サン・フロリアーノ・デル・コッリオ

サン・フロリアーノ・デル・コッリオイタリア語: San Floriano del Collio ; スロベニア語: Števerjan)は、イタリア共和国フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州ゴリツィア県にある、人口約800人の基礎自治体コムーネ)。

サン・フロリアーノ・デル・コッリオ
San Floriano del Collio
行政
イタリアの旗 イタリア
フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア州の旗 フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア
県/大都市 ゴリツィア
CAP(郵便番号) 34070
市外局番 0481
ISTATコード 031019
識別コード H845
分離集落 なし [1]
隣接コムーネ #隣接コムーネ参照
地震分類 zona 3 (sismicità bassa)
気候分類 zona E, 2702 GG
公式サイト リンク
人口
人口 768 [2](2019-01-01)
人口密度 72.7 人/km2
文化
住民の呼称 colliani
守護聖人 聖フロリアーノ (San Floriano)
祝祭日 5月4日
地理
座標 北緯45度59分 東経13度35分
標高 276 (52 - 276) [3] m
面積 10.57 [4] km2
サン・フロリアーノ・デル・コッリオの位置(イタリア内)
サン・フロリアーノ・デル・コッリオ
サン・フロリアーノ・デル・コッリオの位置
ゴリツィア県におけるコムーネの領域
ゴリツィア県におけるコムーネの領域
イタリアの旗 ポータル イタリア

名称

イタリア語での地名に含まれる「コッリオ」は、国境線を跨いで隣接するスロベニアの自治体(オプチナ)・ブルダ市のイタリア語名称であり、またそれを中心とする地方名 (it:Collio (territorio)) でもある。この一帯はヴェネツィア・ジュリアの一部であり、第二次世界大戦後にスロベニア(ユーゴスラビア)領とイタリア領に分割された。同様に「コッリオ」を含むコムーネとしては、ブルダ市を挟んで北西にドレーニャ・デル・コッリオがある。

地理

位置・広がり

ゴリツィア県北部に位置し、スロベニアとの国境に沿って東西8kmほどの細長い領域を持つ。サン・フロリアーノの中心集落はコムーネの北東部に偏って位置しており、ドブロヴォ(スロベニア領ブルダ市)の南南東約5km、県都ゴリツィアの北西約5km、コルモンスの東北東約10km、州都トリエステの北北西約39kmにある。

隣接コムーネ

隣接するコムーネ、およびそれに相当する行政区画は以下の通り。括弧内のSLOはスロベニア領を示す。

主要な集落

サン・フロリアーノの中心集落はその東北部に偏って位置している。

歴史

1928年、サン・フロリアーノ・デル・コッリオのコムーネは廃止され、サン・マルティノ・ディ・キスカ(San Martino di Quisca、現在のスロベニア領ブルダ市の一部。スロベニア語名: Šmartno)に編入された。

1947年、この地域がイタリアとユーゴスラビアとの間で分割された際、現在のサン・フロリアーノ・デル・コッリオの領域はイタリア領となり、カプリーヴァ・デル・フリウーリの一部となった。1951年、サン・フロリアーノ・デル・コッリオは自治体(コムーネ)として再設置された。

行政

山岳部共同体

広域行政組織である山岳部共同体「トッレ・ナティゾーネ・コッリオ山岳部共同体」 (it:Comunità montana del Torre, Natisone e Collio) (事務所所在地: サン・ピエトロ・アル・ナティゾーネ)を構成するコムーネの一つである。

社会

民族・言語

町の住民の多くはスロベニア人である。コムーネの憲章により、イタリア語とともにスロベニア語の地位が保障されている。

村に含まれる集落には、Grojna/Groina, Ščedno/Scedina, Bukovje/Bucuie, Valerišče/Valerisce, Jazbine/Giasbana, Aščevo/Asci, Križišče/Bivio, Sovenca/Sovenza と、それぞれスロベニア語/イタリア語の名がある。

人口推移

居住地区別人口

国立統計研究所(ISTAT)によれば、2001年国勢調査時点での居住地区(Località abitata)別の人口は以下の通り[3]

地区名 標高 人口 備考
SAN FLORIANO DEL COLLIO52/276821
SAN FLORIANO DEL COLLIO *276340
Ascevi16123
Bucuie14431
Giasbana I10668
Giasbana II7115
Groina7119
Valerisce14289
Case Sparse-236
  • ISTATは人口統計上、家屋密度の高い centro abitato (居住の中心地区)、密度の低い nucleo abitato (居住の核となる地区)、まとまった居住地区を形成していない case sparse (散在家屋)の区分を用いている。上の表で地名がすべて大文字で示されているものが centro abitato である。「*」印が付されているのは、コムーネの役場・役所 la casa comunale の置かれている地区である。

脚注

外部リンク

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