コナスビ
コナスビ(小茄子、学名:Lysimachia japonica)は、サクラソウ科オカトラノオ属の多年草[3][4][5][6]。
コナスビ | |||||||||||||||||||||||||||
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福島県会津地方 2019年7月上旬 | |||||||||||||||||||||||||||
分類(APG IV) | |||||||||||||||||||||||||||
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学名 | |||||||||||||||||||||||||||
Lysimachia japonica Thunb.[1] | |||||||||||||||||||||||||||
シノニム | |||||||||||||||||||||||||||
和名 | |||||||||||||||||||||||||||
コナスビ(小茄子)[3][4][5] |
特徴
茎は斜めに立ち、後に伸長して地を這い、長さ7-20cmになり四方に広がる。茎にはまばらに軟毛が生える。葉は対生し、葉身は卵形または広卵形で、長さ10-25mm、幅7-20mm、先端は短くとがり、基部は円形で長さ5-10mmになる葉柄がある。葉肉内にやや透明な腺点がある[3][4][5][6]。
花期は5-6月。花は黄色で、葉腋ごとに1個ずつつける。花柄は長さ3-8mmになり、花が終わると下方に曲がる。萼は深く5裂し、萼裂片は線状披針形で先端は鋭くとがり、長さは花冠とほぼ同長で、透明な腺点がある。花冠は径6-7mmで、深く5裂し、裂片は広卵形で先はとがる。雄蕊は5個、花柱は1個ある。果実は蒴果で径4-5mmの球形となり、下方を向き、まばらに長毛が生え、熟すと5裂する。種子は長さ約1mmの楕円形になり、稜があり、表面は黒色で密にこぶ状突起がある[3][4][5][6]。
花柄が長いものがあり、「ナガエコナスビ」として区別することがあるが、明確な差異は認められない[6]。
ギャラリー
- 花冠は5深裂し、雄蕊は5個、花柱は1個ある。
- 茎と葉柄に軟毛が生え、葉は葉柄をもって対生する。
- 萼は5深裂し、中に若い果実がある。
- 若い果実。
下位分類
脚注
- コナスビ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- コナスビ(シノニム) 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- 『山溪カラー名鑑 日本の野草』p.272
- 『山溪ハンディ図鑑1 野に咲く花』p.197
- 『新分類 牧野日本植物図鑑』p.921
- 『改訂新版 日本の野生植物 4』p.193
- ヒメコナスビ 「BG Plants 和名−学名インデックス」(YList)
- 『新分類 牧野日本植物図鑑』p.1502
参考文献
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