpm
最大トルク 40.8kgf・m/
2,500-4,500rpm
変速機 6速MT
サスペンション
前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク
車両寸法
ホイールベース 2,700mm
全長 4,560mm
全幅 1,875mm
全高 1,435mm
車両重量 1,390kg
その他
ブレーキ 前:油圧式ベンチレーテッドディスク
後:油圧式ディスク

2017年1月13日から3日間開催された「東京オートサロン2017」において、セダン・ハッチバックと共に、5代目となるタイプRのプロトタイプが日本で初披露された[25]。同年6月23日には、Hondaホームページ上にスペシャルサイト(ティザーサイト)を公開し、7月下旬に公式発表する予定であることも発表された[26]

同年7月27日、ファストバッククーペスタイルの5ドアハッチバック、および4ドアセダンと共に5代目「TYPE R」の日本での発売を正式発表。発売は9月29日からとなる[27]。日本市場での「シビック」のシリーズは8代目以来7年ぶりの投入となるが、過去に数量限定で発売されたことがある「TYPE R」に関しては、4代目の販売終了(完売)以来、約1年半ぶりの投入となった。EP3型と同様に通年販売となる。また、タイプRとしてはこの代よりシビックハッチバック同様のファストバッククーペのようなスタイルを持った5ドアハッチバックとなる。また、ベースのシビックが欧州向けと北米向けとの作り分けをやめたことから、シビックTYPE Rとして初めてアメリカでの販売が開始された。

これまでのタイプRモデルは、ノーマル車をベースにして「後付け」で性能強化をしてきたが、今回は最初の設計段階でノーマル車とタイプRモデルを同時開発し、ノーマル車の走行性能のレベルアップとタイプRの実用性の拡大を両立させている。シャシーはリアのサスペンションをマルチリンク式サスペンションに変更したほか、フロントサスペンションには「デュアルアクシス・ストラット・サスペンション」と呼称する新型のストラット式サスペンションを採用。エンジンには4代目同様K20C型を採用しているが、エンジン制御の改良により、最高出力を10PS(7kW)向上。6速MTをローレシオ化し、軽量シングルマス・フライホイールを新たに採用。また、ホンダ車で初採用となる減速操作に合わせてエンジン回転数を自動で調整するレブマッチシステムを搭載し、減速時のアクセル操作が不要となった。システムはオフにすることも可能である。ダンパー・ステアリング・スロットルなどの制御デバイスのセッティングをモードスイッチの操作で瞬時に変更できるドライブモードは、「SPORT」と「+R」に「COMFORT」を加えた3モードとなった。

2017年4月、4代目に引き続きドイツ・ニュルブルクリンク北コースにおいてタイムアタックを敢行。当時FF市販車最速であったフォルクスワーゲン・ゴルフGTIクラブスポーツSの7分47秒19を破り、7分43秒80を記録しFF市販車世界最速の座を奪還した。

ボディカラーは4代目からの継続設定となる「チャンピオンシップホワイト」と「クリスタルブラック・パール」の2色に、「ハッチバック」にも設定されている「フレームレッド」と「ブリリアントスポーティブルー・メタリック」の2色を加えた4色展開となった。

2020年6月25日に、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う生産活動の影響を受け、夏に予定されていたマイナーチェンジモデルの発売を延期することを発表した[28]。その後、同年7月31日に生産拠点での活動再開を受け、発売時期が10月になることが発表された[29]

同年10月8日に日本仕様のマイナーチェンジと「Limited Edition」が公式発表された(マイナーチェンジモデルは翌10月9日、「Limited Edition」は11月30日発売)[30]。冷却性能向上の為フロントグリルの開口面積を大きくし、ダウンフォース減少を図るためフロントバンパースポイラーの形状を変更。ブレーキに2ピースフローティングディスクブレーキが採用され、バネ下の重量が低減された。また、アダプティブ・ダンパー・システム制御やサスペンションブッシュ・ポールジョイントなどサスペンションをアップデート。ステアリングの表皮にアルカンターラが採用され、シフトノブをティアドロップ形状に変更した。さらに、安全運転支援システム「Honda SENSING」も装備された。ボディカラーは青系を「ブリリアントスポーティブルー・メタリック」から新色の「レーシングブルー・パール」に入れ替え、同じく新色の「ポリッシュドメタル・メタリック」を追加して5色展開となった。「Limited Edition」は、アルミホイールに専用BBS製20インチ鍛造アルミホイールを採用してさらなるバネ下重量の軽量化が図られ、タイヤを20インチのハイグリップ専用タイヤ(ミシュラン製「パイロットスポーツ Cup2」)に変更。アダプティブ・ダンパー・システムとEPSに専用セッティングが施された。ボディカラーは「サンライトイエローII」のみの設定となる。なお、今回のマイナーチェンジでWLTCモードによる燃料消費率並びに排出ガスに対応し、「平成30年排出ガス基準75%低減レベル(☆☆☆☆☆)」認定を取得した。

