ニューカッスル国際スポーツセンター
ニューカッスル国際スポーツセンター(英: Newcastle International Sports Centre)、通称ハンター・スタジアム(Hunter Stadium)はオーストラリア・ニューサウスウェールズ州ニューカッスルにあるスタジアムである。ネーミングライツを用いない際の名称としては、正式名称のニューカッスル国際スポーツセンターではなくニューカッスル・スタジアムと呼ばれることが多い。ナショナル・ラグビー・リーグのニューカッスル・ナイツ、およびサッカーAリーグのニューカッスル・ユナイテッド・ジェッツFCのホームスタジアムとなっている。スタジアムの建設は1967年の12月から始まり、1970年4月10日に竣工している。所有者はニューサウスウェールズ州政府である。
ニューカッスル国際スポーツセンター Newcastle International Sports Centre ハンター・スタジアム" "Hunter Stadium | |
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施設情報 | |
所在地 | ニューサウスウェールズ州・ニューカッスル |
位置 | 南緯32度55分8秒 東経151度43分36秒 |
起工 | 1967年 |
開場 | 1970年 |
所有者 | ニューサウスウェールズ州 |
運用者 | Hunter International Sports Centre Trust |
グラウンド | 天然芝 |
ピッチサイズ | 105m×68m |
旧称 | |
マラソン・スタジアム エナジーオーストラリア・スタジアム オースグリッド・スタジアム | |
使用チーム、大会 | |
AFCアジアカップ2015 ニューカッスル・ナイツ (NRL) (1988-) ニューカッスル・ジェッツ (Aリーグ) (2005-) | |
収容人員 | |
26164人 |
1986年に、ニューカッスル・ナイツがこのスタジアムをホームとして使用することが決まり、それまで楕円形であったグラウンド形状が長方形へと改められた。1990年代の初めごろに、マラソンタイヤという地元のタイヤ販売会社がネーミングライツを取得したため、マラソン・スタジアムと呼ばれるようになった。2001年にニューサウスウェールズ州の電力会社であるエナジーオーストラリアが新たにネーミングスポンサーとなり、以来エナジーオーストラリア・スタジアムの呼称が使用されている。以前の収容能力は28000人であり、1995年7月のニューカッスル・ナイツ対マンリー・ワリンガー・シーイーグルス戦では32642人もの観衆を集めている。しかし、事故等の発生こそ無かったが、警察当局より安全面での問題を指摘されたため現在の収容能力は26164人にまで引き下げられている。
改修
このスタジアムは、今世紀に入ってから2度の改修工事をおこなっている。1度目は2003年から2005年にかけてのものであり、ナショナル・ラグビー・リーグの示すスタジアム規格への適合化やスポンサー企業向けのボックスシートの拡充、さらに東側観戦スタンド(バックスタンドに相当する)の建設や映像装置の設置などからなった。2度目は2008年からおこなわれており、2007年のニューサウスウェールズ州議会選挙に際して州政府首相(当時)が公約として掲げたものである[1]。2008年1月、連邦政府が1千万オーストラリアドル[2]、州政府が5千万オーストラリアドルを拠出して西側グランドスタンド(メインスタンドに相当)を改築することが決定された。この総額6千万オーストラリアドルのスタジアム拡張事業により、収容能力は33000人となり[3][4]、最終的に40000人以上にまで拡大することを目指すとなっている[5]。
脚注
- Newcastle Stadium Archived 2007年9月29日, at the Wayback Machine. NSW Parliament
- Funding powers development of stadium Department of Health and Ageing
- Group's goal for growing stadium The Herald
- State's $20m grand stand The Herald
- Sydney fights Melbourne for the right to host World Cup The Daily Telegraph
参考文献
- EnergyAustralia Stadium Newcastle Knights 公式サイト内 スタジアム情報ページ
- Stadium Info Newcastle Jets 公式サイト内 スタジアム情報ページ