サザン・エア

サザン・エア英語:Southern Air)は、アメリカ合衆国ケンタッキー州フローレンスに本社を置いていた貨物航空会社アトラスエア・ワールドワイド・ホールディングスの子会社の1つである。

サザン・エア
Southern Air
IATA
9S
ICAO
SOO
コールサイン
SOUTHERN AIR
法人番号 5700150102925
設立 1947年(サザン・エア・トランスポートとして)
運航開始 1999年11月
AOC # Q2SA131
航空連合 未加盟
親会社 アトラスエア・ワールドワイド・ホールディングス
保有機材数 20機
本拠地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ケンタッキー州・フローレンス
外部リンク southernair.com

歴史

サザン・エアは、1999年3月5日にサザン・エア・トランスポートの資産から設立された。1999年11月より本格的に運航を開始。

2007年9月7日、オーク・ヒル・キャピタル・パートナーズは、サザン・エアの過半数の所有権を獲得し、カーゴ360を吸収した。これによってサザン・エアは700人もの従業員を確保するまでに急成長した。

2010年初頭に、サザン・エアはボーイング777Fを2機導入。同社は、この777Fの航空機リースを、世界で初めて行なった航空会社でもある。

2011年になると、同社はドイツDHLアビエーション契約を結んだ。777Fを運航することで、シンシナティバーレーン香港アンカレッジなどをハブとした。こうすれば、DHLの夜間宅配サービスを増強することにもなるためである。実際、DHLが顧客に提供する、パッケージの配送オプションを増加させた。

同年、サザン・エアはそれまで保有していた、ボーイング747-200F747-300F747-400BDSFなどの機材を順次退役させていった[1]

2012年9月28日、同社はアメリカの裁判所に破産保護を申請し、翌年初頭に破産から脱却。

2014年になると、ボーイング737-400の旅客型を貨物型へと改修した機体を5機導入した[2]

2016年4月7日、親会社のアトラスエア・ワールドワイド・ホールディングスは、サザン・エアを1億1,000万ドル(全額現金)で購入。この取引には、ワールドワイド・エア・ロジスティクス・グループなども含まれた[3]

2017年、アトラスエア・ワールドワイド・ホールディングスは、フロリダ・ウェスト・インターナショナル・エアウェイズを閉鎖し、営業許可証もキャンセルした。

2021年、アトラス航空との統合、事業移転を完了。

なお、現在は大韓航空マレーシア航空カーゴエチオピア航空サウディアASL航空ベルギーUPS航空センチュリオン・エアカーゴアメリカ国防総省などチャーター便を契約して運航している。

運航機材


サザン・エア 運航機材[4]
機種名 運航機数 備考
ボーイング737-400SF 6機 DHLアビエーション用の機材
ボーイング737-800BCF 5機 アマゾン・エア用の機材
ボーイング777F 9機 DHLアビエーション用の機材[5]

退役機材

  • ボーイング747-200
  • ボーイング747-200F
  • ボーイング747-200M
  • ボーイング747-200SF
  • ボーイング747-300
  • ボーイング747-300SF
  • ボーイング747-400BDSF
  • ボーイング747-400ERF

脚注

  1. Sobie, Brendan (2011年2月11日). Southern Air to start replacing 747 Classics with 747-400SFs (英語). Flightglobal.com. 2019年10月7日閲覧。
  2. AEI DELIVERS THIRD DHL B737-400SF 11 PALLET CONVERSION TO SOUTHERN AIR”. 2019年10月8日閲覧。
  3. Atlas Air Worldwide to Acquire Southern Air Holdings Inc. (英語). www.businesswire.com (2016年1月19日). 2019年10月7日閲覧。
  4. Southern Air Fleet Details and History”. www.planespotters.net. 2019年10月7日閲覧。
  5. Production List Search”. 2016年9月27日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年10月8日閲覧。
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