シビックの11代目へのフルモデルチェンジに先駆け、2021年7月31日をもって販売を終了した。なお、同年8月5日に日本で11代目シビックが発表された際に「シビックタイプR」が2022年にフルモデルチェンジする予定であることを明らかにしていた[31]

6代目 FL5型(2022年 -)

ホンダ・シビックタイプR(6代目)
FL5型
概要
製造国 日本の旗 日本
販売期間 2022年9月 -
設計統括 柿沼秀樹[32]
ボディ
乗車定員 4名
ボディタイプ 5ドアファストバック
(ハッチバック)
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
エンジン K20C型:
1,995cc 直列4気筒 直噴 DOHC ターボ
最高出力 330PS/6,500rpm
最大トルク 42.8kgf・m/
2,600-4,000rpm
変速機 6速MT
サスペンション
前:マクファーソンストラット式
後:マルチリンク式
車両寸法
ホイールベース 2,735mm
全長 4,595mm
全幅 1,890mm
全高 1,405mm
車両重量 1,430kg
その他
ブレーキ 前:油圧式ベンチレーテッドディスク
後:油圧式ディスク

5代目の販売終了から1年2ヶ月のブランクを経て6代目へフルモデルチェンジされた。生産拠点は埼玉製作所 完成車工場となり、3代目以来となる日本での生産となった。

外観は冷却性能を高めるためグリル開口部を大きくし、後端に張り出し面を設けたサイドシルガーニッシュやアルミダイキャスト製のステーと組み合わせたリアスポイラーを装備。リアフェンダーはボディと一体化された。内装はブラックをベースにシートやフロアカーペットをレッドとした2トーンで、インストルメントパネルには反射を抑えるため偏光ガンメタリックが採用された。

エンジンは3代続けてK20C型が踏襲されているが、ターボチャージャーの刷新などにより、最高出力を8kW(10PS)、最大トルクを20N·m(2.0kgf・m)それぞれ向上された改良型となる。タイヤはミシュランとの共同開発による専用チューニングタイヤが採用され、ホイールはインナーとアウターのリム形状を反転させた「リバースリム構造」を採用した。5代目で採用されたレブマッチシステムはクラッチのフライホイールの軽量化に伴うレスポンス向上により、エンジン回転数差が最も大きい2速から1速へのシフトダウンでも適用されるようになった。スポーツモードは5代目の「+R」・「SPORT」・「COMFORT」に加え、11代目シビック「e:HEV」で日本国内初採用された「INDIVIDUAL」を新設。エンジン・ステアリング・サスペンション・エンジンサウンド・レブマッチシステム・メーターを個別設定することでカスタマイズが可能で、エンジン再始動後も設定が保持される。

安全運転支援システム「Honda SENSING」は11代目シビック(ハッチバック)に合わせて最新仕様へアップデートされ、フロントカメラが広範囲・高精細で対象物の検知を可能とするフロントワイドビューカメラとなり、前後のソナーセンサーとリアバンパー内側に内蔵されたレーダーを組み合わせたことで、5代目のマイナーチェンジモデル採用された8つ(衝突軽減ブレーキ(CMBS)、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)、先行車発進お知らせ機能、オートハイビーム、標識認識機能)に近距離衝突軽減ブレーキ、ブラインドスポットインフォメーション、パーキングセンサーシステム、後退出庫サポートの4つを加えた12に強化された。

