サスケの夜はこんびんば!

サスケの夜はこんびんば!(サスケのよるはこんびんば!)は、1992年3月2日から1993年3月26日まで文化放送で放送されたラジオ番組。通称『夜こん』。放送時間は毎週月 - 金曜の22:00 - 24:30。

サスケの夜はこんびんば!
ジャンル バラエティ
放送方式 生放送
放送期間 1992年3月2日 - 1993年3月26日
放送時間 月 - 金曜 22:00 - 24:30
放送局 文化放送
パーソナリティ サスケ(坂本洋

概要

パーソナリティは“謎の音楽伝道師”という触れ込みだった覆面パーソナリティ・サスケ。やや通好みで玄人受けするような内容だった前番組『キッチュ!夜マゲドンの奇蹟』を見直し、子供のリスナーでも楽しめる番組を目指したという。

本番組は約1年1か月で終了。最終回では、サスケが何度も自分の正体をほのめかすような発言をしたり、坂本洋の曲が何回もかかるなどまるで正体を明かすような番組内容であったが、明言は無かった。

しかし、番組終了から13年経った2006年9月29日にTERRA〜Nishiogi Tokyo〜で行われたライブ、「Viva文化放送引越記念 『夜こんライブ』サスケ、遂にカミングアウト!! ここはグリーンウッドとはどんな関係?? に加えて坂本洋のニューアルバム発表!!(うわーながっ)」にて、正式に「サスケの正体は坂本洋である」と、本人の口から発表。世紀をまたいでリスナーの疑問に終止符を打った。

番組での最終回告知は番組最終週の月曜日の放送であったが、そのとき説明された「今日の会議で突然決まった」というのはアドリブで、実際はそのずいぶん前から後続番組の斉藤一美へシフトすることが決まっていたようである。当時のリスナーは番組の復活を希望するという活動をしていたが、DJのサスケ曰く予算を遙かに超える制作費のため「文化放送の台所事情」によって番組が打ち切られたのが真相だったようである。

生放送ゆえ、番組内ではリスナーからFAXも受付けてはいたものの、届いた数は少なかったようであり、当番組にゲスト出演歴があった福山雅治自身のラジオ番組で明かしたところによると「自分が出演した時に(FAXが)2通しか来なかった」とのこと[1]

主なコーナー

  • ガッポリ大相撲(出題編)(22:05頃)
    リスナーが先生を含んだ5人一組のチームを組み応募する。出題編の電話は応募をしたリーダーのところに掛けられ、1時間後の回答編までにサスケからの「お題」のメッセージをチームメンバーに伝言する。電話に出る際には必ず応募した本人が最初に出なければならず、電話に出た際に「準備オッケーウッキッキッー」(干支にちなんでいたので年明け1月から「準備オッケーコケコッコー」に変更)と合言葉を言わなければならない。
  • 大仁田が何て言うかなあ!?(22:10頃)
    毎日日替わりでゲストを呼び、フリートークを行う。木曜のみ大仁田厚がレギュラーでゲスト出演し、リスナーからの悩みに答えたりしていた。

金曜のサブタイトルは「金曜美女伝説」で、美女しか来てはならない日、と言いつつ男性ゲストがたびたび来ており、サスケは嘆いていた。

  • スーパーチャレンジF1クイズでこんびんば! (22:40頃)
    番組側でカップリングされた男女のペア2チームが、10問のクイズに交互に回答していく。多く正解した方が勝ち抜きとなり、5日勝ち抜くと賞金が貰えた。出題は1992年当時のF1のコースである1番から16番の中から選択し、天気(「晴れ」「曇り」「雨」)によって問題の難易度が変化する。また、オイルが撒かれている箇所があり、オイルの撒かれた箇所ではボイスチェンジャーを使用して問題が読み上げられ、聞き取り辛くなる。
  • ガッポリ大相撲(回答編)(23:00頃)
    サスケが出題編のメンバーの自宅にランダムで電話を掛け、お題の答え合わせをする。一字一句間違えずに言えたらクリアとなり、メンバー全員が賞品を貰える。電話に出た際は、すぐにお題を言わなければならない。
  • イラストーク・ラボ600秒 (23:10頃。後に『サスケパニック! やりすぎ御免』と改題)
    月 - 金曜でテーマの違う日替わりのコーナー。
    • (月)お笑い芸人がネタを披露するコーナー
    • (火)サスケ音楽スタジオ〜そいつぁいいやね!〜
    • (水)ボイス甲子園
    • (木)嗚呼っ、黒百合女子学園
    • (金)金曜ザビエル総研 日本人も知らない
  • Animatic600秒 (23:20頃。後に『アニメどっかん!』と改題。)
    田中真弓伊倉一恵(当時・伊倉一寿)が出演。日曜は同局の別番組『ラジメーション・魔神英雄伝ワタル3』にも出演。
    リスナーから投稿された「オープニング10秒ギャグ」、普通のお便りのコーナーで構成される。オープニング10秒ギャグは、月初に先月の月間賞を決め、月間賞に輝いたネタを投稿したリスナーは賞品が貰えた。また、金曜は「世にも奇妙なサイコドリーム」というコーナーを行い、リスナーから怖い話を募集した。
  • 夜こんチャート HEN-JAN600秒 (23:30頃)
  • M×m×M 30Minutes (24:00)

内包番組

脚注

  1. 福山によると、当番組ではゲストに『こんびんば!』と言わせるのが通例だったという。この時の体験は福山にとって相当辛かったようであり、のちに(他局ではあるが)自身の番組でリスナーがハガキの文面に『こんびんば』を使用する例が増えた際は「お前ら『こんびんば』の本当の意味知らないだろ、『こんびんば』の怖さを!」と言い、リスナーへ使用を控えるよう呼びかけたことがあった。
文化放送 月〜金曜夜ワイド
前番組 番組名 次番組
サスケの夜はこんびんば!
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