ペナント
細長い二等辺三角形をした「長三角旗」が多いが、長方形、台形、燕尾型(先が二又に分かれた形)などもある。いずれの場合も細長い形をしており、非常に細長いものではアスペクト比は10:1以上にもなる。普通の旗のように掲げるほか、垂らしたり、非常に細長いものは普通の旗と組み合わせて使うこともある。
ペナントはペノン(Pennon)とペンダント(pendant)の合成語である。ペノンは下級ナイト(knight bachelor)が槍につけた長三角旗、ペンダントは軍艦が掲げる長三角旗の一種である(いずれも、三角形以外のものもある)。現在ではこれらの用語ははっきりと区別されないこともある。歴史的には、ペノンやペンダントはかなり長い旗であり、それほど長くない旗はペノンセル(pennoncel)と呼ばれたが、現在のペナントにはペノンセルくらいの長さのものもある。
船舶のペナント
船舶は、所属やメッセージなどを表すため、さまざまなペナントを使う。
ペノンストリーマー(pennon streamer)、または単にストリーマー(streamer)は、軍艦が国籍を示すために掲げる非常に長大なペナントである。「長旗」と訳すこともある。必ずしも三角形とは限らず、たとえば海上自衛隊の長旗は長方形である。
国際通信書(International Code of Signals; INTERCO)では、数十種類のペナントやバナー(正方形ないし長方形の旗)を使い、船舶が簡単なメッセージを伝える方法を定めている。
「国際信号旗」も参照
その他のペナント
画像
脚注
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