「Honda CONNECT」対応の専用ディスプレーが装備されており、車載ナビ機能に加え、専用データロガー「Honda LogR」をアプリとして搭載。エンジンの水温・油温などの車両に関する情報やステアリング舵角、ブレーキ圧、アクセル開度、ヨーレート(回転方向)など運転操作やそれに伴う車両の状態に関する表示だけでなく、前後左右のG(荷重の強さ)、3Dモーション、タイヤの摩耗円をリアルタイムで算出して表示するパフォーマンスモニター機能、一般道向けの「Auto Score」とサーキット走行向けの「Data Log」で構成されたスコアリング機能を備え、スマートフォンにあらかじめインストールした専用アプリとの連携(スマートフォンで撮影したサーキット内でのオンボード映像と走行データを合成させることや、車外での走行データの確認、他のユーザーとのデータ比較)も可能となっている。また、「Honda Total Care」への加入と「Honda Total Care プレミアム」を申込むことで、駐車中の車両が異常を感知するとスマートフォンに通知が届き、必要に応じて緊急サポートセンターを通じて警備員を現場に急行させることで、盗難やいたずらに迅速で対処する「Honda ALSOK駆けつけサービス」などを受けることが可能となる。

  • 2022年
    • 1月14日 - 東京オートサロン2022にてプロトタイプが公開された[33][34][35]
    • 7月12日 - ホームページに先行情報を公開したことを発表。秋の発売が予定されており、同年7月21日にワールドプレミアを行うことも発表された[36]
    • 7月21日 - オンラインで行われたワールドプレミアで世界初公開し、外内装デザインやダイナミクス性能の進化点が公表された[37]
    • 9月1日 - フルモデルチェンジを正式発表した(9月2日発売)[38]。ボディカラーは5代目(2020年10月マイナーチェンジモデル)からチャンピオンシップホワイト、クリスタルブラック・パール、フレームレッド、レーシングブルー・パールの4色を継承し、新色としてソニックグレー・パール(有料色)が設定された。
    • 10月14日 - イギリスのモーターアワード2022でサンデータイムズのレジェンドカーオブザイヤーを受賞[39]
    • 10月26日 - ベトナム・モーターショーで東南アジアで初めて発表した[40]
    • 12月8日 - e:HEVと共に「2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤー」の部門賞である「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」を国産車で初めて受賞したことを発表した[41]
    • 12月12日 - 米国ホンダがTCRのプロトタイプを公開した[42]。 IMSAミシュランPilot Challengeの2023年シーズンに参戦予定。

モータースポーツ

タイプRの登場以前、1985年〜1993年までの全日本ツーリングカー選手権(JTC)でFFの雄として鳴らし、1987年以降は最小排気量クラス(Div.1→クラス3)のマニュファクチャラーズタイトルを7連覇し、ライバルのトヨタ・カローラを圧倒した。しかしEK9型登場以降、ホンダはシビックを用いたワークス活動を国内ではほとんど行っていないため、そのモータースポーツにおける高い評価は、各地のプライベーターの活躍とスポーツ志向の自動車メディアにより作られたものである。

車格が大きくなるにつれ、シビックはアコードに代わり世界各国でFFのツーリングカーレーサーの代表格としてプライベーターに用いられるようになった。

2002年からはイギリスツーリングカー選手権(BTCC)にも投入され、2020年現在までに4度のドライバーズタイトルを獲得している。

世界ツーリングカー選手権(WTCC)でもプライベーターがよく用いていたが、ダウンサイジングターボが導入された2013年からFK2型シビックでワークス参戦を開始。イタリアのJASモータースポーツが開発・オペレーションを担当した。初年度はラーダしかライバルがいなかったこともあって、ホンダがマニュファクチャラーズタイトルを獲得した。その後も2017年のシリーズ終了までTC1規定のシビックで参戦が続けられたが、ドライバーズタイトル獲得には至らなかった。

WTCC終焉と前後して、TCR規定のシビックも登場。開発はWTCC同様JASが担当し、2015年にFK2型ベースのTCR車両が作られたほか、2018年にはFK8型ベースの車両も開発され、同年1月のドバイ24時間レースでデビューした[43]。JASはWTCCの後継シリーズである世界ツーリングカーカップ(WTCR)にもシビックで参戦を継続している。また、2023年にはFL5型ベースの車両も開発している。

