ダンカン級戦艦

ダンカン級戦艦 (Duncan class battleship) は、イギリス海軍第一次世界大戦前に建造した前弩級戦艦の艦級。

ダンカン級戦艦

写真は「ダンカン(HMS Duncan )」。
艦級概観
艦種戦艦
艦名
前級フォーミダブル級
次級スウィフトシュア級
性能諸元
排水量基準:14,000トン
満載:15,000トン(資料によってやや異なる)
全長137.3m
全幅23.0m
吃水7.8m
機関ベルヴィール式石炭専焼水管缶24基
+直立型三段膨張式レシプロ機関2基2軸推進
最大出力18,000馬力
最大速力19.56ノット(コーンウォリス)
航続距離10ノット/6,070海里
燃料石炭:2,240トン(満載)
乗員720名
兵装Mark IX 30.5cm(40口径)連装砲2基
Mark VII 15.2cm(45口径)単装速射砲12基
Mark I 7.6cm(50口径)単装速射砲10基
Mark I 4.7cm(43口径)単装機砲6基
45.7cm水中魚雷発射管単装7基
装甲舷側:178mm(水線部)
甲板:76mm
主砲塔:254mm(前盾)
司令塔:356mm(側盾)

概要

1898年から1900年の計画によって建造が決定され、1901年に進水、1903年から1904年にかけて相次いで竣工した。設計は高速化したフランス戦艦及びロシアの戦艦「オスリャービャ」に対抗できるように高速軽防御戦艦として設計された。ダンカン、コーンウォリス、エクスマス、ラッセル、アルベマール及びモンテギューなど艦名に提督の名を冠したため、アドミラル型と呼ばれることもある。機関の設計技術が発達したことに伴って高速を発揮することができたことが特徴に挙げられる。

艦歴

撃沈される前のコーンウォリス

モンタギューは1906年5月30日に座礁して失われたが、残りの艦は第一次世界大戦を戦い、コーンウォリスはドイツ海軍の潜水艦U-32魚雷攻撃によって撃沈され、ラッセルは機雷に触れて沈んでいる。

生き残った3艦は陳腐化によって1919年から翌年にかけて除籍された。

参考図書

  • 「世界の艦船増刊第30集 イギリス戦艦史」(海人社)

関連項目

外部リンク

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