ベレネ

ベレネブルガリア語: Бѐлене / Belene)はブルガリア北部の町、およびそれを中心とした基礎自治体プレヴェン州に属する。ベレネはドナウ川に面し、スヴィシュトフに近い。

ベレネ
Белене
ベレネの市章
ベレネの市章
ベレネの位置(ブルガリア内)
ベレネ
ベレネ
ブルガリア内のベレネの位置
ベレネ自治体
 ブルガリア
州(オブラスト)プレヴェン州
基礎自治体ベレネ
自治体全域の人口11042
(2009年06月15日現在)
町の人口9068
(2009年06月15日現在)
ナンバープレートEH
標高27 m
標準時EETUTC+2
夏時間EESTUTC+3
ドナウ川とベレネの町
ベレネから見たドナウ川

ベレネは1964年に町となり、毎年9月第1週には市場や文化的催しが開かれ、これを記念する。

ドナウ川にはラムサール条約登録地である中洲ベレネ島があり[1]、同島にはベレネ刑務所(旧ベレネ労働者収容所)がある。一帯にはセイヨウスイレンデンジソウなどの生える湿地河畔林があり、ニシハイイロペリカンノガンハシボソヨシキリなどの鳥類が生息している[1]

また、ブルガリアで2箇所目の原子力発電所の計画(ベレネ原子力発電所)があり、町から西に7キロメートルのところに建設が進められたが、共産主義政権が崩壊した後の1990年から経済状態の悪化により建設は止まっている。欧州連合の加盟条件として閉鎖が決まっているコズロドゥイ原子力発電所の第3、第4発電炉の代わりとして、ベレネに新たに原子力発電所を建造する計画がある。

町の住民の主な信仰はカトリック正教会であり、2つのカトリックの教会、1つの正教会の教会が現存している。カトリック教会の聖母マリア聖堂は1860年に建造され、また正教会のゲオルギウス聖堂は1874年に、カトリック教会のパドヴァの聖アントニオ聖堂は1893年に建造された。

ベレネは短編映画『The Mosquito Problem & other stories』[2]の撮影場所となった。映画では町のさまざまな特徴を捉え、空約束の原子力発電所と、年中続くの大量発生に関する苦悩に焦点を当てている。

町村

ベレネ基礎自治体Община Белене)にはその中心であるベレネをはじめとする、以下の町村(集落)が存在している。

姉妹都市

脚注

  1. ^Главна Дирекция - Гражданска Регистрация и Административно Обслужване (2009年6月15日). Таблица на населението по постоянен и настоящ адрес (ブルガリア語). 2009年7月30日閲覧。
  1. Belene Islands Complex | Ramsar Sites Information Service”. rsis.ramsar.org (2014年3月1日). 2023年4月8日閲覧。
  2. The Mosquito Problem & other stories
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