チャアム駅

チャアム駅 (チャアムえき、タイ語:สถานีรถไฟชะอำ)は、タイ王国中部ペッチャブリー県チャアム郡にある、タイ国有鉄道南本線である。

チャアム駅
ชะอำ
Cha-am
ノーンサーラー (11.66 km)
(10.80 km) フワイサイヌア
所在地 タイ王国の旗 タイ王国
ペッチャブリー県
チャアム郡
北緯12度47分56.51秒 東経99度57分56.27秒
駅番号 4111
所属事業者 タイ国有鉄道
等級 三等駅
所属路線 南本線
キロ程 187.06 km(旧トンブリー駅起点)
電報略号 ชอ.
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1911年6月9日

概要

チャアム駅は、タイ王国中部ペッチャブリー県人口7万人が暮らすチャアム郡にある。駅の正面側は西向きであり、町の中心部に位置する。三等駅であり1日に10本(5往復)の列車が発着しその内訳は快速2往復、普通3往復である。

当駅に発着するバンコク発着の列車は、トンブリー駅クルンテープ駅の2箇所からの発着である為注意が必要である。クルンテープ駅から、快速列車利用で4時間程度である。

現在では使用されていないが、当駅の北方よりセメント工場までの専用線が伸びている。

歴史

タイ国有鉄道南本線東北本線北本線に次ぐ3番目の幹線として1899年に着工された。南本線は前記2線とは異なり始めから1,000mm軌間を採用して敷設された[1]。(前記2線は当初は標準軌間である1,435mmで敷設されたがその後1,000mm軌間に改軌された[2]。)

旧トンブリー駅-ペッチャブリー駅間が1903年6月19日に開業したのを皮切りに南北3か所(ペッチャブリー駅ソンクラー駅カンタン駅)より同時に延伸工事が開始され[3]、当駅はペッチャブリー駅側からの第一期工事分として1911年6月9日終着駅として開業した[4]。開業して13箇月後の1911年11月25日に、フワヒン駅まで延伸開業し中間駅となった。 現在ナコーンパトム駅よりフワヒン駅までの複線化工事が進行中である。

  • 1903年6月19日 【開業】旧トンブリー駅 - ペッチャブリー駅 (150.49km)
  • 1911年6月9日 【開業】ペッチャブリー駅 - チャアム駅 (36.57km)
  • 1911年11月25日 【開業】チャアム駅 - フワヒン駅 (25.93km)

駅構造

単式及び島式1面の複合型ホーム2面2線をもつ地上駅であり、駅舎はホームに面している。

脚注

  1. 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.29
  2. 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.79
  3. 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)p.31
  4. 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)p.232

参考文献

  • 岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
  • 柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
  • 渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5

関連項目

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