シーガル号 (高速バス)

シーガル号(シーガルごう)はかつて大阪市阿倍野区福島県双葉郡浪江町を結んでいた夜行高速バスである。愛称は運行地である福島県浜通り地域沿岸にカモメシーガル)が多く飛来することから命名。

シーガル号(近鉄バス)
シーガル号(近鉄バス)
シーガル号(新常磐交通)
シーガル号(新常磐交通)

以下に運行休止時点の情報を記す。

運行会社

運行経路

阿倍野区 - 阪神高速道路 - 名神高速道路 - 新名神高速道路 - 東名阪自動車道 - 伊勢湾岸自動車道 - 東名高速道路 - 首都高速道路 - 常磐自動車道 - 国道6号 - 福島県いわき市 - 常磐自動車道 - 福島県双葉郡浪江町

  • 途中休憩はいわき行は土山SA、大阪行は東海PAで各10分(それ以外の箇所(牧之原SA・海老名SA)での停車は乗務員交代、車両点検のみ)。

停車停留所

※2017年7月1日出発便より

あべの橋 - なんば(OCATビル) - 大阪駅前(東梅田) - 名神茨木インター - 名神高槻 - 名神大山崎 - 京都駅八条口 - 日立(市役所前) - 高萩常陽銀行前) - 磯原駅(西口) - いわき勿来インター - いわき湯本インター - いわき好間 - いわき中央インター(※到着便のみ) - 好間一小 - いわき駅 - 広野インター - 常磐富岡インター - 大熊町役場 - 双葉町役場 - 浪江駅

※いわき駅以北(取消線内の区間)は福島第一原子力発電所事故の影響などにより、当面の間運休としていた。[1]

歴史

  • 2002年平成14年)4月24日 - あべの橋 - いわき勿来インター間(北陸自動車道磐越自動車道経由)で運行開始。
  • 2004年(平成16年)12月22日 - 上本町バスセンターへの乗り入れを廃止し、大阪駅前に乗り入れ開始。
  • 2006年(平成18年)
    • 2月1日 - 事業譲渡に伴い、いわき側の運行事業者が常磐交通自動車から新常磐交通に変更。
    • 7月1日 - 東名・名神経由に運行経路を変更し、日立市役所・高萩(常陽銀行前)・磯原駅前停留所を新設し、終着地がいわき駅前になる。
  • 2008年(平成20年)8月2日 - この日の出発便より、浪江駅発着となる。大阪行のユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)への乗り入れを廃止。
  • 2011年(平成23年)
  • 2012年(平成24年)11月1日 - この日の出発便より高萩バス停の停車を再開。
  • 2017年(平成29年)7月1日 - 常磐自動車道4車線化工事に伴い、いわき中央インターのりばと第1・第2駐車場が閉鎖。これに伴い「好間一小」停留所および無料駐車場(第4駐車場)を新設。なお、いわき中央インターおりばは存続となる[2]
  • 2019年令和元年)6月21日 - 運賃改定[3]
  • 2020年(令和2年)2月1日 - この日より運行休止(最終運行はいわき発、大阪発ともに1月31日発便である)[4]
シーガル号(新常磐交通) 運行当初の車両。近鉄バスからの譲渡車で現在は廃車。

使用車両

車内設備

トイレ・ドリンク・フットレスト・レッグレスト。

乗車券発売箇所

  • 新常磐交通北営業所
  • 新常磐交通いわき駅前、いわき好間、小名浜駅、湯本駅前、植田駅前各案内所
  • 近鉄バス各営業所
  • 常磐交通観光各営業所・案内所
  • 近鉄主要駅各営業所
  • なんばOCATビル
  • 近鉄百貨店阿部野橋店
  • 主要旅行代理店

利用状況

年度運行日数運行便数年間輸送人員1日平均人員1便平均人員
2002(平成14)年度 3427007,91222.111.3
2003(平成15)年度 3667508,09523.110.8
2004(平成16)年度 36375210,68829.414.2
2005(平成17)年度 36573210,62729.114.5
2006(平成18)年度 36573411,11330.415.1
2007(平成19)年度 36675111,33531.015.1

脚注

  1. 交通新聞社『JR時刻表』2015年8月号
  2. 常磐自動車道4車線化工事に伴う『いわき中央インター』のりば停留所および第1、第2駐車場閉鎖のお知らせ (PDF). 新常磐交通 (2017年6月28日). 2017年7月1日閲覧。
  3. 高速バス「いわき・日立⇔京都・大阪」線 <シーガル号>運賃改定のおしらせ (PDF). 新常磐交通 (2019年5月20日). 2019年6月29日閲覧。
  4. いわき・日立⇔京都・大阪線〈シーガル号〉の休止について (PDF). 新常磐交通. 2020年2月2日閲覧。

外部リンク

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