ハ46 (エンジン)
概要
1942年に中島飛行機が開発を始めた航空機用大出力エンジン。護を18気筒化したもので、川西の十七試陸攻に搭載予定だった他、排気タービンと組み合わせて遠距離攻撃機への搭載が研究されていた。
1942年7月に試作1号機が完成し、海軍での審査が1943年12月審査完了を目指して進められたもののはかどらず、また誉が成功したこともあって制式採用には至らなかった。製作数は6基。
主要諸元
- タイプ:空冷星型18気筒
- ボア×ストローク:155mm×170mm
- 排気量:57.7L
- 全長:2,600mm
- 全幅:1,380mm
- 内径:155mm
- 行程:170mm
- 乾燥重量:1,350kg
- 離昇馬力
- 3000HP / 2,700RPM
- 公称馬力
- 一速全開 2,750HP / 2,600RPM (高度2,000m)
- 二速全開 2,450HP / 2,600RPM (高度5,500m)
参考文献
- 秋元実 「まぼろしの高性能陸攻「泰山」&「太洋」」 『丸』 第65巻第1号、潮書房、2012年1月、p.124-125。
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