デビルマン対ゲッターロボ
『デビルマン対ゲッターロボ』(デビルマンたいゲッターロボ)は、永井豪(ダイナミックプロ)による日本の漫画作品。『チャンピオンRED』(秋田書店)にて、2010年6月号から10月号まで連載された。単行本は全1巻。本稿では『魔王ダンテ対ゲッターロボG』についても記述する。
概要
タイトル通り、『デビルマン』と『ゲッターロボ』のクロスオーバー作品となっている。これまで、ダイナミックプロのキャラクターを大勢集めたクロスオーバー作品で共演経験のある2作品の共演を主題にした作品としては、本作が初となる。
なお、第2話掲載時のコメントに書かれている通り、映画『マジンガーZ対デビルマン』『グレートマジンガー対ゲッターロボ』などの作品の前日譚[1]として描かれており、『デビルマン』『ゲッターロボ』ともにテレビ版の設定に近くなっている。また、『ゲッターロボ』は、恐竜帝国と抗戦中となっている。
登場人物
- 不動 明(ふどう あきら)
- 悪魔と合体して悪魔の力を得たデビルマン。
- 牧村 美樹(まきむら みき)
- 不動明の恋人。この作品ではミチルの幼馴染であり、彼女と明が早乙女研究所を訪れることから事件が始まる。
早乙女研究所
- 流 竜馬(ながれ りょうま)
- 『ゲッターロボ』側の主人公。ゲッター1のパイロット。
- 神 隼人(じん はやと)
- ゲッター2のパイロット。
- 巴 武蔵(ともえ むさし)
- ゲッター3のパイロット。
- 早乙女 ミチル(さおとめ ミチル)
- 早乙女博士の娘。
悪魔族
かつて、恐竜帝国と覇権を争った一族。
- デビルマン
- 悪魔族の勇者・アモンの力を得た人間・不動明のもう1つの姿。
- 妖鳥シレーヌ
- 強力な力を持つ女性のデーモン。デビルマンに深い憎悪を抱く。
- ゲルガー
- 水と同化するデーモン。デビルマンにおけるゲルマーと容貌、能力が同じ。この作品ではシレーヌの部下が多数登場するが、名前が判明したのはゲルガーのみである。
恐竜帝国
- 恐竜帝王ゴール
- 恐竜帝国の皇帝。ゲッターロボを倒すためシレーヌと手を組む。
登場メカ
- ゲッターロボ
- ゲッター1の顔のデザインは石川賢の漫画版に近いものになっているが、ゲッターウイングは硬質で布のようにたなびくことはない。またゲッター2のゲッターアームの中からミサイルを発射している。
- ゲッタークイーン
- 2機のゲットマシンにより構成されるロボット。武装は胸部分から発射されるミサイル。この作品ではゲッターロボ開発前の試作機という設定である。操縦席のサイズ上、女か子供しか乗れない。この機体にミチルと美樹が乗り込みメカザウルスデーモンと戦った。
- デビルゲッター
- メカザウルスデーモンと化したシレーヌに立ち向かうため、ゲッターロボとデビルマンが合体した存在。4本腕で頭部はデビルマン、腹部にゲッターの意匠がある。
- メカザウルス
- この作品では4機登場するが、いずれも名前が判明しない。
- メカザウルスデーモン
- メカザウルスと合体したデーモン。生物でもメカでもない不定形な怪物で、デーモンとの対戦経験の少ないゲッターロボは当初苦戦した。この作品ではシレーヌもメカザウルスデーモン化する。
魔王ダンテ対ゲッターロボG
『チャンピオンRED』にて、2011年10月号から2012年2月号まで連載された。悪魔教団のミサによりよみがえった魔王ダンテを迎え撃つゲッタードラゴン、その魂を持たないダンテはリョウをその魂として融合する。実は、ダンテを調べる早乙女研究所生化学研究室の研究員宇津木涼こそが、ダンテの魂を宿す者だった。
登場メカ
- ゲッターロボG
- この作品ではゲッタードラゴンとゲッターライガーに変形した。
- ゲッタークィーン
- 一人用に改造された。
- 百鬼ロボット
- 冒頭に陸戦タイプのメカ鎖腕鬼、名称不明の鳥類型の2機が登場。悪魔や神とは無関係。
単行本
- 永井豪&ダイナミックプロ 『デビルマン対ゲッターロボ』 秋田書店〈チャンピオンREDコミックス〉、全1巻
- 2010年10月20日発売 ISBN 978-4-253-23011-7[2]
- 永井豪&ダイナミックプロ 『魔王ダンテ対ゲッターロボG』 秋田書店〈チャンピオンREDコミックス〉、全1巻
- 2012年3月19日発売 ISBN 978-4-253-23211-1
脚注
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