ドミートリー・シチョフ

FCロコモティフ・モスクワでのシチョフ

シチョフは、ロシア中南部のオムスクで生まれ、サンクトペテルブルクにあるスメナ・サッカー・アカデミーでサッカーを始める。プロのキャリアをスタートさせたのは、当時2部のFCスパルタク・タンボフである。スパルタク・タンボフで頭角を現し、国内外のクラブからオファーを受け、FCナント、FCメスのトライアルを受けたが、2002年1月、スパルタク・モスクワに加入。1年間のみの在籍だが、18試合・9得点の好成績を残した。スパルタク・モスクワでの活躍が認められ、当時18歳ながら、2002 FIFAワールドカップのメンバーに選出。日本戦には途中出場し、ベルギー戦では、ワールドカップで4番目の若さでゴールも決めている。2002年、フランスのオリンピック・マルセイユに5年契約で加入。しかし、ミド、ディディエ・ドログバの影に隠れ、本領発揮ができなかった。2004年、FCロコモティフ・モスクワに4年契約で加入し、チームのリーグ制覇に貢献。シチョフは、同年度のロシア年間最優秀サッカー選手賞を受賞している。ロコモティフでは主にストライカーとして起用されているが、アナトリー・ブイショヴェツ監督時代は、中盤サイドでの起用もあった。

• 10代の頃からマラト・イズマイロフとともに代表にコンスタントに招集され続け、ロシアの次世代のエースストライカーとして期待をされてきているがやや伸び悩み気味。それでも、フース・ヒディンク元ロシア代表監督の評価は高かった。俊敏で高い決定力を持っていることにちなんで「ロシアのオーウェン」とも呼ばれている。
• サッカーの次にアイスホッケーが好きであり、故郷のアイスホッケーチームアヴァンガールド・オムスクのファンである。
• 趣味は、テニス、ビリヤード、車、映画鑑賞。
• 特技は、ギターを弾くこと。ロシアのロックバンドのスプリンのファンである。
• 英語、フランス語を習得している。
• 試合の3日前から髭は剃らないらしい。
• 2005年9月21日のMTV Russia Music Awardsではラップを披露したことがある。
• 2007年には、ロシアの体育大学で学位を修得している。

• ロコモティフ・モスクワ公式プロフィール
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