ゲルトルーデ・コーラー

ゲルトルーデ・ゴルナー＝コーラー（独: Gertrude Gollner-Kolar[† 1], 1926年1月23日 - 2014年12月22日）は、オーストリアの元女子体操競技選手[1]。2018年1月現在、オーストリア唯一の体操競技世界チャンピオンである[2][3]。

ゲルトルーデ・コーラー
選手情報
フルネーム 独: Gertrude Gollner-Kolar
日: ゲルトルーデ・ゴルナー＝コーラー
愛称 Trude（トゥルーデ）
国籍  オーストリア
生年月日 (1926-01-23) 1926年1月23日
生誕地  オーストリア
シュタイアーマルク州 グラーツ
没年月日 (2014-12-22) 2014年12月22日（88歳没）
死没地 ドイツ ベルリン
実績 五輪、世界選手権
代表  オーストリア
所属 ウニオン・グラーツ
獲得メダル
世界体操競技選手権
金1950 バーゼル段違い平行棒
銀1950 バーゼル跳馬
銅1950 バーゼル個人総合

経歴

1926年1月23日、ゲルトルーデ・コーラーはオーストリア共和国のシュタイアーマルク州グラーツで生まれた[1]。

1950年に開催された世界体操競技選手権バーゼル大会[4]に出場し、個人総合で銅メダル、跳馬で銀メダルを獲得[5]。段違い平行棒では金メダルを獲得した[5]。2018年1月現在、コーラーはオーストリアが生んだ史上唯一の体操競技世界チャンピオンである[2][3]。五輪大会には2度出場し、1948年ロンドン五輪の団体総合で6位[6]、1952年ヘルシンキ五輪の手具体操団体で9位[1]、団体総合では10位の成績を残した[7][8]。また、1949年から1954年までの間にオーストリア体操競技選手権で合計19個の金メダルを獲得している[3]。

コーラーは長期にわたる闘病生活を送った後[3]、2014年12月22日にドイツ連邦共和国ベルリンのトレプトウ＝ケーペニック区フリードリヒスハーゲンにある自宅で死去した[2]。オーストリア体操連盟は遺族に弔意を表した[3]。

脚注

注釈
  1. 2018年1月現在のドイツ語圏で主に使用されている発音にしたがうと、「Gertrude Gollner-Kolar」の日本語表記は「ゲアトルーデ・ゴルナー＝コーラー」になるが、日本では伝統的なドイツ語発音に基づく表記の方が一般的であるため、本項目では「ゲルトルーデ・ゴルナー＝コーラー」と表記する。

出典
  1. “ゲルトルーデ・コーラー”. Sports Reference LLC. 2020年4月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年1月14日閲覧。
  2. “Österreichs einzige Turn-Weltmeisterin Gertrud Gollner heute verstorben” (ドイツ語). GYMmedia.de (2014年12月22日). 2018年1月14日閲覧。
  3. Thomas Rathgeb (2014年12月22日). “Österreichs einzige Turnweltmeisterin verstorben” (ドイツ語). DailySports.at. 2018年1月14日閲覧。
  4. “BEST sports - Artistic Gymnastics World Championship - Basel 1950” (英語). BEST sports. 2018年1月14日閲覧。
  5. “Championnats du monde de gymnastique artistique 1950” (PDF) (フランス語). ルーマニア体操連盟. 2018年1月14日閲覧。
  6. “The Official Report of the Organising Committee for the XIV Olympiad” (PDF) (英語). The Organising Committee for the XIV Olympiad（ロンドン五輪組織委員会）. pp. 389-405 (1951年). 2018年1月14日閲覧。
  7. “Gymn Forum: 1952 Olympic Games, Women's Team” (英語). Gymn-Forum (2005年3月28日). 2018年1月14日閲覧。
  8. “Gymn Forum: 1952 Olympics, Women's Team Results by Gymnast” (英語). Gymn-Forum (2005年3月28日). 2018年1月14日閲覧。

関連項目

外部リンク
1950年代
1960年代
1970年代
  • 1970 カリン・ヤンツ
  • 1974 アネローレ・ツィンケ
  • 1978 マルシア・フレデリック
  • 1979 マキシ・グナウク / 馬燕紅
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
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