パイオーン
エンデュミオーンの子
エーリスの王エンデュミオーンの子で、エペイオス、アイトーロス、エウリュキュダーと兄弟である。エンデュミオーンは兄弟に徒競走をさせ、勝利したエペイオスに王位を継がせたが[1]、負けたパイオーンはギリシアの北方の地に去った。そこでその地をパイオニアと呼ぶようになったという[2]。
アンティロコスの子
ピュロスの王ネストールの子アンティロコスの子である。パイオーンの子供たちはヘーラクレイダイの帰還によって他の同族同様に追放された[5]。彼らはアテーナイに亡命し、アテーナイの部族パイオニダイの祖になった[6]。
脚注
- パウサニアス、5巻1・4。
- パウサニアス、5巻1・5。
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』「ヘレー」p.254a。
- 高津春繁『ギリシア・ローマ神話辞典』「パイオーン 1.」p.187a。
- パウサニアス、2巻18・8。
- パウサニアス、2巻18・9。
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