ダニー・ハサウェイ (アルバム)

ダニー・ハサウェイ』(Donny Hathaway)は、アメリカ合衆国R&B歌手ダニー・ハサウェイ1971年に発表した2作目のスタジオ・アルバム

ダニー・ハサウェイ
ダニー・ハサウェイスタジオ・アルバム<meta itemprop='albumReleaseType' content='アルバム' />
リリース
録音 ニューヨーク アトランティック・レコーディング・スタジオ
アディショナル・レコーディング:フロリダ州マイアミ クライテリア・スタジオ
イリノイ州シカゴ ユニヴァーサル・スタジオ(#8)
ジャンル R&Bソウル
時間
レーベル アトコ・レコード
プロデュース ジェリー・ウェクスラー&アリフ・マーディン(#8を除く)
ダニー・ハサウェイ(#8)
専門評論家によるレビュー
  • allmusic 星3 / 5<meta itemprop='reviewBody' content='3' /><meta itemprop='bestRating' content='5' /><meta itemprop='worstRating' content='0' /> link
チャート最高順位
  • 89位(アメリカ[2]
ダニー・ハサウェイ アルバム 年表
新しきソウルの光と道
(1970年)
ダニー・ハサウェイ
(1971年)
ライヴ
(1972年)

背景

収録曲の大部分はカヴァー曲である。本作で唯一のオリジナル曲「テイク・ア・ラヴ・ソング」はイリノイ州シカゴのユニヴァーサル・スタジオで録音され、この曲のみハサウェイがセルフ・プロデュースした[3]

1993年の再発CDには、ボーナス・トラックが2曲追加された[1]。「ディス・クリスマス」は1970年発表のシングル曲(Atco 45-6799)で、「ビー・ゼア」は同作のB面曲としてリリースされた曲である[4]。なお、「ディス・クリスマス」は1972年のクリスマス・シーズンにヒットしており、12月23日付の『ビルボード』のクリスマス・シングル・チャートで11位となっている[5]

反響・評価

アメリカの総合アルバム・チャートBillboard 200では89位を記録[2]。また、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートでは6位、ジャズ・アルバム・チャートでは13位に達した[2]。1972年には、「ギヴィング・アップ」がB面ジョン・レノンのカヴァー「ジェラス・ガイ」を収録してシングル・カットされ[6]Billboard Hot 100で81位、『ビルボード』のR&Bシングル・チャートで21位を記録している[2]

ジョン・ブッシュはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「『新しきソウルの光と道』が教会でクワイヤを指揮しているような作品だったのに対し、『ダニー・ハサウェイ』は、奉仕が終わった後の聖域で、男が独りで嘆いているように聴こえる」と評している[7]

収録曲

  1. ギヴィング・アップ "Giving Up" (Clyde Wilson, Herbert Ross) – 6:24
  2. ア・ソング・フォー・ユー "A Song for You" (Leon Russell) – 5:28
  3. リトル・ガール "Little Girl" (Billy Preston) – 4:47
  4. 兄弟の誓い "He Ain't Heavy, He's My Brother" (Bob Russell, Bobby Scott) – 5:55
  5. マグニフィセント・サンクチュアリー・バンド "Magnificent Sanctuary Band" (Dorsey Burnette) – 4:24
  6. シー・イズ・マイ・レディ "She Is My Lady" (George S. Clinton) – 5:33
  7. アイ・ビリーヴ・イン・ミュージック "I Believe in Music" (Mac Davis) – 3:38
  8. テイク・ア・ラヴ・ソング "Take a Love Song" (D. Hathaway, Nadine McKinnor) – 4:53
  9. サインはピース "Put Your Hand in the Hand" (Gene MacLellan) – 3:49

CDボーナス・トラック

  1. ビー・ゼア "Be There" (Charles Ostiguy, D. Hathaway) – 3:05
  2. ディス・クリスマス "This Christmas" (Donny Pitts, N. McKinnor) – 3:49

参加ミュージシャン

  • ダニー・ハサウェイ - ボーカルキーボードアレンジ
  • コーネル・デュプリー - ギター
  • チャック・レイニー - ベース
  • アル・ジャクソン・ジュニア - ドラムス
  • キング・カーティス - テナー・サックス・ソロ(on #1)
  • ジョー・ニューマン - トランペット・ソロ(on #6)
  • シシー・ヒューストン - バックグラウンド・ボーカル
  • マーナ・スミス - バックグラウンド・ボーカル
  • シルヴィア・シェムウェル - バックグラウンド・ボーカル
  • ジュディ・クレイ - バックグラウンド・ボーカル
  • ディアドラ・タック - バックグラウンド・ボーカル
  • サミー・ターナー - バックグラウンド・ボーカル
  • J・R・ベイリー - バックグラウンド・ボーカル
  • ロナルド・ブライト - バックグラウンド・ボーカル
  • マーナ・サマーズ - バックグラウンド・ボーカル
  • The Interdenominational Singers - バックグラウンド・ボーカル
  • アリフ・マーディン - ストリングス、ホーン&コーラス・アレンジ(on #2, #5, #6, #7, #9)

下記のミュージシャンは「テイク・ア・ラヴ・ソング」のみ参加[3]

  • フィル・アップチャーチ - エレクトリックベース
  • スティーヴ・ノヴォセル - ベース
  • モリス・ジェニングス - ドラムス
  • I・ストーン - バックグラウンド・ボーカル
  • S・ホワイト - バックグラウンド・ボーカル
  • L・タインズ - バックグラウンド・ボーカル

脚注

  1. Donny Hathaway - Donny Hathaway (CD, Album) at Discogs
  2. Donny Hathaway - Awards | AllMusic
  3. オリジナルLP裏ジャケット記載のクレジットに準拠
  4. Donny Hathaway - This Christmas / Be There (Vinyl) at Discogs
  5. “Best Bets for Christmas”. Billboard (Nielsen Business Media) 84 (52): 4. (1972-12-23). ISSN 0006-2510. - Google Books参照
  6. Donny Hathaway - Giving Up / Jealous Guy (Vinyl) at Discogs
  7. Donny Hathaway - Donny Hathaway | AllMusic - Review by John Bush
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