ブラックテクノロジー
ブラックテクノロジーは、賀東招二の小説『フルメタル・パニック!』に登場する架空の技術の総称。作中では「存在しない技術」と書き、「ブラックテクノロジー」とルビをふっている。また一部アマルガム幹部は「暗黒技術」と呼んでいる。作品に登場するアーム・スレイブ(以下AS)などの架空の兵器などを成立させるために不可欠な要素となっている。この言葉はSF的な先端技術を意味する中国の新語「黒科技」の語源となった[1][2]。
概要
ブラックテクノロジーはウィスパードによってもたらされる技術のことである(ウィスパードの項も参照)。これらは現代の技術水準を上回るものであり、兵器システムに革命をもたらした。ASはその代表例で、「最強の陸戦兵器」と呼ばれている。発見される技術には偏りがあるらしく、現代と比較して人工知能やロボット工学や電子工学の分野でとりわけ進歩が見られる。
作中ではブラックテクノロジーは一般的な存在とみなされており、他の技術との区別もなされていない。しかし、これらの存在が異常だと考えるカリーニンのような人物も見られる。
また作中では、ECS(電磁迷彩システム)の技術が民生品に転用されている様子も描写されている。
『せまるニック・オブ・タイム』にて、そのブラックテクノロジーが別の未来の千鳥かなめ(もしくはソフィア)によって現在の世界に存在するウィスパードを通じてもたらされていることが発覚する。
ブラックテクノロジーの例
以下に、作中で登場する技術・兵器のうち、現代技術では実用化出来ていないもの、実現不可能であろうものを示す。
- AS
- マッスルパッケージ
- パワー・スレイブ
- TDD-1
- EMFC(電磁流体制御)
- 超高性能AI"ダーナ"
- ラムダ・ドライバ
- ECS(電磁迷彩システム)
- パラジウムリアクター
- 妖精の目
- 妖精の羽
- TAROS(オムニ・スフィア転移反応)
- TALTAROS(オムニ・スフィア転移反応時空通信変容炉)
脚注
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