バッド (曲)
「Bad」(バッド)は、マイケル・ジャクソンのアルバム、Badの表題曲。Badからの第2弾シングルカット。
「Bad」 | ||||
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マイケル・ジャクソン の シングル | ||||
初出アルバム『Bad』 | ||||
リリース | ||||
規格 |
7インチ・シングル 12インチ・シングル CDシングル | |||
録音 | 1986年 | |||
ジャンル | ポップ | |||
時間 | ||||
レーベル | EPIC SONY | |||
作詞・作曲 | マイケル・ジャクソン | |||
プロデュース |
マイケル・ジャクソン クインシー・ジョーンズ | |||
ゴールドディスク | ||||
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チャート最高順位 | ||||
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マイケル・ジャクソン シングル 年表 | ||||
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解説
元々はプリンスとのデュエット曲として制作されていたが、プリンスが「僕が参加しなくてもこの曲は売れるよ」と言ったことからデュエットは中止となった。
実際Badはビルボードチャート1位という結果を残している。オリコン洋楽チャートでは1987年9月28日付から通算3週1位を獲得した[1]。
ショートフィルム
ショートフィルムは私服警官に強盗と間違えられて射殺されてしまった青年の実話を基に制作された。 監督はマーティン・スコセッシ。 ドラマシーンは白黒で、ダンスパートはカラーという不思議な構成になっている。 マイケルはダリルという役名で出演し、ロバータ・フラックやウェズリー・スナイプスも出演。
監督にマーティン・スコセッシ、脚本にリチャード・プライスを迎えて、1986年11月ニューヨークで撮影された。マイケルはスコセッシ監督の作品を「ニューヨーク・ニューヨーク」しか観たことがなく、本来はジョージ・ルーカスかスティーヴン・スピルバーグに頼みたかったらしい。
ストーリーは1985年、警官に撃たれて17歳で命を落としたハーレム出身の私立高校生、エドマンド・ベリーの事件をヒントにしている。
共演者に、不良グループのリーダー役でウェズリー・スナイプス、マイケルの母親役(声のみの出演)にロバータ・フラック。治安の悪い地区での撮影では、地元住民からマイケルに罵声が浴びせられることがあった。そんな時、共演のウェズリーはボディガードとなってマイケルを守った。
マイケルがダンサー達と踊る地下鉄駅構内のシーンは、ブルックリンにあるホイト-スカーマーホーン・ストリーツ駅での撮影。ここは、マイケルが初めて出演した1978年の映画「ウィズ (映画)」のロケ地のひとつ。
楽曲でオルガン・ソロを聴かせるのは、モダン・ジャズ・オルガンの始祖、ジミー・スミス。マイケルとダンサー達が駆け上がる階段の途中には、彼に敬意を表した「SMITH」の文字が。
シングルのジャケットは、当初黒い花柄のレース越しに見つめるマイケルの顔写真となる予定だったが、エピック側がこの案を却下。結局、ショートフィルム撮影時の休憩時間中に撮られた写真が採用された。
脚注
- コンピレーション・アルバム『ナンバーワン80s ORICON ヒッツ』の裏ジャケット。ナンバーワン 70s 80s 90s オリコン・ヒッツ も参照。