フェラーリ・GTC4ルッソ

GTC4ルッソ(Ferrari GTC4 Lusso)はイタリアの高級自動車メーカー、フェラーリが生産した4人乗りのスポーツカー、シューティングブレークである。

フェラーリ・GTC4ルッソ
フロント
リア
インテリア
概要
製造国 イタリアの旗 イタリア マラネロ(モデナ)
販売期間 2016年-2020年
ボディ
ボディタイプ シューティングブレーク
エンジン位置 フロント
駆動方式 四輪駆動
パワートレイン
エンジン 6,262ccV型12気筒NA
最高出力 690PS/8000rpm
最大トルク 697nm/5750rpm
変速機 7速DCT
車両寸法
ホイールベース 2990mm
全長 4922mm
全幅 1980mm
全高 1383mm
車両重量 1790kg
系譜
先代 FF

概要

GTC4ルッソ

フェラーリ初の四輪駆動車となったFFの後継として、2016年3月に行われたジュネーブショーに先立つ同年2月8日に発表された[1]

2010年代以降のフェラーリは、1950年代から1960年代にかけての車名を復活させる傾向にあり、「GTC」は330GTC[2][3]や356GTC、「ルッソ」は250GTCルッソで採用されていたものである[3]。「ルッソ(Lusso)」は、イタリア語で「贅沢」の意。

エンジンはFFと同じく排気量6262cc、V型12気筒自然吸気エンジンをフロントミッドシップに搭載。出力はFFより30馬力増え690馬力となった。FFの特徴である四輪駆動と4シータースタイルは継承され、さらに四輪操舵も装備された。四輪操舵はF12ベルリネッタtdf以来2車種目であり、フェラーリの市販車で四輪駆動と四輪操舵を同時に搭載するのは初である。また「FF」で搭載した電子制御デフのE-Diff、トラクションコントロールのF1-Trac、マグネティックライド・コントロール・サスペンションの3つを統合し、4RM-EVOに進化した。

エクステリアはFFから大きな変更はないものの、ヘッドライト周りは他車種とデザインは共通。両サイドのフィンが追加。4灯のテールランプはF430以来の復活である。

日本では2016年5月10日東京都港区で開催されたFFオーナーと注文者向け発表会の場で正式発表され、同年末より導入された[4]

GTC4ルッソT

2016年9月29日に開催されたパリモーターショーで発表。カリフォルニアTと同型のV型8気筒3,855ccターボエンジンを搭載し、駆動方式は後輪駆動に変更されている。四輪操舵は存置され、後輪駆動になったことやシリンダー数が少ないために、V型12気筒エンジンと四輪駆動の組み合わせであるGTC4ルッソよりも車重は50kgほど軽くなった。

ギャラリー

脚注

  1. GTC4ルッソ、初公開AUTO CAR DIGITAL
  2. Ferrari.com スポーツカーモデル>過去の車種>330 GTC
  3. フェラーリ、「FF」を進化させた新型「GTC4ルッソ」を発表auto blog
  4. フェラーリ「GTC4ルッソ」を正式発表!FFを受け継ぐシューティングブレイクの新型モデルにIdea Web Tools

関連項目

外部リンク

フェラーリ ロードカータイムライン 2000年代-<- Previous  
タイプ 2000年代 2010年代 2020年代
0123456789 0123456789 012
FR V12 550マラネロ 575Mマラネロ 599GTBフィオラノ F12ベルリネッタ 812スーパーファスト
4シーター 456M GT 612スカリエッティ GTC4ルッソT
V8/コンバーチブル カリフォルニア カリフォルニアT ポルトフィーノ
V8/クーペ ローマ
MR V8 360モデナ F430 458イタリア 488GTB F8トリブート
4WD/4シーター FF GTC4ルッソ
プラグインハイブリッド V8 SF90ストラダーレ
プラグインハイブリッド V6 296GTB
スペチアーレ エンツォフェラーリ ラ フェラーリ/アペルタ
XXプログラム FXX/Evo 599XX/Evo FXX K/Evo
4ドア4シーター プロサングエ
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