シェリー・カーリー

シェリー・カーリー(Cherie Currie、1959年11月30日 - )は、アメリカ合衆国歌手ミュージシャン女優。カーリーは1970年代半ばから後半まで活躍した、ロサンゼルスハードロックバンド、ザ・ランナウェイズのリード・ボーカリストであった。

シェリー・カーリー
Cherie Currie
基本情報
生誕 (1959-11-30) 1959年11月30日(63歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスエンシーノ
ジャンル パンク・ロックハードロックロックンロール
職業 シンガーソングライター音楽家女優美術家
担当楽器 ボーカルピアノギター
活動期間 1975年 -
共同作業者 ザ・ランナウェイズ
公式サイト cheriecurrie.com/

日本語では、チェリー・カーリーとも表記される[1][2]

来歴

カーリーはロサンゼルスエンシーノのサンフェルナンド・バレーの町で育った。彼女は伝説的なガールズロックバンド、ザ・ランナウェイズの10代のリード・ボーカリストとして、メンバーのジョーン・ジェットリタ・フォードサンディ・ウェストジャッキー・フォックスと共に活動。

カーリーは1975年、16歳になる前にランナウェイズに加わった。「チェリー・ボム」はオーディションで彼女のために書かれた。

ランナウェイズとして『悩殺爆弾〜禁断のロックン・ロール・クイーン』(The Runaways)、『クイーン・オブ・ノイズ』(Queens of Noise)、『ライヴ・イン・ジャパン』(Live in Japan) と3枚のアルバムをリリースした後グループを脱退。カーリーは2枚のソロアルバム、ポリグラムから『Beauty's Only Skin Deep』、キャピトル・レコードから双子の姉妹マリー・カーリーと共演した『Messin' With The Boys』を出している。

その後女優としても活動し、ジョディ・フォスターと共演した『フォクシー・レディ』やデミ・ムーアと共演した『悪魔の寄生虫・パラサイト』(Parasite: 1982年)、 ロバート・キャラダインと共演した『SFザ・ウェーブ/地球外生物からのSOS!』(Wavelength: 1983年)、『トワイライトゾーン/超次元の体験』(Twilight Zone: The Movie: 1983年)、『スパイナル・タップ』(This Is Spinal Tap: 1984年) などに出演。また、多くのテレビドラマにもゲスト出演している。

カーリーは自叙伝『Neon Angel: The Cherie Currie Story』の共著者である[3]。本には苦難の連続であったカリフォルニアで育った1970年代、薬物・アルコールとの闘い、ランナウェイズ時代についてが書かれている。またダコタ・ファニングがカーリーを演じ、クリステン・スチュワートジョーン・ジェットを演じる[4]、2010年公開の映画『ランナウェイズ』の土台にもなっている[5]

カーリーはキャリー・ボルツィロ=ヴレナ (Carrie Borzillo-Vrenna) の2008年の著書『Cherry Bomb: The Ultimate Guide to Becoming a Better Flirt, a Tougher Chick, and a Hotter Girlfriend--and to Living Life Like a Rock Star』(ISBN 978-1416961161) に寄与している[6]

私生活

カーリーは1990年に俳優のロバート・ヘイズと結婚し1人息子も授かったが、1997年に離婚している[7]

元女優のマリー・ハーモン (Marie Harmon) は実母、主にテレビで活躍している女優のソンドラ・カーリー (Sondra Currie) は実姉、ソンドラの夫は映画監督のアラン・J・レヴィ (Alan J. Levi) である。

脚注

  1. 北澤孝; 共同通信 (2009年5月6日). “チェリー・カーリーの下着コスチュームにはみんな悩殺されました ザ・ランナウェイズ 『チェリー・ボム』”. 琉球新報. http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-144199-storytopic-137.html 2014年11月10日閲覧。
  2. 町山智浩 (2010年3月24日). やじうまUSAウォッチ ダコタ・ファニングが家出娘の悩殺爆弾 蘇るランナウェイズ”. Newsweek日本語版. 2014年11月10日閲覧。
  3. Cherie Currie; Neal Shusterman (1989-8-23) (英語). Neon Angel: The Cherie Currie Story. PSS Adult. ISBN 978-0843123487
  4. Michael Fleming (2009年3月4日). Dakota Fanning fronts 'Runaways' (英語). Variety.com. 2009年8月16日閲覧。
  5. Michael Fleming (2007年4月17日). Runaways head to the bigscreen (英語). Variety.com. 2009年8月16日閲覧。
  6. who says coolness can’t be taught? (英語). Skope Magazine.com (2008年5月7日). 2009年8月16日閲覧。
  7. Biography for Cherie Currie (英語). Internet Movie Database. 2009年8月16日閲覧。

外部リンク

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