日本では2017年よりスーパー耐久・ST-TCRクラスに導入されているほか、2019年よりシリーズがスタートした「TCRジャパンシリーズ」にも参戦している[43]。スーパー耐久では、童夢が走らせるシビックタイプR TCRが2017年・2018年のクラスチャンピオンを獲得、2019年もシリーズ2位に入っている。

2024年からはSUPER GT・GT500クラスに、NSX-GTに代わりFL5型シビックタイプR-GTが参戦する。ベース車両とは異なり、規定によりFRとなっているほか[44]、いわゆる「クラス1規定」による共通モノコックを使用する義務があるため、実質的には「モノコックに被せるカウルが変わる」形となる。GT500クラスへの4/5ドアセダン車の参戦は初となる。

搭載エンジン

脚注

注釈

      出典

      1. 『シビック/シビック フェリオに安全装備を充実しマイナーチェンジ、3ドアは「タイプR」を新設定、4ドアには「LEV・II」を設定追加し発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、1997年8月22日https://www.honda.co.jp/news/1997/4970822.html
      2. 『「シビック/シビックフェリオ」をマイナーモデルチェンジ』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、1998年9月3日https://www.honda.co.jp/news/1998/4980903.html
      3. 『「シビック タイプR」と「インテグラ3ドアクーペ タイプR」に装備充実の「タイプR・X」を追加』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、1999年12月16日https://www.honda.co.jp/news/1999/4991216a.html
      4. シビックタイプR(ホンダ)1997年8月~2001年11月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月23日). 2020年1月23日閲覧。
      5. シビックタイプR(ホンダ)2001年12月~2005年8月生産モデルのカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月23日). 2020年1月23日閲覧。
      6. CIVIC TYPE R”. www.honda.co.jp. 2018年5月15日閲覧。
      7. 「航海の無事を祈る」---新型ホンダ『シビック・タイプR』 - レスポンス(2001年10月23日)
      8. ホンダ シビック TYPE Rをマイナーモデルチェンジし発売”. www.honda.co.jp. 2018年6月4日閲覧。
      9. 祝!CR-Z・GT参戦連動企画!? 「最後のタイプR」ことシビック・タイプRのエンジンがレギュラーガソリン仕様ベースだった理由とは? - cliccar・2012年7月20日
      10. ホンダ広報発表(2007年5月10日)
      11. ホンダエキサイティングカップワンメイクレース〜シビックシリーズ〜
      12. ホンダ広報発表(2008年1月9日)
      13. MUGEN 東京オートサロン出展概要
      14. ホンダ「シビック タイプR」8月で生産終了と発表
      15. MUGEN RR プレスリリース(2007年6月28日)
      16. 無限 | MUGEN RR | MUGEN RR プレスリリース”. www.mugen-power.com. 2022年2月12日閲覧。
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      18. Honda Announces the End of Civic Type R Sales Honda European Media Newsroom(英語)
      19. 2012年9月 社長会見 骨子
      20. 【ルマン24時間 2015】シビック タイプR 新型がサプライズ公開、公道走行に歓声も - レスポンス 2015年6月19日閲覧。
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      24. 『新型「CIVIC TYPE R(シビック タイプアール)」を発売』(プレスリリース)本田技研工業株式会社、2015年10月28日http://www.honda.co.jp/news/2015/4151028-civic.html2015年10月28日閲覧
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      40. 【ベトナム】ホンダ、自動車ショーで新型シビック発表へ[車両](NNA ASIA)”. LINE NEWS. 2022年10月21日閲覧。
      41. 『2022-2023日本カー・オブ・ザ・イヤーにおいて「CIVIC e:HEV / CIVIC TYPE R」が「パフォーマンス・カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞~国産車として初の受賞~』(プレスリリース)本田技研工業、2022年12月8日https://www.honda.co.jp/news/2022/4221208.html2022年12月9日閲覧
      42. online編集部, Z. U. U. (2022年12月27日). シビック・タイプRのレースカー「シビック・タイプR TCR」のプロトタイプが公開”. ZUU online. 2023年1月1日閲覧。
      43. TCRJマシン紹介(2):「とても良くできたレーシングカー」。ホンダ・シビック・タイプR・TCR - オートスポーツ・2019年7月19日
      44. 「CIVIC TYPE R-GT CONCEPT」を発表,本田技研工業,2023年1月13日

      関連項目

      外部リンク

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